日本ストラタステクノロジー、Linuxに対応した「ftServer 4300/5700」を発売
ストラタス、ftServer(R)上位機種でLinux(R)対応版の販売を開始
~ エントリモデルのftServer(R) 2400システムに引き続き、上位機種、ftServer(R) 4300・5700システムでもLinux(R)対応を実現 ~
2006年10月19日(東京)発-日本ストラタステクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:長井正利、以下日本ストラタス)は、同社ftServer(R)上位機種のftServer(R) 4300システム(以下ftServer(R) 4300)およびftServer(R) 5700システム(以下 ftServer(R) 5700)においてもLinux(R)の対応を実現化し、10月23日付けで販売を開始しますことを発表いたします。本製品の発表を持って第三世代ftServer(R)の全機種が共通プラットフォームでWindows(R)およびLinux(R)のいずれかのOSをお客様の環境に合わせてお選び頂くことが可能になります。
IDCの報告書※1)によれば、全世界での高信頼性サーバ市場におけるLinux(R)搭載型サーバの需要は2009年までに37.7%もの年成長率(CAGR)が予測され、高信頼性サーバ全体としての成長率は14.4%、Windows(R)搭載型サーバの年成長率は27.5%を予測されています。現在、Linux(R)とWindows(R)の両方のOSに対応したFTサーバの販売を行っているのは、ワールドワイドでストラタステクノロジーのみであり、その環境と市場動向を最大限に生かし、日本ストラタスはこのたびのLinux(R)製品の拡充を機に、一気に日本の信頼性サーバ市場でのビジネスを拡大していくことを目標としています。
予てより日本ストラタスでは、Linux(R)関連製品のパートナー各社とのアライアンスを拡充しており、ミラクル・リナックス株式会社、株式会社テンアートニ、Open Cloud Limited、株式会社シーイーシー、SRA OSS, Inc.日本支社、沖電気工業株式会社、センドメール(Sendmail)社、カンタータ・ジャパン・インク等、各社との技術およびサービス、販売提携実績があります。パートナー各社と確立した堅牢なソリューションと安心なサポート体制を軸に、日本ストラタスは、Linux(R)版ftServer(R)を1年間で10億円の販売目標額を達成するために拡販活動に邁進してまいります。
また昨今、ftServer(R)はデータベースサーバとして採用される傾向が多いことにより、自社開発製品であるストレージ、ftScalable(TM)ストレージ(エフティ・スケーラブル・ストレージ)を開発し、このたび販売開始しますことを併せてお知らせします。ftScalable(TM)ストレージはコンパクト且つ大容量で、複数RAIDに対応し、二重化コンポーネント構造による信頼性を実現します。
【 製品の特徴と利点 】
■ftServer(R) 4300/5700について
1.ftServer(R) 4300はミッドレンジタイプで、1way-2wayの二重化サーバであり、幅広く信頼性システムに採用されています。一方、ftServer(R) 5700はハイエンドタイプで、インテル社のインテル(R) デュアルコア Xeon(R) プロセッサーを採用しており、最大で2way、4コアを搭載し、特にデータベースサーバでの需要が高いと考えられています。
2.ftServer(R) 4300/5700はRed Hat(R)の認定ハードウェアです。Red Hat(R)の同一バージョンで動作しているアプリケーションをそのまま変更を加えることなく稼動させることが可能です。
3.搭載するLinux(R)は64ビット版であり、ソフトウェアプログラムからより多くのメモリへのアクセスが可能になります。特にデータベースサーバでは絶大な効果を発揮します。
4.既存のUNIX環境からのアプリケーションを、ftServer(R) 4300/5700に移行することにより、信頼性向上の実現とランニングコストの削減が可能です。
5.ftServer(R) 4300/5700のLinux(R)のサーバOSとして広く使用されているRed Hat(R) Enterprise Linux(R) AS v. 4 EM64T(64-bit)をはじめ、日本語環境およびOracle DBとの親和性に優れたMIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside for x86-64(64ビット)を選択することが可能です。
【 標準ハードウェア構成価格と販売形態 】
(※ 関連資料を参照してください。)
【 ftServer(R)について 】
ftServer(R)は、CPU、メモリ、HDD、PCI、イーサネットなどのハードウェアを2重化し、障害時には片側のコンポーネントを自動で切り離すことによりシステムダウンやデータの損失を回避する無停止型サーバです。デバイスドライバの強化等OSの信頼性向上も行われており、今までの実績で99.999%を超える連続稼動性能を実証しています。ハードウェアによる多重化機構により、通常のアプリケーションがそのまま動作するので迅速な導入・稼動が可能になり、障害が発生しても停止しないので、24時間連続稼動や管理者が常駐していないサイトでの運用にも最適です。ftServer(R)は、24時間対応可能なサポートセンターでシステム障害を自動モニタリングし、リモートから診断・管理できる機能を組み込んでいるため、遠隔地での無停止連続稼動を実現します。システムに詳しい管理者を常駐させる必要がなく、コストを削減することができます。
■ストラタステクノロジーについて
ストラタステクノロジー社は、ミッション・クリティカルなビジネスに必要な連続可用性を持つITシステムの実現と支援に特化したサーバとサポート、ソリューションをワールドワイドで提供しているソリューション・プロバイダです。ストラタスは、25年にわたり障害でも停止しないITシステムを提供しつづけ、製造、医療、通信、金融、警察や消防、物流、その他の多くの産業向けに連続稼動を特徴とするソリューションを提供しています。
詳細はWebサイト: http://www.stratus.co.jp をご参照ください。
<参考文献>
※1)IDC Report (2005), IDC Annual Server Forecast Oct 2005: IDC High Availability Server Forecast Oct. 2005
<登録商標について>
・ Stratus、ftServer、Stratusロゴは、Stratus Technologies Bermuda Ltdの商標および登録商標です。
・ インテル、Xeonは、米国Intel Corporationおよびその他の国におけるインテルコーポレーションまたはその子会社の商標または登録商標です。
・ Microsoft、Windowsは米国Microsoft Corporationおよびその他の国におけるMicrosoft Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。
・ MIRACLE LINUX の名称は、ミラクル・リナックス株式会社が使用権許諾を受けている商標または登録商標です。
・ Red Hat、Red Hat Enterprise LinuxおよびRed Hat ShadowmanのロゴおよびRed Hatをベースとしたすべての商標は、Red Hat, Inc.の米国およびその他諸国における商標または登録商標です。
・ 登録商標であるLinux、Linux Mark Instituteは、Linus Tolvaldsの唯一のライセンシーです。Linus Tolvaldsは、全世界にける本商標の知的財産権を保持しています。
・ その他の文中に引用された社名/製品名については、各々の会社の商標または登録商標であり、各所有者が商標権を保持しています。