IIJ、「IIJ SMFサービス」の機能拡張し各種ネットワークサービスに対応開始
IIJ、「IIJ SMFサービス」の機能を拡張し、各種ネットワークサービスへの対応を拡充
- 新たに各種キャリアの閉域網サービスや、Yahoo!BB・CATVなどの他社ISPサービスに対応 -
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 幸一、コード番号:3774 東証マザーズ)は、8月3日より、IIJ独自のネットワークマネージメントソリューション「IIJ SMFサービス」(*1)の機能を大幅に拡張し、各種キャリアの閉域網サービスやDHCP型(*2)の他社ISPサービスへの対応を開始いたします。これにより、IIJ SMFサービスのネットワーク対応の幅が広がり、あらゆるネットワークサービスにおいて、設定作業の手間をかけることなく、SMFを利用した容易なネットワーク管理を実現します。
今回新たに追加する機能は、以下の通りです。
●管理用PPPoEアカウント設定機能を追加
通常のネットワーク接続に必要なPPPoEアカウントの設定以外に、新たに管理用PPPoEアカウントの設定機能を用意することで、各拠点のサービスアダプタ管理に特化したフレッツセッションの利用が可能となります。これにより、従来IIJ SMFサービスの適応が困難であったIP-VPNなど各種キャリアの閉域ネットワークの拠点においても、管理用のフレッツセッションを介して、容易にネットワークを設定・管理できます(*3)。
●DHCP型の他社ISPサービスに対応
動的IPアドレスを利用するDHCP型の接続サービスへの対応機能を追加することで、IIJ SMFサービスの対応ネットワークとして、Yahoo!BBやCATVなどの他社インターネット接続サービスの利用が可能となります。これにより、固定IPアドレスの接続サービスを利用する場合と比較して、安価にインターネットVPNを構築・管理することができます。
●Winnyフィルタ機能を追加(2006年10月対応予定)
各拠点のサービスアダプタ上で、Winny通信を検知し遮断する「Winnyフィルタ」の設定機能を新たに提供いたします。これにより、社内のWinny利用端末を排除し、お客様のセキュリティポリシーに合ったネットワーク管理を実現します。
●MACアドレスによるフィルタ機能を追加(2006年10月対応予定)
各拠点のサービスアダプタ上で、事前に登録されたMACアドレスのリストを元にアクセス制御を行う「MACアドレスリストベースフィルタ」を新たに提供いたします。これにより、登録のない不正なPCからの社内ネットワークへのアクセスを防御します。
従来IIJ SMFサービスでは、NTT東西地域会社のBフレッツおよびフレッツ・ADSL、アッカ・ネットワークスのADSL回線に対応し、主にインターネットVPNにおけるネットワーク集中管理を実現していましたが、今回新たに各種ネットワークサービスへの対応を強化することにより、IP-VPN等の閉域網を初めとした様々なネットワーク環境での集中管理が可能となります。また、今回のIIJ SMFサービスにおけるセキュリティ機能強化に加え、今後も更なるアプリケーション機能の拡張を行っていく予定です。
IIJでは、今後とも各種サービスの機能をより一層強化し、お客様にとって利便性の高いサービスを提供してまいります。
(*1)IIJ SMFサービス:IIJ独自の集中管理型ネットワークマネージメントシステムである「SMF」を基盤としたサービス。ネットワークの設定・管理・保守までを一元的に管理する。「SMF」は2006年3月に特許取得(特許第3774433号)。
(*2)DHCP:IPアドレスを固定的に割り当てるのではなく、ネットワーク接続時に自動的にIPアドレスを割り当てる仕組み。
(*3)IP-VPN等のアクセス回線として、NTT東西地域会社のBフレッツおよびフレッツ・ADSLを利用する場合のみ。
以上
