新キャタピラー三菱、第三次排出ガス規制に対応した中型ブルドーザを発売
第三次排出ガス規制に対応した中型ブルドーザを新発売
新世代環境対応型エンジン「ACERT(R)」を搭載
新キャタピラー三菱株式会社(本社:東京都世田谷区用賀4丁目10-1、社長:広瀬 正典、資本金:231億円)は、第三次排出ガス規制に対応する新世代環境対応型エンジン「ACERT」を搭載する中型ブルドーザCAT(R)D6R SERIESIIIを本日から発売します。高い生産性とスムーズな操作性で好評を博したCAT D6R SERIESIIのモデルチェンジ機で、車両転倒時にオペレータを保護するROPS/FOPS※1・2構造キャブを新たに標準装備したほか、足回りの磨耗寿命を大幅に延長する新開発のアタッチメント「ローリングブッシュ・トラック」を採用するなどして、ワンランク上の環境性能や安全性、操作性、サービス性を実現したのが特長です。
※1 ROPS:Rollover Protective Structure(転倒時運転者保護構造)の略
※2 FOPS:Falling Object Protective Structure(落下物保護構造)の略
CAT D6R SERIESIIIの主な特長は次の通りです。
1.「ACERT」エンジン搭載
(1)最先端のエレクトロニクス技術を駆使し、燃焼行程を効率的に制御することで、排出ガスを飛躍的にクリーンにしたキャタピラー社の新世代環境対応型エンジンを搭載。これによりオフロード法※3および国土交通省の第三次排出ガス規制に対応します。
(2)電子制御により、1000万通りの噴射パターンの中から最適な量とタイミングで燃料を噴射。また、多段噴射によって燃焼温度を抑制、一酸化炭素(CO)や窒素酸化物(NOx)など排出ガス中の有害物質も大幅に低減します。
※3 オフロード法:特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律
2.安全性、経済性を向上
(1)万一の際にオペレータを保護するROPS/FOPS構造キャブを標準装備。また、乗降時などに身体がレバーに触れてしまった場合の作業装置の誤動作を防止する作業装置ロックスイッチを、従来のロータリ型からワンタッチで切替可能なロッカー型に変更し、より操作しやすい右前方の作業機レバー横へ移設しました。
(2)足回り全体の磨耗を最適化し、磨耗寿命を大幅に延長する新開発のアタッチメント「ローリングブッシュ・トラック」をシングルグローサシュー装着車にオプション設定。最もコストのかかる足回りのオーバーホールのインターバルを延長して、稼働コストを低減します。
3.最先端の操作性、サービス性を実現
(1)実績があり、操作性にも定評のある電子制御式ディファレンシャルステアリングを全車に採用。フルタイムで左右の足回りを駆動し、牽引力を減らすことなく常に良好なステアリング操作が可能です。
(2)ハイドロリックオイルフィルタを外部からアクセス可能にするなど、サービス個所へのアクセス性の向上をはかっています。また、パワートレインオイルフィルタをカートリッジ式に変更し、交換作業を容易にしました。
4.CAT D6R SERIESIIIの主な仕様
※添付資料参照
5.標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し)
CAT D6R SERIESIIIブルドーザ(湿地車) 30,900,000円
CAT D6R SERIESIIIブルドーザ(乾地車) 30,750,000円
6.目標販売台数 年間 130台
以 上