日産化学や丸紅など4社、日産アグリと三井東圧肥料の来年4月事業統合に合意
肥料関係会社の事業統合と子会社の異動について
日産化学工業株式会社(以下、日産化学工業)は、丸紅株式会社(以下、丸紅)、三井化学株式会社(以下、三井化学)及び三井物産株式会社(以下、三井物産)とともに、日産アグリ株式会社〔主な事業肥料の製造販売〕(以下、日産アグリ)と三井東圧肥料株式会社〔主な事業肥料の製造販売〕(以下、三井東圧肥料)を事業統合することで合意し、本日平成18年7月25日開催の取締役会において、「事業統合契約書」を締結することを決議いたしました。
1.事業統合の方法と日程
日産アグリが平成19年1月に、551千株の第三者割当増資を実施し、これを三井化学が315千株、三井物産が236千株を引き受けると同時に、日産アグリが三井東圧肥料の全株式を取得し、平成19年4月1日をもって日産アグリと三井東圧肥料が事業を統合致します。
2.子会社の異動
日産アグリが、平成19年1月に第三者割当増資を実施することにより、日産アグリへの当社の出資比率は、65%から42.4%となります。その他諸条件を勘案し、平成19年3月31日を以って、当社の連結子会社から持分法適用会社と致します。
3.事業統合の理由と経緯
食に対する消費者ニーズの多様化、農業経営規模の拡大、生産方式の合理化等、わが国農業構造の変化が加速するなか、日産化学工業、三井化学、丸紅、三井物産は、かねてより日産アグリと三井東圧肥料の事業統合について検討を進めてまいりましたが、統合により、
(1)日産アグリの即効性肥料「千代田化成」と三井東圧肥料の緩効性肥料「F(エフ)化成・生分解性硫黄コーティング化成」などの特長ある機能性肥料を品揃えすることで、お客様の多様なニーズに対応することが可能となる。
(2)販売、製造、研究開発、技術サービス、物流等あらゆる場面で相乗効果が発揮でき、且つ、効率性を高めて競争力を向上できる。
(3)国際的な原料需給のタイト感が高まるなか、三井物産の資本参加により肥料原料調達力をさらに強化することができる。
(4)事業活動における全ての機能を充実し、顧客対応力を高めることにより、市場で存在感のある総合肥料会社を構築できる。
と判断し、今回の契約締結に至りました。
4.統合会社の概要
※添付資料参照
5.日産アグリ株式会社の概要
※添付資料参照
6.今後の見通し
今回の第三者割当増資及び事業統合に伴う、平成19年3月期の連結業績に与える影響は軽微となる見通しです。平成20年3月期の業績見通しへの影響については現在策定作業中ですので、平成19年3月期決算発表時に公表させていただきます。
(ご参考)
《三井東圧肥料株式会社の概要》
・所在地 東京都中央区日本橋大伝馬町11番8号
・取締役社長 大西徳太郎
・設立年月日 昭和56年11月10日
・資本金 5億円発行済株式総数40千株
・株主構成 三井化学100%
・主な事業内容 肥料、合成培土等の製造・販売
・主な事業所 本社 〔東京〕
営業所 〔大阪、札幌、福岡〕
工場 〔北海道(砂川)、大牟田〕
・決算期 3月末日
・事業規模売上高 91億円、総資産77億円(平成17年度実績)
従業員数 59名(平成17年度末実績)
以上
