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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2025'03.16.Sun
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2007'01.24.Wed

フィリップス、半導体事業部「フィリップス セミコンダクターズ」をファンド3社に売却

フィリップス、半導体事業部(フィリップス セミコンダクターズ)の大部分を
KKR社、SILVER LAKE社、ALPINVEST社で構成された
プライベート・エクイティ・コンソーシアムに売却


 ロイヤル フィリップス エレクトロニクス(NYSE:PHG、AEX:PHI、以下「フィリップス」)は本日、Kohlberg Kravis Roberts&Co社(KKR)、Silver Lake Partners社、AlpInvest Partners NV社(以下、総称して「コンソーシアム」)との間で、同社の半導体事業部(以下「フィリップス セミコンダクターズ」)の売却に合意したことを発表しました。これにより、同コンソーシアムはフィリップス セミコンダクターズ株式の80.1%を取得し、フィリップスは残りの19.9%を保有することになります。

 フィリップス セミコンダクターズ売却の取引額は合計83億ユーロで、内訳は売却額が34億ユーロ、債務およびその他の負債が40億ユーロ、フィリップスの残りの株が9億ユーロとなっています。最終的にフィリップスが受け取る現金収入は、税金および取引関連費用を差し引いたおよそ64億ユーロになります。政府および法定の承認を含む最終的な条件の処理後、取引は2006年第4四半期完了の予定です。

 フィリップス セミコンダクターズはモバイル通信、コンシューマ・エレクトロニクス、デジタル・ディスプレイ、コンタクトレス支払いおよびコネクティビティ、自動車内エンターテイメントおよびネットワーク用のシリコン・システム・ソリューションのリーディング・サプライヤで、2005年度の売上は46億ドルでした。フィリップス セミコンダクターズは現在、全世界で約3万7千人の社員からなる企業です。

 本日の発表に際し、フィリップス社長兼CEOのジェラルド・クライスターリー(Gerard Kleisterlee)は次のように述べています。
 「今回の取引は当社と当社の半導体事業の将来を左右する非常に大きな出来事です。独立した企業として、今後フィリップス セミコンダクターズは、あらゆる場面で将来性を完全に生かせるようになり、私たちは強力なパートナーと企業理念を分かち合えることを非常に心強く思っています。ビジネス・パートナーとして、これからも私たちは将来のビジネスの成功に向けて確固とした協業態勢を維持していきます。一方、フィリップスとして、循環的な取り組みの移行がほぼ完了し、卓越した‘センス&シンプリシティー’というブランド・イメージを基盤に、医療およびライフスタイルの分野でこれまで以上に強力な企業作りへ全力で集中できる態勢が整いました。」

 今回の取引の完了に伴い、現在フィリップスの取締役ならびにフィリップス セミコンダクターズのCEOを兼務しているフランス ファン ホーテン(Frans van Houten)は現職を辞し、あらためて独立したフィリップス セミコンダクターズの社長兼CEOに就任します。またフィリップス セミコンダクターズの独立後に変更される社名も今後発表する予定です。

 本日の発表についてファン ホーテン氏は次のように述べています。
 
 今日KKR社、Silver Lake社、AlpInvest社と最終合意に達したことで、新しい半導体企業の今後の成長と、独立企業としての競合活動の基盤が確立されました。独立後も強力なR&D(研究開発)能力および広範囲にわたる知的財産を背景に、4つの主要分野――モバイル&パーソナル、ホーム、オートモーティブ&アイデンティフィケーション、マルチ・マーケット・セミコンダクターズ――に重点を置き、強化していきたいと考えています。
 現在ビジネスを移行させるプロジェクトを実行していますが、これからも引き続き移行の成功に向けて全力を尽くしていきます。」

 フィリップス セミコンダクターズを取得したコンソーシアムは、世界で最も豊富な経験を誇るプライベート・エクイティ投資企業の1社であるKKR、ハイテク分野に重点を置き、この分野をリードするプライベート・エクイティ投資企業の1社であるSilver Lake社、オランダを拠点としてグローバルにビジネスを展開しているプライベート・エクイティ投資大手のAlpInvest 社で構成されています。ハイテク分野でのバイアウトにおける各社の卓越した経験とノウハウは、米SunGard Data Systems Inc.社のバイアウトやシンガポールAvago Technologies Ltd.社のバイアウトなどで実証されています。

 KKR社のヨハネス・フス氏(Johannes Huth)は次のように述べています。

 「今回投資を行い、同社の卓越したマネージメント・チームと協業できることを大変嬉しく思っています。私たちのコンソーシアムならびに1投資家としてのフィリップス社の支援を基盤に、今後も同社は優れた革新性を進め、お客様のビジネスの成長をサポートする最先端のソリューションと製品を提供していくことになるでしょう。」

 Silver Lake Partners社のマネージング・ディレクタ、イーゴン・ダーバン氏(Egon Durban)は次のように述べています。

 「フィリップス セミコンダクターズ社は、大きな成長と成功を実現できる絶好のポジションにあると思います。私たちはパートナーとして同社のマネージメント・チームと協業し、今後も革新的なテクノロジーの提供ならびに既存のマーケットと新しいマーケットへの確固とした姿勢を通じて、お客様へ高い価値を提供していきたいと考えています。」

 今回の取引における同コンソーシアムの財政面でのバックアップはCredit SuisseとBank of Americaが行っています。またABN Amro社はアドバイザとしての役割を果たし、法務についてはClifford Chance社およびSimpson Thacher&Bartlett社がアドバイスを提供しています。

 今回の発表に関するその他の詳細は弊社Webサイト www.newscenter.philips.com をご覧ください。

 また、今回の発表に関するプレス・カンファレンスの模様は www.philips.com/webcast で公開します。
 本ウェブキャストは2006年8月4日10時(CET:中央ヨーロッパ時間)にライブで公開した後、リプレイを公開します。アナリスト向けカンファレンス・コールおよび音声によるウェブキャストは2006年8月4日11時30分(CET)から www.philips.com/investor で公開します。


KKR社について
 KKR社は世界最古の歴史と豊富な経験を誇るMBO(Management Buy-Outs: マネジメント・バイアウト)に特化したプライベート・エクイティ投資企業で、ニューヨーク、メロンパーク、カリフォルニア、ロンドン、パリ、香港、東京にオフィスを展開しています。過去一年間、同社はハイテク分野の企業に10億ドル以上の投資を行っていますが、これにはハイテク分野へのプライベート・エクイティ企業の投資としては過去最高となるSunGard Data Systems社およびAvago Technologies社(それぞれ取引額は118億ドル、28億ドル)の投資が含まれています。ハイテク業界に対するこれまでの同社の投資先にはAmphenol社、RELTEC社、Wincor Nixdorf社、Tenovis社、Zhone Technologies社の各社、またFlextronics International Ltd社のソフトウェア開発/ソリューション事業(現在保留中)などが含まれています。過去30年間、同社は141件を超える投資取引を行い、総投資額は2130億ドルに上ります。
 ヨーロッパではVendex社、AVR社、VNU社、SBS Broadcasting社、Newsquest社、Willis Group社、Wincor Nixdorf社、Legrand社、FL Selenia社、ATU社、MTU社を含む計20社に59億ドルの投資を行っています。その他の情報についてはWebサイトwww.kkr.comをご覧ください。


Silver Lake Partners社について
 ハイテク業界およびハイテク関連の成長分野への大規模投資に重点を置き業界をリードしているプライベート・エクイティ投資企業であるSilver Lake Partners社は、経験豊富な業界関係者の戦略的な洞察、世界トップレベルのマネージャの運用能力、統制されたプライベート・エクイティ投資家の財務的なノウハウに基づいた投資により、卓越したROI(投資対効果)を実現する投資活動を展開しています。具体的に、同社は世界をリードするハイテク・フランチャイズの経営者層にとっての付加価値的なパートナーとして機能することをミッションとしています。同社のポートフォリオには、Avago社、Flextronics社、Gartner社、Instinet社、NASDAQ,Network General社、Seagate Technology社、Serena Software社、SunGard Data Systems社、Thomson社、UGS社をはじめとするハイテク業界のリーダー企業が数多く名を連ねています。その他の情報についてはWebサイトwww.silverlake.com をご覧ください。


AlpInvest Partners NV社について 
 AlpInvest Partners社は世界最大のプライベート・エクイティ投資企業の1社として、現在300億ユーロ相当の資産を管理しています。これらのファンドのおよそ80%は同社のグローバルなプライベート・エクイティ・ファンドで、残りの20%は欧米において直接共同投資しています。現在、同社はアムステルダムおよびニューヨークに56名の投資プロフェッショナルを擁しています。同社の株主・主要取引先は年金基金の世界最大手2社ABP社およびPGGM社で、管理している資産総額はABP社が1920億ユーロ、PGGM社が710億ユーロに上ります(2005年12月現在)。
 その他の情報についてはWebサイト www.alpinvest.com をご覧ください。


ロイヤル フィリップス エレクトロニクスについて
 ロイヤル フィリップス エレクトロニクス(本社:オランダ、NYSE:PHG,AEX:PHI)は、世界有数かつまたヨーロッパ最大のエレクトロニクス企業であり、2005年の連結の売上は304億ユーロです。フィリップスはヘルスケア、ライフスタイル、テクノロジーという重なり合った3分野でのビジネスを、60ヶ国以上にわたって158,000人の従業員とともに展開しています。また、フィリップスは医用画像診断装置ならびに生体情報モニタリング装置、カラーTV、シェーバー、照明機器、シリコン・システム・ソリューションの分野における世界的なリーダーです。
 フィリップスからのニュースはhttp://jp.semiconductors.philips.com/でご覧になれます。


お問い合わせ先
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン 半導体事業部
ホームページ:http://jp.semiconductors.philips.com/support/
メール:semiconductors.japan@philips.com

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