2006/07/31 新日鉄、鈴木金属と株式追加取得で連携強化

新日鉄、鈴木金属と株式追加取得で連携強化

鈴木金属工業株式会社との連携強化について


　新日本製鐵株式會社（所在地：東京都千代田区、社長：三村明夫）は、この度、 鈴木金属工業株式会社（以下、鈴木金属）が実施する第三者割当増資を引き受け、同社株の約１２％を追加取得することと致しました。

　鈴木金属は、現行当社がその発行株式の約２２％を保有し、自動車用ばね材分野を中心に当社から供給する線材の伸線加工・販売を行っている特殊鋼線のトップメーカーであります。

　現在、中国・アジアを始めとする世界の自動車需要の伸長に伴い自動車用ばね材の需要も大幅に増大しており、この様な需要の高まりの中、当社と鈴木金属は、商品開発等を始めとする連携を強化し、その需要の捕捉に努めてまいりました。
　かかる状況の下、鈴木金属は、自動車用ばね材の生産設備増強、及び品質向上対策のほか、先般発表した住友電工スチールワイヤー株式会社とのステンレス鋼線事業の合弁会社設立に向けた投資を計画しており、それらの投資金額の一部を第三者割当増資によって調達することを決定致しました。

　当社は、その割当増資を全額引き受けることによって、自動車用ばね材分野において拡大する需要を確実に捕捉しうる生産体制を整備し、かつ開発、技術及び人材面等における両社の一層の関係強化を図ることで、高級鋼分野における当社グループの競争力を確固たるものに出来ると考えております。

以上

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