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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

ニュースサイトなど宛てに広く配信された、ニュースリリース(プレスリリース)、 開示情報、IPO企業情報の備忘録。 大手サイトが順次削除するリリースバックナンバーも、蓄積・無料公開していきます。 ※リリース文中の固有名詞は、発表社等の商標、登録商標です。 ※リリース文はニュースサイト等マスコミ向けに広く公開されたものですが、著作権は発表社に帰属しています。

2024'11.06.Wed
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2007'03.15.Thu

沖電気、P2ROMと音声合成機能を同一チップ内に搭載し実装面積2分の1にしたLSIを販売

沖電気、P2ROM(TM)内蔵音声合成LSI「ML2280Xシリーズ」をリリース

~メモリサイズの異なる互換品をラインアップ、更に実装面積を2分の1に~

 
 沖電気工業株式会社(社長:篠塚勝正)は、P2ROM(TM)(Production Programmed ROM)注1と音声合成機能を同一チップ内に搭載し更に従来品に比べ実装面積を2分の1にしたLSI「ML2280Xシリーズ」の販売を開始します。当社の音声合成LSIの従来品「ML2216」は、P2ROMと音声合成機能を一つのパッケージにすることで最短2週間という短納期出荷をお客様に提供してまいりましたが、今回の「ML2280Xシリーズ」ではそれらをワンチップ化することで2分の1の実装面積も実現することができました。本シリーズは、用途に合わせ2Mbit,4Mbit,8Mbitのメモリを内蔵した「ML22802」、「ML22804」、「ML22808」の3製品をラインナップいたします。今回の「ML2280Xシリーズ」は、従来より当社の音声合成LSIを採用していただいている数多くの機器だけでなく、多機能化・小型化が進む民生機器や火災警報器などのセキュリティ装置、少量多品種が要求される産業機器など、幅広い機器に使用することができます。本日から「ML22808」のサンプルの出荷を開始し、順次、「ML22802」、「ML22804」のサンプル出荷を行います。
 

【 開発の背景 】
 昨今、民生機器やセキュリティ装置など幅広い機器で高齢化社会を見据えたユニバーサルデザインが考慮されるようになりました。特にヒューマンインタフェースとしての音声機能が注目されており、「多機能化する機器の使い方を解り易く音声ガイダンスで説明したい」、「ビープ音注2を使用していた警告音を音声ガイダンスに変えることで誰でもすぐわかるようにしたい」といったニーズが生まれています。
 このような背景により、多くのお客様から
 ・ 製品イメージを左右する音声ガイダンスの内容決定から量産出荷するまでの納期短縮
 ・ 市場の多様化に適応した、少量多品種の受注の実現
 ・ ガイダンスの長さに合わせて最適なメモリ容量を選ぶことができるシリーズ化の実現
 ・ 機器のサイズを変更しなくても音声ガイダンス機能を追加できるようにするための小型化
といった要望を受けるようになりました。そこで、当社はP2ROMを同一チップ内に搭載した音声合成LSI「ML2280Xシリーズ」を開発いたしました。

【 本開発品の特長 】
 「ML2280Xシリーズ」は、P2ROMを内蔵した小型音声合成LSIのシリーズ品です。
 1つ目の特長として、音声データが決定してから量産出荷するまでの期間を大幅に削減しました。本シリーズ品では音声データを格納するメモリ部にP2ROMを採用することで、従来のマスクROMでは6~8週間だった量産出荷の納期を、最短では3分の1以下である2週間にまで短縮いたしました。更に同メモリの採用により500個からの少量生産も可能となりました。
 2つ目の特長として、音声ガイダンスのデータを格納するメモリのサイズに応じて、2Mbit,4Mbit,8Mbitの3商品をシリーズ化しました。このシリーズ品はパッケージ互換・制御互換のため再生する音声ガイダンスの内容に合わせて最適な商品を選択することができます。
 3つ目の特長は小型化です。P2ROMとアナログを含む音声合成機能のワンチップ化に成功したことで、既存のP2ROM内蔵音声合成LSI「ML2216」と比べて2分の1の実装面積を実現しました。
 このように「ML2280Xシリーズ」は、従来から音声合成LSIを搭載していた機器だけでなく、警報機など小型が要求される機器にも搭載可能な、P2ROMを内蔵した音声合成LSIです。

【 今後の展開 】
 当社では、今後もP2ROMの特長を活かし、お客様にとって使い易く高付加価値な音声合成LSIを開発、販売していきます。

 また本LSIは、本年10月3日~7日まで幕張メッセで開催されるCEATEC Japan会場にてデモを行います。(URL: http://www.ceatec.com/2006/ja/visitor/ )

 なお、サウンドLSIの技術および商品に関しましては、当社のサウンドLSIのサイトをご覧ください。(URL: http://www.okisemi.com/jp/semicon/speech_audio/ )

【 用語解説 】
(注1)P2ROM(Production Programmed ROM)
  LSIのテスト工程において、1度だけデータ書込みが行えるRead Only Memory
(注2)ビープ音(Beep音)
  警告音、ブザーなどに使用される「ピーッ」という音のこと
(注3)OKI ADPCM2(Adaptive Differential Pulse Code Modulation2)
  沖電気独自の音声圧縮伸張アルゴリズム。1サンプリングごとで、16bitの音声デジタル信号を、4bitに圧縮と伸張することが可能な方式
(注4)ノンリニアPCM 
  10bitPCM相当の音質を保ったまま音声データを圧縮する合成方式
(注5)30PIN SSOP(Shrink Small Outline Package)
  端子間隔を縮める事で実装面積の小型化させた表面実装用ICパッケージ


(※ 詳細は添付資料を参照してください。)


※P2ROMは沖電気の登録商標です。
※その他、本文に記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。

< 本件に関するお客様からのお問い合わせ先 >
 シリコンソリューションカンパニー 販売本部 営業企画部第二チーム
 電話:03-5445-6027 e-mail:semi-salesjp@oki.com

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