フューチャー、山陰合同銀行の電子稟議と営業支援システムを構築
フューチャー、山陰合同銀行にて電子稟議および営業支援システムの構築を開始
~融資業務の守りと攻めをITシステム融合のイノベーションで実現へ~
フューチャーシステムコンサルティング株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役会長兼社長:金丸恭文、以下、フューチャー)は、株式会社山陰合同銀行(所在地:島根県松江市、頭取:若佐博之、以下、山陰合同銀行)の電子稟議および営業支援システムの構築プロジェクトを昨年11月より開始、この程、設計を終え、開発に着手いたしましたことを発表します。
今回、フューチャーが構築を開始したのは、基幹系システムおよび融資支援システム(情報系)等とスムーズに連携して、案件情報登録から案件稟議の回付・決裁まで一貫した業務フローを実現する電子稟議および営業支援システムです。これは、『電子稟議』と『営業支援』を融合し一体化した、守りと攻めを兼ね備えるイノベーティブなシステムとなります。
山陰合同銀行は、稟議システムを中心とした融資関連業務(法人融資推進を含む)のシステム化による営業店事務の効率化、堅確化、標準化ひいては推進業務へのリソース投入増加を本システム導入の目的に掲げ、その効果として、(1)情報漏洩リスクの軽減(2)営業店事務の合理化、効率化、(3)期日管理等管理業務の厳正化、負担軽減、(4)融資事務レベルの標準化(5)融資申込へのクイックレスポンス(6)コスト削減(7)事務負担軽減による推進業務へのリソースの投入を期待します。
■本システムの特長
本システムの構築に際しては、フューチャーコンポーネントと呼ばれるフューチャーが独自に開発したアーキテクチャを採用し、短期開発・柔軟な機能拡張・システム間のデータ連携を実現いたします。一覧性・操作性の高いユーザインターフェースを実現するべく、ユーザ目線に立った画面レイアウト・表示項目の検討を徹底して実施いたしました。また、現場行員の率直な要望・期待等を収集し、本システムへの取り込みならびに導入効果を高めることを狙いに、営業店ヒアリングを実施しております。
本システムの特長として、以下、3点が挙げられます。
(1)電子稟議と営業支援のシステム融合
1)案件情報登録から案件稟議の回付・決裁まで一貫した業務フローを実現
2)融資総合ポータルを新設し、散在する融資関連システムの入り口を集約
(2)既存資産の有効活用と連携
1)現行の融資支援システム(情報系)のシステム基盤を有効利用した全体最適な基盤を構築
2)融資支援システム(情報系)とデータベースの共有等シームレスな連携を実現
(3)山陰合同銀行の中長期戦略を見据えたシステム
1)営業店ユーザからの様々な要望・改善点の反映及び柔軟に進化する余地を見越した設計
2)今後の富裕層向け取引推進強化・リテール強化等への対応も考慮した拡張性を確保
本システムは、山陰合同銀行が目指す“リレーションシップバンキング”に役立つITシステムであると確信しています。今後もフューチャーは、2007年4月のシステム最終稼動に向け、フューチャーの持つ豊富な金融の業務知識と最先端のIT(情報技術)を駆使してシステムの開発・テストを重ねます。
フューチャーは今後も広域地方銀行として更なる飛躍を目指す山陰合同銀行のパートナーとして、プロジェクトを推進する予定です。
