KDDIと米セールスフォース、「Salesforce Mobile Direct Edition for au」を提供開始
オンデマンド・プラットフォーム「AppExchange」の活用により、au携帯電話だけでCRMを利用できる「Salesforce Mobile Direct Edition for au」を発表
~現在約300のユーザが「Salesforce Mobile Edition for au」を利用、ユーザの要望に基づき機能も拡張~
オンデマンド・ビジネス・サービスのマーケットおよびテクノロジーのリーディングカンパニーである米国セールスフォース・ドットコム(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ市、会長 兼 CEO:マーク・ベニオフ以下セールスフォース・ドットコム)と、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長兼会長 小野寺 正、以下 KDDI)は、「Salesforce Mobile Direct Edition for au」(以下「Mobile Direct Edition」)を2006年10月上旬より提供開始します。「Mobile Direct Edition」は、オンデマンド・プラットフォーム「AppExchange」上に構築されたアプリケーションで、au携帯電話だけでオンデマンドCRM「Salesforce」を利用することができます。同サービスは、低コストな携帯電話で利用できる機能を提供することで、外出の多い営業担当者を支援するものです。
セールスフォース・ドットコムとKDDIは、2005年10月より、オンデマンドCRM「Salesforce」の機能をau携帯電話で利用可能にする「Salesforce Mobile Edition for au」を提供しており、現在、約300ユーザが利用しています。「Salesforce Mobile Edition for au」を利用する外出の多い営業担当者は、携帯電話でデータ入力が可能であり、マネージャーは営業活動状況を把握したり、商談の進捗状況をPC上で確認したりすることができます。
これまでは、携帯電話のみで利用するユーザでもPCで利用するための「Salesforce」のライセンス契約が必要でしたが、このたびの「Mobile Direct Edition」では、PC用の「Salesforce」のライセンスを持たないユーザでもau携帯電話だけで「Salesforce」の機能を利用することができるため、企業は全体にわたるCRMをより低コストで実現することが可能になります。
両社では、今回のサービス提供開始に伴い、「Salesforce Direct Edition for au」も含めて、提供する機能も拡張し、これまでの機能に加えて、オンライン検索結果のダウンロード機能、他ユーザの商談およびスケジュール参照機能、活動履歴管理機能などを追加しました。
●「価格について
サービス名称: 「Salesforce Mobile Direct Edition for au」
価格: 月額15,750円/1ライセンス (税込)
※1ライセンスで、5ユーザまで利用可能です。
※ 「Salesforce Enterprise Edition / Unlimited Edition」のいずれか1ライセンス以上の契約が別途必要です。
対応機種: au携帯電話
W41CA/W41SA/W32T/W32SA/W32H/W31CA/W31K/W31K II/W31SA/W31SA II/W31T/W31S/W21CA/W21CA II (随時対応機種を拡大予定)
●提供する主な機能 (Salesforce Mobile Edition for au/Mobile Direct Edition共通)
下記の機能により、携帯電話を活用したCRM/SFAの実現が可能になります。
1.「Salesforce」サーバからau携帯電話へのデータのダウンロード
2.au携帯電話上でのデータ参照、編集および新規データ登録機能
3.携帯電話、サーバ間のデータ同期機能
4.オフラインおよびオンラインでの検索機能
5.検索結果のダウンロード機能 (注)
6.セキュリティ機能: 携帯電話を紛失したときには、リモート操作により全データの消去が可能
7.以下のCRM/SFA機能
顧客情報管理、商談管理、行動予定管理、スケジュール管理、他ユーザの商談およびスケジュール参照機能 (注)、活動履歴管理 (注)
注)新機能
「Mobile Direct Edition」は、世界初のオンデマンド・プラットフォーム「AppExchange」によって実現したもので、日本で40以上、全世界では300以上におよぶ「AppExchangeアプリケーション」の1つです。「AppExchange」は、「Salesforce」のカスタマイズおよびインテグレーションにおいて、これまでにない利便性をもたらすだけでなく、CRMの領域を超える次世代のオンデマンド・アプリケーションを実現するものです。顧客は、「AppExchangeアプリケーション」を、既存の環境において、ワンクリックで、容易に共有、交換、インストールすることができます。「AppExchange」についての詳細は、以下のWebサイトをご覧ください。
世界初のオンデマンド・アプリケーション共有サービス AppExchange (アップエクスチェンジ)
http://www.salesforce.com/jp/appexchange/
すでに「Salesforce Mobile Edition for au」を活用している株式会社新通エスピー派遣事業部、浜床 真二課長は次のように述べています。「リアルタイムでデータ分析ができ、その柔軟性において大変優れているSalesforceを採用し、活用してきました。ですが、実際の営業報告などの入力は、FAXで入手し、別の社員がSalesforceに入力を行い、入力作業だけで数時間を要することもありました。そこで、社員の無駄なデータ入力時間をなくすために現場で携帯電話から直接データを入力できる、『Salesforce Mobile Direct Edition for au』を採用しました。 データ入力の時間の大幅な削減と、現場からすぐに入力することで、紙に記載してFAX送信するという手間がなくなり、生産性とモチベーションが大幅に改善いたしました」
KDDI株式会社のモバイルソリューション商品開発本部長の山本 泰英氏は、次のように述べています。「オンデマンドビジネスの急成長を遂げているセールスフォース・ドットコムと2005年にau向け端末のサービス発表をいたしました。今年は、PCを利用しないお客様向けに新しいサービスを展開いたします。これにより、法人向けビジネスアプリケーションのエリアにおいて、当社の携帯電話を幅広くご利用していただくことができると、非常に期待しています」
●セールスフォース・ドットコムについて
セールスフォース・ドットコムは、オンデマンド・ビジネス・サービスのマーケットおよびテクノロジーのリーディングカンパニーです。同社のオンデマンドCRMアプリケーションである「Salesforce (セールスフォース)」は、顧客企業の営業、サポート、マーケティング部門の支援やパートナー情報のオンデマンドによる情報共有および一元管理を可能にします。また、顧客およびパートナー企業は、同社のオンデマンド・プラットフォーム「AppExchange (アップエクスチェンジ)」を活用することにより、自社の業務要件に合わせた「Salesforce」のカスタマイズやインテグレーションはもちろん、新たなアプリケーションの構築が可能となります。さらに、新たに作成したオンデマンド・アプリケーションは、www.salesforce.com/jp/appexchange 上で共有・販売することができます。さらに、顧客がサービスを最大限有効に活用できるよう、トレーニング、サポート、コンサルティング、ベストプラクティスといった導入支援のためのサービス「Successforce (サクセスフォース)」も提供しています。
http://www.salesforce.com/jp/appexchange/
2006年7月31日現在、同社サービスはみずほ情報総研株式会社、損保ジャパンDC証券株式会社、日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社、日清フーズ株式会社 (敬称略、順不同) を含む、世界24,800社、501,000ユーザに利用されています。
セールスフォース・ドットコムは、本社をサンフランシスコに置き、ヨーロッパならびにアジアでも事業を展開しています。同社は、ニューヨーク証券取引所に上場しており、ティッカーシンボルCRMで取引されています。詳しい情報は、下記ホームページをご覧ください。
CRMのリーディングカンパニー - セールスフォース・ドットコム
http://www.salesforce.com/jp/
●一般の方のお問合せ先
株式会社セールスフォース・ドットコム
TEL: 03-5793-8301
E-Mail: info@jp.salesforce.com
URL: http://www.salesforce.com/jp/
KDDI株式会社
モバイルソリューションサポートセンター
TEL: 0077-7041/0120-925-041 (無料)
受付時間: 平日9:00~19:00 (土・日・祝日を除く)