JEITA、9月の民生用電子機器国内出荷実績を発表
民生用電子機器 国内出荷実績(金額)
【 9月の概況 】
民生用電子機器の9月出荷金額は2,348億円、前年比109.6%であった。1~9月計では18,615億円、同108.7%であった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、薄型テレビが引き続き好調で、1,491億円、前年比109.7%と2ヶ月連続のプラスであった。1~9月計では11,642億円、同111.7%であった。
音声機器国内出荷金額は、デジタルオーディオプレーヤが好調で、240億円、前年比129.6%と7ヶ月振りにプラスとなった。また、1月からの累計は1,560億円、同102.0%となっている。
カーAVC機器国内出荷金額は、616億円、前年比103.2%で、10ヶ月連続のプラスであった。1月からの累計は5,412億円、104.7%であった。
【 主要製品別動向 】
○9月のカラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は659千台、前年比98.2%と3ヶ月連続のマイナスとなった。9月の構成比(台数ベース)は、CRTが20.8%、液晶が68.9%、PDPは10.4%であった。1月からの累計では、液晶テレビが360万台で、カラーテレビ全体(556万台)の64.7%を占めている。
○液晶カラーテレビの9割以上を占める10型以上が449千台、前年比143.4%と好調を維持している。10型以上のうち、大型の占める割合が高い16:9が380千台、同183.1%であり、30型以上は241千台、同192.8%と更に高い伸びを示した。
○PDPは68千台、前年比145.8%と14ヶ月連続の二桁増となった。うち、37型以下がPDP全体数量の5割以上を占めている。
○DVDビデオは、436千台、前年比75.7%と4ヶ月続いて前年割れした。DVD録再機は252千台、同75.8%、その約9割を占めるHDD内蔵型は226千台、同80.5%であった。再生機も前年比75.5%と5ヶ月連続のマイナスであった。
○ビデオ一体型カメラは201千台、前年比85.5%と4ヶ月連続のマイナスであった。
○ステレオセットは、111千台、前年比81.8%と16ヶ月連続のマイナスであった。
○デジタルオーディオプレーヤは833千台、そのうちの9割近い733千台が半導体メモリを使用するタイプである。
○カーオーディオでは、カーラジオが前年比85.3%と4ヶ月振りにマイナスとなり、カーステレオも同73.6%と9ヶ月連続でマイナスであった。出荷規模の大きいカーCDプレーヤは571千台、前年比96.1%とマイナスに転じた。
○カーカラーテレビは89千台、前年比92.8%と14ヶ月マイナスが続いたが、カーDVDは24千台、131.5%と3ヶ月連続のプラスであった。カーナビゲーションシステムは337千台、同100.9%で2ヶ月連続の前年比増となった。ソース別の構成比では、HDDタイプ(通信端末等含む)は53.5%、DVD-ROMタイプは45.4%であった。
○ETC車載ユニットは337千台、前年比75.5%と2ヶ月連続の前年割れとなった。