電通と電通テック、ソニー・クリエイティブプロダクツと資本・業務提携
株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツとの資本・業務提携契約締結に関するお知らせ
株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長:俣木盾夫、資本金:589億6710万円 以下「電通」)及び株式会社電通テック(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松井達二、資本金:26億5000万円 以下「電通テック」)並びに株式会社ソニー・カルチャーエンタテインメント(本社:東京都千代田区、代表取締役:榎本和友、資本金:1億円、以下「SCU」)及び株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ(本社:東京都千代田区、代表取締役:古川愛一郎、資本金:4億8000万円 以下「SCP」)は、平成18年7月25日付けで、キャラクター・マーチャンダイジング業界大手であるSCPの共同経営に関する資本・業務提携契約(以下「本契約」)を締結し、本契約に基づきSCPの普通株式と優先株式それぞれを、電通が116,400株と213,500株、電通テックが58,200株と106,700株を第三者割当増資により、平成18年9月1日付け(予定)で取得することになりましたので、下記の通りお知らせいたします。
記
1.本契約の趣旨
キャラクター・マーチャンダイジング事業は広告事業との親和性が高く、ヒットキャラクターを生み出す源泉やその獲得機会が多数存在していることもあり、電通及び電通テックにとっては大変有望な周辺市場と認識しています。
本契約の締結により、電通及び電通テックは、SCPのマーケティング力と流通ノウハウを取り入れ、キャラクター利用等に関する権利の販売先であるライセンシーとの関係を強化し、キャラクターライセンシング実務の機能を充実させます。さらに、電通、電通テック及びSCPの3社間で、プロパティ開発・調達、ライセンス業務、商品販売及びプロモーション開発機能などキャラクター・マーチャンダイジングに関する分業・協業を進め、電通グループのキャラクター・マーチャンダイジング事業の更なる強化を図ってまいります。
2.本契約の概要
本契約の内容として、電通、電通テック及びSCPの3社は、キャラクター・マーチャンダイジングにおける業務提携を行いました。
また、電通及び電通テックは、平成18年9月1日付け(予定)で、SCP普通株式と優先株式それぞれを、電通が116,400株と213,500株、電通テックが58,200株と106,700株を第三者割当増資により取得します。その結果、電通及び電通テックが保有するSCPの株式は、議決権比率で約14.99%、出資比率で約33.33%となります。
3.(株)ソニー・クリエイティブプロダクツの概要(平成18年3月31日現在)
資本金:4億8,000万円
発行済株式総数:989,600株
本社所在地:東京都千代田区六番町4番地5
設 立:1978年5月
株 主:株式会社ソニー・カルチャーエンタテインメント(100%)
従業員数:約70名
代表者:代表取締役 古川愛一郎
総売上高:74億4,600万円(平成18年3月期)
事業内容:キャラクターを中心とした国内外の著作物・商標などの知的財産を開発・使用し、さまざまなマーチャンダイジングやサービス分野へのトータルマーケティングを行うプロパティビジネスを展開。
<主なプロパティ>
「きかんしゃトーマス」「ピングー」「ディズニー・クラシックス」「ポストペット」など
4.今後の見通し
本件による電通の業績への影響は現時点では未定ですが、軽微なものと考えます。
以上