新東亜交易と大塚ベバレジとネスレ日本、自動販売機事業で提携強化
新東亜交易・大塚ベバレジ・ネスレ日本
自動販売機事業において提携強化
新東亜交易株式会社(東京都千代田区、社長:山田修一)、大塚ベバレジ株式会社(東京都千代田区、社長:平本忠晴)、ネスレ日本株式会社(神戸市、会長兼社長:ホセ・ロペス)の3社は、この度、飲料事業の更なる強化を目的として、新たな自動販売機事業に関する提携に合意致しました。
これにより、新東亜交易(株)と大塚ベバレジ(株)は、現在ネスレ日本(株)の100%子会社で自動販売機事業を行うネスレベンディング(株)の株式のそれぞれ50%と35%を取得いたします。ネスレ日本(株)は株式の15%を引き続き所有し、ネスレベンディング(株)は三社それぞれの強みを生かした事業展開に移行します。
株式譲渡手続き完了後、本年9月よりネスレベンディング(株)の経営は、新東亜交易(株)より派遣される経営陣があたります。ネスレベンディング(株)は自販機オペレーターとして、ネスカフェ缶コーヒー、及びポカリスエット・オロナミンC等大塚製品を軸に、他社ブランド製品も視野に入れ、市場ニーズに合わせて幅広く取り扱っていきます。
新東亜交易(株)と大塚ベバレジ(株)は、飲料・自動販売機事業において30年以上の取引関係にあり、また大塚ベバレジ(株)とネスレ日本(株)とは1990年以降、ネスカフェ缶コーヒー等の販売において提携関係にあります。また、新東亜交易(株)とネスレ日本(株)も1960年代から長年の取引関係にあります。
競争の激化する飲料業界にあって、それぞれ成長の機会を探っていた3社の方向性が一致し、今回の提携となったものです
新東亜交易株式会社概要
本社所在地 〒100-8383 東京都千代田区丸の内3-2-3
資本金 5億円
代表者 代表取締役社長 山田 修一
事業内容 商社(機械・金属・食料・資材等の国内取引並びに輸出入)
業 績 2252億円(2006年3月期 連結総売上)
新東亜交易は、自販機業界草創期より、飲料メーカーとオペレーターとのパイプ役をおこなってまいりました。今回の3社の連携を機軸に、他の飲料メーカー、オペレーターとも様々な連携を模索し、新たなビジネスモデルの構築を目指します。
大塚ベバレジ株式会社概要
本社所在地 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-9
資本金 6億4000万円
代表者 代表取締役社長 平本 忠晴
事業内容 清涼飲料及び嗜好飲料の製造・輸出入及び販売
業 績 450億円(2006年2月期)
大塚ベバレジとネスレ日本は提携事業の拡大を協議する中、ネスレ日本より自販機事業分野における提携強化の提案がありました。それを受け、新東亜交易を含めた3社で協議した結果、今回の自販機事業の提携合意に至りました。大塚ベバレジは、3社それぞれのノウハウを活用・補完しあう今回の提携により、飲料事業の更なる拡大を目指します。
ネスレ日本株式会社概要
本社所在地 〒651-0087 神戸市中央区御幸通7-1-15ネスレハウス
資本金 200億円
代表者 代表取締役会長兼社長 ホセ・ロペス
事業内容 国内のネスレグループ統括と飲食料品の製造・マーケティグ・販売
業 績 2500億円(2005年12月期連結総売上)
ネスレ日本はあらゆる形態でのネスカフェ製品の拡販を重要目標としており、なかでも液体飲料は主軸のひとつと位置付けています。今回の提携により、ネスカフェ缶コーヒー等の重要販売ルートである自販機チャネルにおいてより強力な販売体制が期待できます。 また、中身製品の研究開発、マーケティングへのこれまで以上の注力が可能となります。
【