日本コンピュウェア、機能テストツール「TestPartner 5.4日本語版」を販売
日本コンピュウェア、
機能テストツールの最新バージョン、
TestPartner 5.4日本語版を販売開始
~Microsoft Visual Studio 2005 Team Systemへの統合で品質および開発効率の向上を実現 ~
日本コンピュウェア株式会社(本社:東京都港区虎ノ門、代表取締役:梨澤利隆、以下コンピュウェア)は本日、機能テストツール「TestPartner 5.4(テスト パートナー)日本語版」(以下TestPartner)を販売開始することを発表いたしました。これにより、テストの自動化/効率化を一層促進し、アプリケーション品質の向上と確保を支援します。
スピード経営が志向される今日、ビジネス プロセス変更やリリース サイクルの短縮の重要性は高まりをみせています。そのような状況で、これに対応する企業のIT部門では、高品質かつ短期間でアプリケーション開発を実現するため、完全かつ徹底したテストソリューションが求められています。
今回、販売開始するTestPartnerは、アプリケーションの機能テストや回帰テストを効率よく実施する機能テストツールであり、Web、.NET、Win32、JavaおよびSAPで開発されたアプリケーションに標準で対応しています。TestPartnerは、GUI開発における単体テスト、機能テストやアプリケーション修正後の回帰テストを実施する結合テスト、さらにはパッチやOSの適用時やシステム構成の変更といった運用でのテストなど、ITライフサイクルマネージメントをカバーするテストソリューションです。
この最新バージョンにより、コンピュウェアの提供するアプリケーション品質向上ソリューションがより一層強化されることとなります。
また、TestPartnerはGUI操作をテスト スクリプトとして記録/再生することで、複雑な環境および繰り返し実施されるテスト作業に加え、コントロールや画像データなどの検証を自動化するだけでなく、テスト資産の一元管理とチーム内での共有をはかることができます。
これにより、開発者とテスト担当者間の情報共有が可能になり、技術者のスキルに依存することなくアプリケーションのテストを実施し、一定品質の確保を実現します。
マイクロソフト株式会社
執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長 鈴木 協一郎 様 のコメント
このたびの日本コンピュウェア株式会社様による「TestPartner 5.4日本語版」の販売開始、誠におめでとうございます。近年、企業の情報漏洩防止やシステムの安定稼動に対する意識の高まりから、ソフトウェアの品質に対する関心が高まっています。ソフトウェア開発においてもテスト工程の重要性が強く認識されつつありますが、テストツールを用いることによって、ソフトウェア開発者はアプリケーションの信頼性をより高め、顧客のニーズにより応えることができます。
「TestPartner 5.4日本語版」により、Visual Studio Team System を中核としたソフトウェア開発ライフサイクル(SDLC)への取り組みが加速するものと期待しています。
■TestPartner 5.4 日本語版の主な新機能
(1)Microsoft Visual Studio 2005 Team System(VSTS)への統合と.NET Framework 2.0に対応
VSTSとの統合によりツールメニューからTestPartnerの起動が可能になり、VSTSのテスト テンプレートに「Compuware Functional Test」として登録されます。また、VSTS環境からTestPartnerのスクリプトの編集、追加、実行ができ、テスト資産の参照およびテスト結果の確認が可能となります。これにより、テスト担当者と開発者が共同で作業できる環境を提供し、開発の早い段階で検証ができ、品質および開発効率の向上を実現します。対応するVisual Studioのエディションは、Visual Studio 2005 Team SuiteおよびVisual Studio 2005 Team Edition for Software Testersです。
(2)アクティブ データ ウィザード
アクティブ データ ウィザードは、従来TestPartnerが持つデータ ドリブン テストを強化するもので、外部データの利用やトランザクション毎の異なったデータセットが可能になります。また、テストスクリプトと外部データを関連付けての自動テストができるので、複雑なテストスクリプトを作成する必要がなくなります。
(3)テスト資産のインポートとエクスポート機能の追加
全てのテスト資産や、スクリプト、チェック、結果ログなど、テストの資産単位で、ウィザード機能を使い、XML形式でインポート/エスクポートすることが可能になりました。テスト資産の流用と保守を効率化します。
(4)その他
テスト結果のログに、詳細ページに加え、新たにサマリ ページが追加されました。
■TestPartner 5.4 日本語版の特長
(1)容易なテスト スクリプトの作成/修正
Visual Navigatorを使えば、実際に行うキーボード・マウス操作をテスト スクリプトとして記録します。
またスクリプト言語は、標準のMicrosoft Visual Basic for Application(VBA)を採用しているので、テスト スクリプトを自在にカスタマイズできます。
(2)正確なテストを実施するさまざまな機能
●チェック
検証ポイント「チェック」の設定で自動テスト中にコントロールや画像データなどを検証します。
チェックには以下の種類があります。
【チェックの種類】
・ビットマップ チェック:ビットマップの表示を確認
・テキスト チェック:ターゲット アプリケーションのテキストの内容を検証
・フィールド チェック:ウィンドウや領域内で選択した個々のフィールドに対し、日付や時刻の比較が可能
・内容チェック:テーブル コントロールとリスト コントロールの内容を検証
・プロパティ チェック:ウィンドウやWebページに表示されるコントロールのプロパティを検証
・クロック チェック:許容できる応答時間を設定し、その時間内にターゲット アプリケーションのタスクが完了するかを検証
●イベント
予期せぬ画面、エラー、動きが発生する可能性がある場合に、事前に対応処理をスクリプトに記述することでテストの中断をなくし、確実にスクリプトを再生します。
●オブジェクト マップ
Windowsオブジェクト名を簡略化し、わかりやすいエイリアスを割り当てます。オブジェクト マップに登録されると、スクリプト、チェック定義およびイベント定義でのそのウィンドウへの参照は、実際のアタッチ名ではなくエイリアスで行われます。
●データ ドリブン テスト
ユーザー登録やログインなど入力情報を持つ画面をテスト対象にした際、複数のデータをDB化し入力操作をスクリプトに反映し自動化することで、テストの効率化を実現します。
●結果ログ
自動テストの実行結果をサマリと詳細ページで提供します。詳細ページでは、テスト結果を合格/不合格で一覧表示し、不合格の箇所をダブルクリックすればその問題箇所の理由を提示します。
●テスト資産の一元管理とチーム内での共有が可能
アセット ブラウザの利用でスクリプト、チェック、オブジェクト マップ、イベントといったテスト資産を1つの画面から管理でき、アクセス権限の設定も可能です。
また、テスト資産を共有するリポジトリには、Oracle、MS SQL Server、MS MSDEおよびMS Accessが利用できます。
(3)DevPartnerファミリーとの連携でテストの効率/精度をアップ
実行時エラー検出やカバレッジ分析などの機能を持つDevPartner製品とTestPartnerを同時利用すれば、TestPartnerが回帰テストにより不具合が発生する時期を特定し、DevPartner製品が問題の原因箇所を特定します。
たとえば、DevPartner StudioやDevPartner Java Editionのカバレッジ分析と併用すれば、網羅率を意識したテストの実施が可能になります。
■テスト対象
・Webアプリケーション
HTML、DHTML、JavaScript
(対応コントロール).NET Webフォームコントロール、ActiveX、JSP、Servlet
・デスクトップ アプリケーション
.NET Windowsフォーム、Win32アプリケーション(VB4?6、VC++)、Java
(対応コントロール).NET Windowsフォームコントロール、ActiveX、Swing、AWT
・SAPアプリケーション
SAP 6.20/6.40 GUI for Windows、SAP 6.20 GUI for HTML
・Unifaceアプリケーション
*Unifaceはコンピュウェアが提供する統合開発環境です。
■出荷開始と標準価格
出荷開始:2006年8月3日
標準価格:935,000円* (税込み価格:981,750円)
*1コンカレント ライセンス 初年度保守料込み
*コンカレント ライセンスは、同時アクセス ユーザー数に基づくライセンス体系です。
TestPartner 5.4 日本語版の製品情報は ⇒
http://www.compuware.co.jp/products/testpartner/
TestPartner 5.4 日本語版の詳細な動作環境情報については ⇒
http://www.compuware.co.jp/products/testpartner/tes_system.html
<コンピュウェアについて>
コンピュウェア コーポレーション (NASDAQ: CPWR) は、企業経営とIT資産価値の最大化を支援するためのソフトウェアとサービスを提供する世界的なリーディング カンパニーです。コンピュウェアのソリューションは、開発期間の短縮、品質の向上、ビジネスを支えるアプリケーションのパフォーマンス強化を実現します。
1973年に設立されたコンピュウェアは、Fortune 100社中95%以上を含む世界23,000社の大手企業のビジネスに貢献しています。
コンピュウェア本社の企業情報は ⇒ www.compuware.com/
<日本コンピュウェアについて>
日本コンピュウェア株式会社は、米国コンピュウェア コーポレーションの日本法人として1992年に設立され、コンピュウェアの製品およびサービスの日本市場における販売とサポート・各種サービスの提供を行なっています。
日本コンピュウェアの企業情報は ⇒ www.compuware.co.jp/
以上