ディー・ディー・エス、「指紋認証エンジンUB-Safe」をICカードシステム向けに供給開始
「指紋認証エンジンUB-Safe」をバイオメトリクス対応ICカードシステム向けに技術供与
バイオメトリクスのリーディングカンパニーを目指す株式会社ディー・ディー・エスは、より高度なセキュリティレベルを実現するソフトウェアから構成される「指紋認証エンジンUB-Safe」を、新たにバイオメトリクス対応ICカードシステム向けにも供給を開始しました。
今回、西日本電信電話株式会社(以下、NTT 西日本)と株式会社エヌ・ティ・ティ・カードソリューション(以下、NTT カードソリューション)の協力を得て、当社の「指紋認証エンジンUB-Safe」を、株式会社ネット・タイム(以下、ネット・タイム)が提供するIC カード等の認証デバイスを利用したPC セキュリティ製品「ARCACLAVIS Revo(アルカクラヴィスレボ)」に組み込んだ新製品『ARCACLAVIS Revo+(Plus)(アルカクラヴィスレボプラス)』がネット・タイムから8月11日より販売されます。
NTT西日本はセキュリティポリシーの策定やセキュリティ監査、不正アクセス対策などの「トータルセキュリティサービス」を提供してきました。またNTT カードソリューションは、ICカードの製造・発行・アプリケーション開発等のノウハウを基に、入退室システム、ICカードを利用したPCセキュリティシステムや社員認証システムなどのカードビジネスソリューションを提供してきました。
「バイオメトリクス対応ICカードセキュアシステム<ARCACLAVIS Revo+(Plus)>」は、IC カード等の認証デバイスを使用し、PC へのログイン認証、データファイルの暗号化等を行う総合PC セキュリティ商品「ARCACLAVIS Revo」に、「バイオメトリクス対応IC カードセキュアシステム指紋認証API for DDS』を組み込んだ製品、つまり指紋認証が+(プラス)された製品です。
NTT西日本及びNTT カードソリューションは、「周波数解析法」を用いたディー・ディー・エスの優れた指紋認証技術を高く評価し、今回の採用につながりました。
「バイオメトリクス対応ICカードセキュアシステム」は、ディー・ディー・エスのバイオメトリクス方式とNTTグループで開発したマルチアプリケーション対応ICカード「ELWISE-CARD(エルワイズカード).」を組み合わせることにより、ICカードを所持している本人性の特定を強固にすることで、セキュリティの高いシステム環境を実現します。
セキュリティニーズの高まりを受け、様々な分野に供給拡大
IT化やブロードバンド化が急速に進展する中、企業や自治体における情報漏えい事件が多発しています。個人情報保護法の施行もあり、情報セキュリティ対策に不安を抱える企業・自治体は対策を講じることが急務になっています。
こうした状況を背景に、ディー・ディー・エスは独自の高い技術力によって開発した「指紋認証エンジンUB-Safe」を、様々な分野に供給していく考えです。
今回のICカード分野への供給開始は、その市場性から今後の高い成長性、将来性が見込まれます。
「指紋認証エンジンUB-Safe」の供給に関する進捗状況は、順次お伝えして行きたいと考えております。
本技術供与の結果が、当社の今期業績に与える影響は未定です。
また、現時点では今期の業績予想の変更はありません。
以上
※「ELWISE-CARD(エルワイズカード)」は日本電信電話株式会社の登録商標です。