日本アジア投資子会社など、技術開発型ベンチャー特化のファンド運営でLLPを設立
当社子会社JAICシードキャピタル株式会社の業務提携について
先端科学技術エンタープライズ株式会社とシード段階にある技術開発型ベンチャーに特化したファンドの共同運営を目的としたLLP(有限責任事業組合)を設立
この度、当社の100%子会社であるJAICシードキャピタル株式会社(以下、JSEED)が、先端科学技術エンタープライズ株式会社(以下、ASTEC)と「Xseed Partners(エクシード・パートナーズ)有限責任事業組合(LLP)」を設立し、共同でシード段階における技術開発ベンチャー企業への投資に特化したファンドの設立を目指すことと致しました。
高い技術力を持つベンチャー企業がもたらすイノベーションは、技術立国たる日本経済の今後に大きく貢献するものと期待されていますが、そのシード段階においては経営人材の不足やリスクマネーの不足等の要因により、成長段階に進む技術ベンチャー企業は極めて限定されているのが現実です。当社グループは、シード段階からの積極的な投資活動及び効果的なインキュベーション活動を行い、そのポテンシャルを十分に開花させることが、日本経済の活性化に貢献するとともに、グループとしての高い投資リターンをもたらすと考え、シード投資に特化したJSEEDを設立し、これまで実績を積んで参りました。
一方、ASTECは、平成14年に独立系ベンチャーキャピタルとして初めて大学発ベンチャー企業等の技術ベンチャー企業に対するシード段階の投資に特化した投資ファンドを設立し、アカデミアを中心とした広いネットワークによる投資先発掘能力と、投資先に対する積極的なハンズオン支援を行なうことを特徴とした投資スタイルで、投資先等より高い評価を得ております。
JSEEDは、この度、同じくシード段階の技術ベンチャーに特化した投資を行って参りましたASTECと共同でファンド運営に乗り出すことで、それぞれが持つノウハウやネットワークを共有するとともに、専門的なスキルを必要とするシード段階のインキュベーション機能をさらに強化し、将来の日本経済を担う技術ベンチャー企業を早期から育成支援する体制を整えることを目指して参ります。
なお、本件に伴う当社の平成18年3月期における連結業績予想の変更はありません。
【 ファンド及び関係会社の概要 】
1.有限責任事業組合の概要
(1)商 号:Xseed Partners(エクシード パートナーズ)有限責任事業組合
(英文名:Xseed Partners, LLP)
(2)本店所在地:東京都千代田区永田町二丁目13番5号
(3)組合員構成:JAICシードキャピタル株式会社
先端科学技術エンタープライズ株式会社
他個人3名
(5)出資金:30万円
(6)事業内容:投資事業組合の運営管理業務他
(7)営業開始時期:平成18年7月
2.JAICシードキャピタル株式会社の概要(JSEED)
(1)商 号:JAICシードキャピタル株式会社
(2)本店所在地:東京都千代田区永田町二丁目13番5号
(3)代表者:佐々木 美樹(日本アジア投資株式会社 専務取締役)
(4)株 主:日本アジア投資株式会社 100%
(5)事業内容:大学等の研究機関における研究成果の事業化支援
シードステージに特化した投資及びファンドの管理
3.先端科学技術エンタープライズ株式会社の概要(ASTEC)
(1)商 号:先端科学技術エンタープライズ株式会社
(2)本店所在地:東京都千代田区大手町二丁目2番1号 新大手町ビル2階
(3)代表者:若林 拓朗
(4)株 主:大学教員等の個人20名
(5)事業内容:大学発ベンチャー等の技術ベンチャー企業に対する投資
以上