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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'05.04.Sat
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2007'04.13.Fri

森永乳業、アロエベラゲル由来抗糖尿病成分による内臓脂肪低減作用など研究成果を発表

<速報>森永乳業株式会社 生物科学研究所より

アロエベラゲル由来抗糖尿病成分による内臓脂肪低減作用について

第27回日本肥満学会学術集会(2006年10月27~28日)発表内容のご報告


 森永乳業はこのたびアロエベラゲルから単離・精製した植物ステロール【※1】により、メタボリックシンドロームの基盤病態とされる内臓脂肪の低減が期待できることをラットを用いた動物試験にて明らかにしました。この研究成果を2006年10月27日~28日に開催される「第27回日本肥満学会学術集会」(神戸国際会議場)で発表いたします。

 アロエベラゲルは、アロエベラの食用として認められている葉肉部分で、アロエヨーグルトなどの食品素材として広く利用されています。なお、2006年度日本農芸化学会(2006年3月26日~28日)および日本薬学会(2006年3月28日~30日)にて、アロエベラゲルの抗糖尿病成分として、5種類の植物ステロールの同定について発表しております。

 今回は、アロエベラゲルの抗糖尿病有効成分として同定した植物ステロールのうち、シクロアルタノールおよびロフェノールについて、肥満2型糖尿病モデル動物(ラット)を用いて、メタボリックシンドローム【※2】の基盤病態である内臓脂肪【※3】への影響について検証しました。


※1.植物ステロールとは?
 植物ステロールは穀物、野菜、果実等の植物性食品の細胞膜構成成分として存在しています。主なものとして、β-シトステロール、スティグマステロール、カンペステロールが知られています。

※2.メタボリックシンドロームとは?
 内臓肥満(ウエスト径 男性85cm、女性90cm以上)を必須項目として、高血圧(収縮期血圧130mmHg以上かつ/または拡張期血圧85mmHg以上)、脂質代謝異常(血清トリグリセリド値150mg/dL以上かつ/またはHDLコレステロール40mg/dL未満)、高血糖(空腹時血糖値110mg/dL以上)のうち2項目以上が該当する複合型リスク症候群です。

※3.内臓脂肪とは?
 内臓の周囲につく脂肪のことで、皮膚のすぐ下に蓄積される皮下脂肪と区別されます。内臓脂肪の蓄積は、メタボリックシンドロームの上流の基盤病態として注目されています。


【第27回日本肥満学会学術集会発表予定内容】

(1)試験方法
 肥満2型糖尿病モデル動物であるZDFラット【※4】に、シクロアルタノールとロフェノールを25μg/kg/日の用量で、1日1回44日間経口投与を行い、血糖値、糖化ヘモグロビン値および体脂肪量への作用を見ました。

(2)試験結果
 植物ステロール(シクロアルタノールおよびロフェノール)を長期投与したラットでは、血糖値と糖化ヘモグロビン(HbA1c)値【※5】が有意に低下し、耐糖能の改善作用が確認されました (図1)。また、内臓脂肪重量が有意に低下することが明らかになりました(図2)。


 ※以下は添付資料を参照
【図1.アロエベラゲル由来植物ステロールによる随時血糖値および糖化ヘモグロビン(HbA1c)値低下作用】
【図2.アロエベラゲル由来植物ステロールによる内臓脂肪重量減少作用】


※4.ZDFラットとは?
 「Zucker Diabetic Fatty ラット」と呼ばれ、レプチン受容体の異常により、糖尿病を自然発症する疾患モデル動物です。特徴として、重度の肥満、高血糖、耐糖能異常、インスリン抵抗性、高脂血症等の症状を呈することから、肥満2型糖尿病モデルとして広く使用されています。

※5.糖化ヘモグロビンとは?
 赤血球中のヘモグロビンのうち、グルコースと結合しているヘモグロビンの占める割合を示します。直近1~2ヶ月の血糖値の状態を示す値で、食事や運動によって簡単に変動しないため、血糖値のコントロール状況をはかるのに有効な指標の一つとされています。ヘモグロビンA1cともよばれており、この数値が高いと体内での血糖値のコントロールが不十分な状態にあるといえます。


 以上の結果から、抗糖尿病有効成分である植物ステロールを含有するアロエベラゲルは、糖尿病に対する作用に加え、脂質代謝を改善して内臓脂肪型肥満を防ぐことにより、メタボリックシンドロームのリスク低減が期待できる可能性が示唆されました。

 森永乳業では、今後ともアロエベラゲルの保健機能研究を続けていくとともに、その機能を応用した製品開発に積極的に取り組んでまいります。


以上


 本研究は、アロエベラゲル(葉肉部分のみ)から分離・精製した植物ステロールを使用した試験であり、アロエベラを使用した当社商品の効果・効能を示唆するものではございません。

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