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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2025'12.08.Mon
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2007'01.21.Sun

フィリップス、「HDMI 1.3」仕様をサポートする「ESDプロテクションチップ」を発売

*この報道用資料は、オランダ・アイントホーフェン(現地時間:2006年8月1日)にて発表された内容の抄訳です。

フィリップス、HDMI 1.3を完全にサポートする業界初の高度に統合されたESD プロテクションチップを発表

堅牢な対静電保護および超低ラインキャパシタンスをワンチップで実現


 ロイヤル フィリップス エレクトロニクス(NYSE:PHG、AEX:PHI、以下「フィリップス」)は本日、先頃公開されたHDMI(tm) 1.3 仕様をサポートする業界初のESD プロテクションチップを発表しました。HDMI(High-Definition Multimedia Interface(tm))は高品位コンシューマ エレクトロニクス機器向けのデジタル インターフェイスとして世界中で400社を超える企業が採用している規格で、今回フィリップスが発表し、すでにリリースされている完全に統合されたワンチップ ソリューションはハイレベルなESD 保護、バックドライブ保護、レベル シフトを内蔵し、最新規格のHDMI 1.3だけでなく前バージョンのHDMI 1.2を含む各規格をサポートしています。この新製品 Philips IP4776CZ38 チップは、超低ラインキャパシタンスを実現しているため、1080pをはじめとするビデオ フォーマットの高度な信号を確実に取り扱うことが可能です。

 HDMI 1.3によってメーカー各社は、数十億色のコンテンツをこれまでにない鮮やかさと精度で伝送・表示する次世代 HDTV、PC、DVD プレーヤー、ゲーム 端末を実現できるようになります。今日HDMI 1.3のようなインターフェイスの高速化と省スペース化のトレンドが融合した結果、90ナノメートル以下のプロセスで開発したICでは、基板レベルでのESD 保護が不可欠となっています。

 フィリップス セミコンダクターズのインテグレーテッド ディスクリート プロダクトライン担当インターナショナル プロダクト マーケティング マネージャ、ダーク・ウィットーフ(Dirk Wittorf)は次のように述べています。
 「止まることのない小型化への市場要求から、今日開発されているICは、チップサイズ、性能、低消費電力に対して最適化されており、対ESD性能へはされていません。結果としてICは低い電圧でさえも破壊されてしまう非常にデリケートなものとなってしまい、このためICの外部の基板レベルでのESD 保護が必要不可欠な要素になっています。
 当社の新しいESD プロテクションチップによって回路設計者の皆様はこのような問題に頭を悩ませる必要がなくなるだけでなく、ハイパフォーマンス、超低ラインキャパシタンス、HDMI 1.3準拠のすべてを完全に統合されたパッケージで提供するので、大幅なトータルコスト削減が可能になります。」

 Philips IP4776CZ38は4つのHDMI 伝送チャネル、I2C バス、CEC (Consumer Electronics Control)、HPD(Hot Plug Detect)ラインに対し、最大 8kV (コンタクト モード)のESD 保護能力を提供します。
 またIP4776CZ38はバックドライブ保護機能に加え、I2C、CEC、HPD信号用に4つの双方向3.3V - 5V レベル シフターを実装しています。
 トータルのラインキャパシタンスはわずか0.7 pFで、TMDS ペアに対して0.05 pF以下という卓越したキャパシタンスのマッチングを実現しています。

 またIP4776CZ38は20以上のディスクリートコンポーネントを1チップに統合しているので、回路基板設計者は基板スペースを節約できるだけでなくシステムのトータルコストを削減できます。さらに、そのパッケージデザインと超低ラインキャパシタンスによって、容易に余裕を持った基板レイアウトの設計ができるので、お客様は完全なプラット フォームをマーケットへ展開するまでの期間を短縮することが可能になります。業界をリードする複数のHDMI コンプライアンス センターでのテストにおいて、IP4776CZ38はHDMI 1.3が定める規格以上の周波数をサポートできることが実証されているので、各社の将来に向けたロード マップもサポートできます。


価格および出荷時期について
 Philips IP4776CZ38 ESD プロテクションチップはすでに全世界でリリースされています(価格は数量1万あたり$0.97USD)。ドイツ・ハンブルクのPhilips Semiconductors GmbHが開発・製造しているPhilips ESD プロテクションチップは、最高の製品品質と静電耐圧保護規格をサポートできるようにデザインされています。フィリップスはお客様向けに総合的な資料ならびにテクニカル サポートを用意していますが、これにはHDMI コンプライアンス テストの実施も含まれています。ODM/EMS パートナーと協業している、あるいは複数のサイトで開発・製造を行っているOEMのお客様に対し、フィリップスは複数サイト、世界複数地域のレベルでサポートを提供しています。


 フィリップスの ESD プロテクションチップに関するその他の詳細は下記のURLをご覧ください:
http://www.semiconductors.philips.com/pip/IP4776CZ38.html


ロイヤル フィリップス エレクトロニクスについて
 ロイヤル フィリップス エレクトロニクス (本社:オランダ、NYSE:PHG, AEX:PHI)は、世界有数かつまたヨーロッパ最大のエレクトロニクス企業であり、2005年の連結の売上は304億ユーロです。フィリップスはヘルスケア、ライフスタイル、テクノロジーという重なり合った3分野でのビジネスを、60ヶ国以上にわたって158,000人の従業員とともに展開しています。
 また、フィリップスは医用画像診断装置ならびに生体情報モニタリング装置、カラーTV、シェーバー、照明機器、シリコン・システム・ソリューションの分野における世界的なリーダーです。フィリップスからのニュースはhttp://jp.semiconductors.philips.com/でご覧になれます。


<読者からの問い合わせ先>
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン 半導体事業部
ホームページ:http://jp.semiconductors.philips.com/support/
メール:semiconductors.japan@philips.com



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