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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.29.Fri
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2007'04.13.Fri

米ザイリンクス、PCI Expressブロックなど搭載したFPGA「Virtex-5 LXT」を発売

ザイリンクス、PCI Expressブロックと低消費電力シリアルI/Oを搭載した
業界初のFPGA Virtex-5 LXTを発表

ハード化されたプロトコル・ブロックと使いやすいソリューションを備えた
世界初の65nmプロセスFPGAがシリアル・コネクティビティを主流に変える


 プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーダであるザイリンクス社は10月16日(米国時間)、Virtex-5 LXT FPGAの出荷を開始すると発表した。新しいVirtex-5ファミリの中で特定ドメイン向けに最適化されたプラットフォーム4品種中の第2弾であるLXTプラットフォーム・シリーズは業界で初めてハードコード化したPCI Expressエンドポイントブロックと3モードのEthernet メディアアクセスコントローラ(MAC)ブロックを内蔵したFPGAである。Virtex-5 LXTプラットフォームは、3.2 Gbpsで1チャンネルあたり100mW以下という業界で最も低い消費電力を実現した65nm トランシーバを搭載していることも大きな特徴である。

 ザイリンクスで製品開発担当副社長を務めるスティーブ・ダグラス(Steve Douglass)は「バンド幅、コスト、および拡張性を改善するために通信機器分野で始まったシリアル化の動きは、現在では有線/無線通信、ビデオ、ストレージ、サーバそして民生機器等の市場における多数のアプリケーションにまたがってパラレルからシリアル・インターフェイスへの移行という業界を挙げての大きな流れとなりつつあります。もはや一つの万能FPGAで、すべてのアプリケーションに対応するという アプローチでは不十分になってきています。
 Virtex-5 LXTプラットフォームは、Virtex-5ファミリとして提供される複数の高速シリアル・プラットフォームの第1弾です。LXTプラットフォームは100 Mbpsから3.2 Gbpsまでの速度領域におけるシリアル・コネクティビティ・アプリケーションのスイート・スポットへの適用を狙いとした製品です」と語っている。

■Virtex-5 LXT プラットフォームについて 
 複数のスタンダードが並立するインターフェイス市場に、FPGAを利用したインターフェイス標準をリードする規格としてPCI ExpressとGigabit Ethernetが登場して以来、この2つのインターフェイス標準は急速に需要を伸ばしており、2009年にはポート出荷数全体の80%を超えるものと予測している(*)。
(*) Electronic Trend Publications (2005年9月)

 Virtex-5 LXTプラットフォームは、ハード化された組み込みPCI Express Endpointブロックと3モードEthernet MACを搭載した業界初のFPGAであり、開発期間を短縮し、消費電力を抑え、貴重なFPGAファブリック・リソースの利用率を上げる使いやすいソリューションを設計者に提供する。新しい超高速ExpressFabricテクノロジ、実績あるASMBL アーキテクチャ、および低消費電力のトリプルオキサイド技術をベースとした65nm Virtex-5プラットフォーム上に構築されたVirtex-5 LXTプラットフォームは、1世代前の90nm FPGAに比べ平均で30%の速度性能向上、65%の集積度アップ、そして35%のダイナミック消費電力低減を達成している。ハード化されたPCI ExpressコアはソフトIPコアを使用する場合に比べて、ユーザは最大10,000 LUT節約でき、2Wもの消費電力の低減を可能にしている。

■Virtex-5 LXTファミリの特徴
・業界で最も低い消費電力のトランシーバ: 100 Mbpsから3.2 Gbps で動作する最大24個のRocketIO トランシーバは送信器/受信器のペアで100mW以下の低消費電力で動作可能。
・ハード化された組み込みPCI Expressブロック: RocketIO GTP トランシーバと組み合わせて動作し、×1、 ×2、 ×4 および×8のPCI Expressインターフェイスを持つPCI Expressエンドポイントブロック。
・ハード化された組み込み3モードEthernet MACブロック: RocketIOトランシーバと組み合わせてシームレスに動作する、10/100/1000 Mbps Ethernet MACブロック。
・業界最高のシグナルインテグリティ: 8レベルにプログラム可能な送信プリエンファシス、および4レベルにプログラム可能な受信イコライゼーション機能が厳しいチャンネル条件にも対応可能。最新のChipScope Proソフトウェア・ツールセットと組み合わせたシグナルインテグリティの診断が可能。
・最も広範囲なプロトコルのサポート: Virtex-5 RocketIO トランシーバはPCI Express、Gigabit Ethernet、XAUI、SONET/SDH、CPRIおよびOBSAI、Serial RapidIO、HD-SDI および Fibre Channel等を含む多数の業界標準プロトコルをサポート。
・使いやすいデザイン・ソリューション: ソフトウェア、IPコア、リファレンスデザイン、開発キット、特性レポート、プロトコル適合性保証等からなるプロトコル・ベースのソリューション。

■価格設定と供給体制 
 Virtex-5 LXT プラットフォーム用デザイン・ソフトウェアのサポートは、10月から利用可能。Virtex-5 LXT のエンジニアリング・サンプル(LX30T、LX50Tおよび LX110T)は早期アクセス・プログラムのユーザ向けに提供中である。LX85TとLX330Tは今後6カ月以内に提供開始予定である。

 量産出荷は2007年前半からを予定。2008年の量産出荷価格は、LX30Tが109米ドル、LX50Tが189米ドル、LX110Tが529米ドルに設定されている(1,000個購入時)。これらの価格は競合他社の90nm FPGA製品に比べて50%以上も低く設定されている。さらなるコスト低減に向けて、Virtex-5 EasyPath プログラムにより量産時にはさらに30~80%のコスト低減を実現する見込みである。ザイリンクスは2006年11月に提供を開始するPCIe ソリューション・キットを皮切りに、すぐに利用可能なプロトコル・ソリューション・キットの提供を順次展開する計画である。


※ このプレスリリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

■ザイリンクスについて
 ザイリンクス社 (NASDAQ:XLNX) は、プログラマブル ロジック ソリューションを提供するリーダである。1984年に創立され、米国カリフォルニア州サンノゼに本社を持つ。日本においては、1989 年にザイリンクス株式会社を設立し、FPGA および CPLD 製品とその開発支援システムの販売とサポートを積極的に行っている。同社についての詳細な情報は日本語対応ホームページ http://www.xilinx.co.jp で公開している。

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