武田薬品、欧州において2型糖尿病治療薬「Competact」の販売許可を取得
欧州における2型糖尿病治療薬Competact(TM)(アクトスとメトフォルミンの合剤)の販売許可取得について
当社の100%子会社である武田グローバル研究開発センター(欧州)株式会社(英国・ロンドン、以下「TGR&D(EU)社」)は、7月31日、欧州委員会より、アクトス(一般名:塩酸ピオグリタゾン)15mgとメトフォルミン850mgの合剤である2型糖尿病治療薬Competact(TM)の販売許可を取得しました。TGR&D(EU)社は、2005年2月28日に欧州医薬品審査庁(EMEA)に対し、本剤の販売許可を申請し、2006年6月2日には、欧州医薬品評価委員会(CHMP)において許可を推奨する肯定的な意見が採択された旨の通知を受けていました。
Competact(TM)は、2型糖尿病患者に特徴的な病態であるインスリン抵抗性を改善するアクトスと、主に肝臓での糖産生を抑制するメトフォルミンという作用機序の異なる糖尿病治療薬の合剤です。
当社医薬開発本部長 宮本政臣は「Competact(TM)の販売許可取得により、医療従事者の方々および2型糖尿病患者さんに新たな治療オプションを提供できることを嬉しく思います。今回の承認はアクトスの製品価値最大化と欧州市場における当社の糖尿病領域フランチャイズ強化につながるものです」と述べています。
Competact(TM)について
組成:一錠あたり、ピオグリタゾン15mgと塩酸メトフォルミン850mgを含有
効能・効果:特に肥満を有する2型糖尿病患者で、最大投与可能量のメトフォルミン単独投与で十分に血糖コントロールができない場合
用法・用量:通常、ピオグリタゾン30mg/塩酸メトフォルミン1700mg (Competact(TM)錠 x 2回/日)
以上