新日鉄、浅草寺宝蔵門の本瓦葺き屋根用としてチタン7トンを受注
浅草寺宝蔵門に新日鉄のチタンが採用
新日本製鐵株式会社(社長:三村明夫)は、建築物の屋根・外装へのチタンの適用・拡大を推進しておりますが、このほど浅草寺宝蔵門の本瓦葺き屋根用としてチタン7トン(約1080m2)を受注しました。チタンが本瓦葺きの屋根に採用されるのは初めてのことです。
今回の受注は、浅草寺宝蔵門の改修工事に伴うもので、耐震性や参拝客の安全性確保等の理由により、従来の瓦から、軽量で耐久性に優れる「新しい素材」チタンに葺き替えられることになりました。
チタンの採用につながった大きな要素のひとつは、(株)カナメが、チタン用に新たな金型を開発し、本瓦と同じ形状の「チタンの本瓦葺き」を初めて製造出来るようになったことです。
こうした良加工性チタンを適用した優れたデザインの屋根工法が実現することにより、これまで当社が進めてきた伝統的日本建築におけるチタン需要が拡大し、更にチタン建材が身近に感じられるようになることを期待しています。
<今回受注物件の概要>
・物件名:「浅草寺宝蔵門外部改修工事」
・場 所:東京都台東区浅草2-3-1
・施 主:宗教法人浅草寺
・設計・施工:清水建設株式会社
・屋根施工:株式会社カナメ
・施工面積:1080m2
・チタン使用量:7トン(アルミナブラスト仕上)
・完工予定:2007年6月末
