マクロミル、「番号ポータビリティ制度」の利用意向調査結果を発表
制度開始直前! 番号ポータビリティ制度の利用意向調査
番号ポータビリティ制度を利用して「キャリアを変更したい」わずか1割未満
キャリアを変更しない理由は?「現在のキャリアに満足している」(61%)
株式会社マクロミル(本社:東京都港区、社長:辻本秀幸)は、全国15歳以上の携帯電話ユーザを対象に、10月24日(火)から始まる「番号ポータビリティ制度」の利用意向を調査いたしました。調査手法はインターネットリサーチ。調査期間2006年10月17日(火)~10月18日(水)。有効回答数は1,030名から得られました。
【調査結果概要】
【1】番号ポータビリティ制度を利用して「キャリアを変更したい」1割未満
10月24日から開始する番号ポータビリティ制度を利用して携帯電話会社(以降、キャリア)を変更したいと思うかどうか尋ねたところ、現時点(調査10月17日・18日)で、「キャリアを変更したい(既に申し込んでいる)」と回答した人は1割未満の7%にとどまり、「変更したいと思わない」が63%、「分からない」は30%という結果でした。
一方、はじめて制度を知った時にはどう思ったかを尋ねると、「キャリアを変更したい」19%、「分からない」16%、「変更したいと思わない」64%でした。当初の印象に対して制度開始直前の現在では、キャリア変更意向が10ポイント以上低下し、「分からない」が10ポイント以上高まっている変化が伺えます。
【2】制度メリットと主な移行条件に関する認知進む
「番号ポータビリティ制度」に関するメリット・移行時の制約条件について知っていることを尋ねると、「これまでと同じ電話番号を利用できる」は99%が認知しています。一方、移行の制約条件に関しての認知は「メールアドレスは引き継げない」(77%)、「契約変更には手数料がかかる」(76%)、「ポイントサービスが引き継げない」(66%)、「料金プラン・割引サービスが引き継げない」(66%)となっており、主な制約条件の認知も進んでいるようです。
【3】キャリア変更時の重視ポイント「料金割引制度」が87%でトップ
番号ポータビリティ制度の利用意向がある人、現時点で分からないと回答している人に、キャリア変更時の重視ポイントを尋ねたところ、「料金割引制度」が87%とトップでした。
【4】9割がキャリアを変更しない理由は? 「現在のキャリアに満足している」6割
「キャリアを変更したいと思わない」「現時点では分からない」と回答している9割の回答者に、キャリアを変更しようと思わない理由を尋ねたところ、トップは「現在のキャリアに満足している」(61%)となりました。このほか、「変更には手数料がかかる」(50%)、「メールアドレスが引き継げない」(48%)、「手続きが面倒」(46%)、「料金割引サービスが引き継げない」(42%)などの理由が上位にあがりました。
現キャリアへの満足度が高く、とくに変更の必要性を感じていない携帯ユーザが多いことや、手数料や移行の制約条件を考えて、キャリア変更意欲が高まらない携帯ユーザの心理が伺える結果となりました。
* 以下、詳細は関連資料を参照して下さい。