USS、セキュリティファイルサーバーシステム「Cybele Secure File System」を発売
新製品(高機能セキュリティファイルサーバーシステム)
「Cybele Secure File System (キュベレセキュアファイルシステム)」の発売に関するお知らせ
当社は平成18年9月27日開催の取締役会において、新概念の高機能ファイルサーバーシステム、「Cybele Secure File System」を発売することを決定いたしましたのでお知らせいたします。
この製品は当社の高機能セキュリティー製品であるSecurity Data Box の技術をベースにセキュアかつ高パフォーマンスのファイルサーバー機能をよりシンプルに実現するものです。
「Cybele Secure File System」は従来のファイルサーバーシステムとは異なり、ファイルは特殊な形式と手順によりデータベースシステム(現時点でDB2 およびIBM System i に対応)に暗号化され保存されます。これにより、高レベルのセキュリティー機能を実現しながら、データベースシステムの機能を利用して無停止対応や、バックアップなどの高可用性を極めてシンプルに実現することが可能となります。さらに、データベースシステムをファイルサーバーとして利用するため、従来のように業務系システムとは別にファイルサーバーを構築する必要がなく、システム統合による全体の維持運営コスト削減を実現する事が可能となります。
また、「Cybele Secure File System」は当社独自の技術により、高機能を有しながら高いパフォーマンスを実現しております。さらに、通信プロトコルには、インターネットで一般的な「http」を使用するため複雑なネットワークポリシーの定義は必要なく、スムーズな導入が可能です。
想定される顧客ニーズとしましては、顧客データや開発ドキュメント、重要な画像データ等の重要情報資産の管理、また企業の内部統制に対応した文書管理などを想定しております。
販売チャネルに関しましては、直販は製品企画の為のパイロット的な販売のみとし、主に有力な販売パートナーによる拡販を計画しております。
なお、当製品の販売開始による当期業績予想への影響に関しましては現在のところ未定であり、予想の修正が必要な場合には具体的な状況が判明し次第お知らせいたします。
「Cybele Secure File System」(以下CSF)の製品概要は以下のとおりです。
・Windows File System をエミュレート
CSFはWindows File System をエミュレートするため、Windows で使用できるファイルタイプは全て利用可能です。
・データベースシステムをファイルサーバーとして利用 (現時点でDB2 、IBM System i に対応)
データベースシステムをファイルサーバーとして利用しますので、障害対策のためのクラスタリングやバックアップ運用など、可用性のための仕組みは全てデータベースの機能を活用することが出来ます。
また、従来は業務系システムとは別に構築されていたファイルサーバーを統合する事ができ、複数サーバーの煩雑な管理を統合することによりTCO(コンピュータシステムの総所有コスト)を削減することができます。
・セキュリティー機能
データは暗号化して保存されます。データベースシステムへの特殊な形式・手順による保存とあいまって、極めて高いセキュリティー性能を実現しています。
・HTTP プロトコルで通信
ネットワーク上の通信には「http」プロトコルを利用するため、複雑なネットワークのポリシーの設定を行う必要はありません。
・アクセス制御
グループ・ユーザー単位で、サーバー上のホルダーへのアクセス制御が可能です。
・ファイル単位の排他制御
共有されているドライブ(ホルダー)上のファイルはチェックインチェックアウト機能により排他制御されていますので、後書き優先で、ファイルの消失を防ぐことができます。
・自動圧縮機能
ファイルは保存されるときに自動的に圧縮されますので、個別に圧縮作業の必要はなく、ディスクスペースを有効に活用できます。
・ログ機能
パソコンに導入されたCSF エージェントは操作ログを取得します。ファイルの移動や画面印刷、プリントアウトなどの操作ログはサーバーに転送され保管されますので、万が一問題が発生した場合の追跡に利用できます。また、これにより内部の不正に対する極めて高い牽制効果を発揮します。
・圧倒的なパフォーマンス
セキュリティー機能、自動圧縮機能、ログ機能など高機能を備えながらも、当社独自の技術により圧倒的な利用パフォーマンスを実現しています。
製品名 Cybele Secure File System Ver1.0
(キュベレセキュアファイルシステム)
発売時期 2006年10月1日
予価 初年度 12,000円/1ユーザー
次年度以降 年間2,400円/1ユーザー
※ 最小ユーザー数10ユーザーからの予定
稼動要件 クライアント Windows2000、WindowsXP
サーバー ・DB2及びJAVAが稼動する環境
・IBM System i
問合せ先 ユニバーサルソリューションシステムズ株式会社
〒107-6017 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル17階
製品窓口 TEL:03-3568-1315
URL: www.u-s-systems.co.jp
e-Mail: Cybele.sec@u-s-systems.co.jp
以上
今回の発表にあたり、日本アイ・ビー・エム株式会社様より以下のコメントをいただいています。
ユニバーサルソリューションシステムズ株式会社様が「Cybele Secure File System」を発売されますことを心からお慶び申し上げます。クライアントPC で扱うさまざまなファイルのセキュリティー管理は非常に着目されている課題の一つです。当製品は、DB2 が提供するセキュリティーや障害対策機能を活用した画期的なソリューションであり、お客様のコンプライアンス対策を支援すると考えます。規制強化の中、セキュリティー面での強化をサポートする当製品を歓迎いたします。
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業、インフォメーション・マネジメント事業部
事業部長 渡邉宗行
(注記)
※DB2 はIBM Corporation の商標です。
※System i はIBM Corporation の商標です。
※Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。