PC・JAPAN有限責任事業組合の設立に関するお知らせ
当社は、平成17年8月11日付プレスリリース「MCJ、アロシステム社、シネックス社と一部資本提携を含む、共同購買・生産機構等の設立で合意」において、当社、アロシステム株式会社(代表取締役:大野三規、本社:大阪府大阪市、以下「アロシステム」)及び当社連結子会社である株式会社シネックス(代表取締役:関戸明夫、本社:東京都台東区、以下「シネックス」)の3社にて、共同企業連合体「PC・JAPAN」を設立し、稼動させる旨を公表しておりましたが、3社間の業務提携関係のより一層の強化並びに他のPC・PCパーツメーカーの参画を促進すること等を目的として、その運営母体となるPC・JAPANを有限責任事業組合(LLP)の形態により設立することを、本日開催の当社取締役会において決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.有限責任事業組合の概要
(1)名称:PC・JAPAN有限責任事業組合
(2)設立登記日:平成18年7月3日(予定)
(3)所在地:東京都千代田区岩本町二丁目12番5号
(4)常任組合員:
アロシステム株式会社
株式会社MCJ
株式会社シネックス
(5)代表組合員:アロシステム株式会社
(6)出資金:300万円
(7)出資比率:
アロシステム株式会社 33.3%(100万円)
株式会社MCJ 33.3%(100万円)
株式会社シネックス 33.3%(100万円)
(8)議決権比率:出資比率と同一
(9)事業内容:PC、PCパーツ、PC周辺機器等に関する仕入れ、物流、生産、商品企画、商品開発
(10)事業年度:4月1日~翌年3月31日まで
(11)組合員の役割:
アロシステム株式会社:PCファクトリーとして生産部門を担当
株式会社MCJ:PC製品のプロダクトマネジメントを中心とするマーケティング部門を担当
株式会社シネックス:マルチディストリビュータとして購買部門を担当
2.LLP設立の目的
「PC・JAPAN」構想は、当社、アロシステム及びシネックスの3社が、PC市場におけるそれぞれのアドバンテージを最大限に生かし、大量購買による部品購入コストの低減、物流一本化による生産性の向上、生産拠点集約による生産コストの低減、プロダクト開発集中化によるプラットフォーム等の共有によるコストの低減、品質の向上、技術力の向上を図ることにより他社製品との競争力を高めること、並びに日本国内におけるホワイトボックス市場を拡大させ、3社合計売上1,000億円超の企業連合体を構築すること等を目的として生まれました。
今回、上記目的の早期達成のためには、PC・JAPANの実体をより明確化させ、市場におけるPC・JAPAN名義での活動領域を拡大する必要があるとの認識に至りましたため、その推進母体となる運営機関を設けるべく本件組合の設立を決定いたしました。なお、本件組合設立後、他のPC・PCパーツメーカー等にもPC・JAPANへの参画を順次呼びかけていく予定であります。
3.LLP形態の採用理由
他の企業形態に比して、機関設計の柔軟性、意思決定の迅速性、利益配分の簡便性、構成員課税により純粋な利益追求が可能となる点等で優れるためです。
4.今後の日程
有限責任事業組合契約締結 平成18年 6月22日
有限責任事業組合設立登記 平成18年 7月 3日(予定)
5.今後の見通し
(1)本件組合の活動内容
本件組合は、独立組織として積極的に共同仕入、共同物流、共同生産等を行い、併せてPC・JAPANオリジナルブランドによる製品の開発及び販売等を企画してまいります。また、出資を伴う一般組合員の増員や、出資を伴わない賛助会員を各種パーツメーカーあるいはベンダーから募集し、PC・JAPAN構想に共鳴・参画するパートナーの継続的発掘を行ってまいります。
(2)業績への影響
本件組合の設立が当社連結業績に与える影響につきましては軽微であると見込んでおりますが、出資組合員の増員または組合規模の拡大等によって変更が生じた場合にはあらためてお知らせいたします。
以上