テンアートニ、旧Linuxディストリビューションを最新ハードウェアに移行するサービスを提供
旧バージョンのLinuxディストリビューションを最新のハードウェアに移行して使えるようにするサービス「Virtual Linux Sustaining Solution」を提供開始
株式会社テンアートニ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:喜多伸夫、東証マザーズ:3744、以下テンアートニ)は、最新のハードウェアでは動作保証されていないLinuxディストリビューション(*1)に対して、仮想化技術(*2)を用いて最新のハードウェアへ環境をそのまま移行するサービス「Virtual Linux Sustaining Solution(以下Virtual LSS)」を10月17日より提供します。
テンアートニでは、サポートが終了したLinuxディストリビューションを利用したシステムに対して、セキュリティのアップデートサービスを提供しており、現在でも多くのユーザにご利用いただいております。
Red Hat 6.2~9やLinuxカーネル2.4.9以前などの、旧バージョンのLinuxディストリビューション上に構築されたシステムは、ハードウェア故障などによって継続使用できなくなる問題を抱えています。しかしながら、旧バージョンのLinuxディストリビューションは最新のハードウェアでは動作保証されていないため、ハードウェアのみ新しく交換することは非常に困難です。加えて、ユーザはOSであるLinuxだけでなく、その上で動作するアプリケーションまでも、新たに構築し直す必要があります。
これらの問題を解決すべく、テンアートニではこれまで培ってきたLinuxの技術力をベースに、新たに仮想化技術を使って、最新のハードウェアでシステムを持続稼働させるソリューション「Virtual LSS」を提供します。
具体的には、旧バージョンのLinuxディストリビューションを利用しているユーザに対し以下のサービスを開始します。
< 仮想化技術適応診断サービス >
ユーザが現在使用しているシステムを、仮想化技術によってそのまま移行し運用することができるかどうかを診断するサービスです。
診断レポートと、稼働しているソフトウェアのバックアップCDを提供します。
診断サービス料:¥300,000 ~
< 旧環境移行サービス >
仮想化技術適応診断サービスによって、移行が可能と判断した場合、実際に移行を行なうサービスです。使用しているアプリケーションソフトウェアの調整、再構築での対応も行ないます。
移行サービス料:個別のお見積りとなります。
テンアートニは1997年の設立以来、最先端のソフトウェアテクノロジーで、企業の皆様に革新的な情報システムを提供しています。Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアのサポート事業や、Javaを使って開発したWebアプリケーション受託開発事業では、多くのお客様から高い評価をいただいており、それらはLinuxサポートサービスにおける国内シェアNo.1の実績と、業界随一のJavaアプリケーションソフトウェアの開発実績に結実しております。今後もオープンソースソフトウェアとWebアプリケーションソフトウェアのリーディングカンパニーとして技術革新に貢献し、またグローバルに活躍出来る企業を目指して、11月6日、社名をサイオステクノロジーへ変更し、お客様の信頼にこたえてまいります。
本サービスの詳細は、こちらのページをご覧ください。
http://www.10art-ni.co.jp/product/vlss/index.html
(*1)Linuxディストリビューション
Linuxカーネルとドライバやアプリケーションをパッケージにしたもの
(*2)仮想化技術
一つのハードウェアを、あたかも複数のハードウェアであるかのように論理的に分割し、それぞれに別のOSやアプリケーションを利用できる状態を作り出す技術
< お客様に向けてのお問合せ先 >
■株式会社テンアートニ プロフェッショナルサービス営業部
TEL:03-5298-2929 E-mail:linux-sales@10art-ni.co.jp