YOZAN、基地局「4.95G WiMAX」が「2.5G WiMAX」として機能するデュアル化対応終了
英国Airspan社WiMAX4.95GHz/2.5GHz基地局デュアル化対応のお知らせ
YOZANの4.95GHz帯域を使用するノマディック対応WiMAX基地局(以下、「4.95G WiMAX」)が、この度、英国Airspan社(以下、「エアスパン」)の協力のもと2.5GHz帯域を使用するモバイル対応WiMAX基地局(以下、「2.5G WiMAX」)としても使用できるデュアル化の準備を終了いたしましたのでお知らせいたします。
WiMAXの使命は国際標準規格による無線インタネットの提供であり、地球規模の無線インタネットの整備はあらゆる産業を活性化させ、かつ、私たちの生活を豊かなものに変化させて参ります。
当初WiMAXは、世界規模の無線環境を考慮し、2.5GHz帯、3.5GHz帯、5.8GHz帯の帯域を使用した標準化をフォーラムにて推進しておりましたが、それに加え、多くの米国機器メーカ、エアスパン、YOZANはWiMAXフォーラムにおける4.95G WiMAXの国際標準化を実現する作業に参加してまいりました。このWiMAXフォーラムでの活動は06年10月の各国ベンダーによる装置の相互運用と接続を確認するためのWiMAXプラグフェストを通過し、WiMAXメンバーカンファレンスへの報告が無事終了いたしました。これにより4.95G WiMAXは来年の標準化認証に向け大きく前進いたしました。
YOZANは、この流れを受け、エアスパンの全面的な協力のもと現在の4.95G WiMAX基地局にアンテナと追加ユニットのみで2.5G WiMAXとしても機能するデュアル化の対応の準備を終了いたしました。
今後当社は「4.95G WiMAXダイレクトサービス」と「BitStandサービス」(2.4GHzWiFi)に加え、2.5G WiMAXによるモバイルインタネット対応への準備も進めます。
また、Wave2のMIMOを搭載した2.5GHz帯、3.5GHz帯、4.95GHz帯をカバーするモバイルWiMAX用16eUSBプラグ(モバイルWiMAX受信機)の開発は予定通り進んでおり2007年2Qに準備が出来る予定となっています。
また、エアスパンに対しては、既存の契約に追加してWiMAX基地局の置局推進、及びネットワーク設計、構築のサポートを受ける等、総合的な関係の強化を行います。
(注)当社のWiMAXネットワークにおいて、WiMAX基地局に使用しておりますMicroMAX-SDRは、IEEE802.16e(モバイルWiMAX)に対応可能な高い機能を有し、IEEE802.16-2004(FixedWiMAX)で使用する256OFDMとIEEE802.16eで使用するOFDMAをサポートしています。
またネットワーク設計と構築は、IEEE802.16eでサポートされる4.95GHzと2.5GHzに対応して行われております。
現在開発中のIEEE802.16e用のUSB端末は、IEEE802.16eに準拠しており、Wave2対応MIMOを搭載した2.5G、3.5G、4.95G対応のトライバンド型です。
以上