マイクロメディア社「AutoPublisherServer」と連携
Adobe Illustratorでのサーバベース自動組版システムを発表
プリプレスに特化したコンテンツマネジメントサーバ
「DTPターボサーバー」のオプションとして搭載可能
QuarkXPress、InDesignに引き続きIllustratorに対応し
チラシ、カタログ、パンフレットなどに携わる印刷・デザイン会社のワークフローを大きく改善
株式会社ビジュアル・プロセッシング・ジャパン(略称:VPJ、本社:東京都渋谷区南平台町、Tel:03-5784-1180、URL:http://www.vpj.co.jp、代表取締役:三村博明)が販売しているSQLベースの画像データベースシステム「WebNativeVenture」がこの度マイクロメディア社の販売する Illustrator自動組版プラグイン「AutoPublisherServer」との連携を実現、Illustratorでのサーバベース自動組版システムを発表しました。
すでにVPJではQuarkXPressおよびInDesignに対応した自動組版のソリューションの販売を行なっています。今回利用頻度が非常に高く大変ポピュラーであるレイアウトソフトウエア「Adobe Illustrator」での自動組版に対応したことで、DTP業界で広く使用されている汎用アプリケーション全てでサーバベース自動組版が利用可能になりました。サーバでのデータ一元管理から拡張しており、今後は双方向でのデータ共有を可能にしていく予定です。
「WebNativeVenture」は、高度なデータ管理機能と柔軟なデータベース設計機能を装備したSQLベースのプリプレス向け画像データベースです。ファイルサーバ内の情報は全てデータベースとして検索を可能になります。画像情報はもちろん、キーワード付加や外部データベースの取り込みによる情報の付加が出来ます。印刷・デザイン業界で使用されるほとんどのファイルフォーマットに対応し、画像やレイアウトファイルは全てブラウザからのプレビュー、およびダウンロード・アップロードが可能です。サーバに一元管理された画像データベースから直接組版を行なうため、これまでの分業ワークフローは自動化され、時間とコストが大幅に削減されます。さらにインターネット経由でアクセスできることから、社内だけでなく他の事業所や外注デザイナーでもこのシステムを使用できます。
また自動組版のエンジンにはマイクロメディア社が販売する「AutoPublisherServer」を採用。過去に作成したデザインを元に簡単にテンプレートを作成することができ、自動テンプレート配置、自動分割、部分的な文字情報変更など、使い勝手が良くまたデザインの制限もない、自由度の高い自動組版エンジンです。
VPJが提案するサーバベース自動組版には、下記のようなメリットがあります。
1. DTP制作で使用される汎用アプリケーションすべてに対応
すでにVPJが販売しているQuarkXPress、InDesignに引き続きIllustratorに対応したことで、DTP制作で主に使用されている汎用アプリケーション全てに対応いたしました。専用ソフトウエアでの組版と比較し、多くのDTP制作部門がすでに導入している3ソフトウエアに対応したことで、システム導入・運用もしやすく、誰もが簡単にこの自動組版システムを利用することが出来るのが大きなメリットです。
2. Webベースの組版指示が可能
社外からもインターネット経由で組版指示が可能になるので、外注先から組版を行なったり、地方事業所が本社の画像データを利用して組版を行いチラシを作成するなどの作業もリアルタイムに、そして簡単に行なうことが可能です。
3. 画像/レイアウトデータのリンク(対応予定)
サーバで一元管理されているデータを利用しているので、画像データとレイアウトデータの内容が双方向にリンクします。レイアウト後にテキスト修正を加えるとデータベースに格納されている画像に反映し、逆に画像データのキーワードを変更すると、レイアウトデータに反映されます。このように、画像データとレイアウトデータがリンクすることで、テキストの反映し忘れや画像の差し替えミスなど、ありがちな人的ミスを防ぎ、ワークフローの効率化を高めます。
【サーバベースIllustrator自動組版のワークフロー】
1)テンプレート作成
あらかじめ必要なテンプレートをAdobe Illustratorを利用して作成します。
2)レイアウトしたい画像とテンプレートを指示
WebNativeVentureから画像とテンプレートを指示します。バスケットアイコンをクリックし、ショッピングバスケットに必要な画像、レイアウトを収集します。
3)「Illustrator組版ボタン」を押すと、画像に付加されている情報がTAB形式で書き出されます。TABファイルにはファイル名やファイルパス、組版したい情報が含まれています。
4)組版サーバ(AutoPublisherServer)はTABファイルの出力を監視しており、出力が確認されると組版を実行します。
5)組版終了後はファイルサーバに自動的に登録されるので、ブラウザからの組版確認やデータのダウンロードも可能です。
価格は、WebNative VentureサーバへのTABファイルインポートとTAB・CSVファイルエクスポートプログラム、List検索プログラムが合わせて30万円、自動組版エンジンであるAutoPublisherServerが価格未定、WebNativeオートモジュールが50万円です。
About VPJ...
コンテンツオーサリング環境を総合的にインテグレートするソリューションプロバイダとして1994年に設立。特にWindows、Macintosh、UNIXが混在するクロスプラットフォーム環境でのシステム構築、そして通信プロトコルやファイルフォーマットの違いから生じる問題の解決を得意としており、DTP、CG、ビデオと広がりを見せる画像を中心とするデジタルコンテンツ制作分野における豊富な経験とノウハウが特徴です。VPJの提供するシステムは主に制作のワークフローの構築に主眼を置いており、独自のワークフローアプリケーションとデータベース、インターネット等最新のITをベースに構築されております。これらのシステムは、テレビ局、CG/ビデオプロダクション、大手印刷会社、広告代理店、デザイン事務所等のコンテンツ制作市場で幅広く納入されています。
【主な商品】
◆印刷・出版システム事業部
・DTPターボサーバー(DTP業務に特化したコンテンツマネジメントサーバ)
・在版管理システム(大容量DVD-RAMライブラリを採用したフルデジタル時代の在版管理システム)
・リモートプルーフシステム(DTPターボサーバーを利用したプッシュ型PDF校正システム)
・PrintSure(サーバベースプレフライトソフトウエア)
・Uploader(アップロード専用ソフトウエア)
◆放送・映像システム事業部
・rush(分散レンダリング管理ソフトウエア)
・Shake(超高速デジタル合成・特殊効果ツール)
・FURNACE(ワイヤー消しや空舞台作成などの作業を簡単に実現するShakeプラグイン)
Algolith(ソフトウエアベースのアップ・ダウンコンバータ)
【会社データ】
・設立 1994年1月6日
・資本金 3,500万円
・売上高 8 億円 ( 2004年度実績)
【製品に関するお問い合わせ先】
・印刷・出版システム事業部
〒150-0036 東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル11階
Tel:03-5784-1180 Fax:03-5784-1184 URL:http://www.vpj.co.jp
【リリースに関するお問い合わせ先】
・コーポレイト本部 マーケティング担当 天野 美穂
Tel:03-5784-1183 Fax:03-5784-1184