NTTコム、9月からベトナムで国際IP-VPNサービス「MPLSタイプ」を提供開始
ベトナムでの国際IP-VPNサービス(MPLSタイプ)の提供について
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)とベトナム最大の国際データ通信キャリアVietnam Datacommunication Company (本社:ハノイ、ベトナム、略称:VDC)は、ベトナムにおける国際IP-VPNサービス「ArcstarグローバルIP-VPNサービス(MPLS*1タイプ)」の提供を平成18年9月より開始することで合意しました。ベトナム国内のハノイにIP-VPN通信設備を両社で協力して設置し、ベトナム初の日系通信キャリアが提供する国際IP-VPNサービス(MPLSタイプ)を開始します。
NTT ComとVDCは、すでに共同でベトナムにおける国際フレームリレーサービスなどを提供中ですが、今回IP-VPNサービス(MPLSタイプ)提供についても協力し、ベトナムにおける顧客へのニーズ対応力の向上をはかります。
ベトナムは、政治的・社会的にも安定しており、かつ質の高い労働力が豊富なことから、昨今多くの多国籍企業が進出しています。日系企業も、すでに約500社*2が進出しており、MPLS技術を用いた高セキュリティ、高速、高品質な国際IPプライベートネットワークサービスの要望が高まっています。今後はベトナムにおいても「ArcstarグローバルIP-VPNサービス(MPLSタイプ)」の利用が可能となり、日系企業を始めとするお客さまの高まるニーズにお応えします。
*1 MPLS (Multi Protocol Label Switching):IPパケットにラベルを付加して高速伝送する技術。転送先の決定にIPアドレスではなく付与したラベルを用いることにより、複数のお客さまのIPアドレス体系を区別して取扱うことができ、IP-VPNを実現する事が可能となります。
*2 :ハノイ日本商工会、ホーチミン日本商工会調べ
■VDC社について
ベトナムの国内・国際データ通信、国際インターネットサービスの最大手キャリア。ベトナム郵電省(MPT: Ministry of Posts and Telematics)直轄のベトナム郵電公社(VNPT: Vietnam Posts and Telecommunications Corporation)の子会社である。