ノザワ、FCB軽量盛土保護壁「e‐moブロック」を発売
~押出成形セメント板の素材感と機能性を生かし、景観土木を演出します~
FCB軽量盛土保護壁「e‐moブロック」を8月より発売
傾斜地での人力施工を可能にし、経済性・安全性を追及しました。
株式会社ノザワ(本社:神戸市中央区浪花町15番地)は、FCB軽量盛土(気泡混合軽量土)の保護壁として、押出成形セメント板「e‐moブロック」を発売します。
「e‐moブロック」は、押出成形セメント板の持つ素材感と機能性を生かし、単位面積当り約30kg/枚で、支柱鋼管との一体構成により、施工の効率化を図りました。従来は、クレーン等の重機を使いH鋼支柱を建込み、保護壁を取付けていますが、公共工事の縮小・コスト削減の影響を受けて、経済的かつ安全性の高い保護壁が求められています。「e‐moブロック」は、施工重機を使わない為、急傾斜地での人力作業が可能となり、盛土工事全体のコスト低減に貢献します。
当社では、FCB工法の保護壁として「e‐moブロック」を、8月より全国でPR活動を開始し、10月より出荷対応することで、平成18年度半期3,000m2、平成19年度は30,000m2の販売数量を見込んでおります。気泡混合軽量盛土工法(FCB工法)は、軽量性、流動性、硬化後の自立性などに優れており、構造物への土圧軽減、軟弱地盤での盛土荷重軽減、地すべり対策や狭小部での拡幅盛土、鉛直盛土として多方面で採用されており、経済的かつ環境対応型の工法として注目されています。
当社は1970年より押出成形セメント板「アスロック」を製造、販売し、建築分野では外壁・間仕切壁として押出成形セメント板業界のトップシェアを堅持してまいりました。土木分野では、軽量盛土(FCB・EPS)の保護壁「NLBパネル」をはじめとして、鉄道・道路の遮音壁や、トンネル天井板「T‐NAC」を販売しております。今後、ますます土木分野への商品・工法開発に力を置き、環境保全を主眼に、社会との共存を求め、安定的な商品供給を行って参ります。
<特 徴>
1.人力施工
急傾斜地での施工を考慮し、単位面積(0.5m2)あたり約30kg/枚と軽量です。(施工重機不要)
また、FCB打設側からの組立て作業となり、仮設足場が不要です。
2.組積工法
e-moブロックは、支柱鋼管との一体構成により側圧に対する剛性を確保しております。
中空断面(ホール)に専用金物(コネクトセパ)を挿入し、ブロック間を連結して積み上げていく、新開発ホールコネクション工法(特許出願中)を採用しております。
3.壁面意匠
押出成形セメント板の特長である、平滑な面精度とシャープな表面に加え、縦目地を強調したVラインを設けたことでダイナミックな壁面を実現しました。
4.工期短縮
e-moブロック取付金物は、溶融亜鉛メッキ処理(HDZ35)をして、防錆効果を上げております。
組立て作業は、無溶接によるボルト接合となり、天候に左右されず、総合的な工期の短縮及び施工の合理化が図れます。
<対 象>
国土交通省、NXCO(旧JH)、各自治体(県土木)、各鉄道会社など
<積算価格>
e‐moブロック厚50mm×高さ500mm×幅1000mm:5,700円/m2(材料費)
<販売目標>
平成19年度:30,000m2
平成20年度:40,000m2
平成21年度:50,000m2
<会社概要>
株式会社ノザワ (大証2部上場)
本 社:兵庫県神戸市中央区浪花町15番地
資本金:24億4900万円
代表取締役:野澤 俊也
事業概要:押出成形セメント板「アスロック」「NLBパネル」他
不燃建材の製造・加工・販売