日本コンピュウェア、アプライアンス製品「Vantage Agentless Monitoring 5.1 英語版」を発売
日本コンピュウェア、
アプリケーション性能分析のためのエージェントレス監視ソリューション
アプライアンス製品『Vantage Agentless Monitoring』を販売開始
~ Webアプリケーションおよびエンタープライズアプリケーションを
実トランザクション分析とエージェントレス監視方式により
サーバーに負荷をかけず、正確なパフォーマンス分析を実現 ~
日本コンピュウェア株式会社(本社:東京都港区虎ノ門、代表取締役:梨澤利隆、以下コンピュウェア)は、Webアプリケーションおよびエンタープライズアプリケーションを対象とした、性能分析のためのエージェントレス監視ソリューションとして、アプライアンス製品「Vantage Agentless Monitoring 5.1 英語版」を、本日より販売開始することを発表いたしました。
これにより、企業は運用時に本番システムに負荷を掛けることなく、リアルタイムな性能分析が行える環境を、容易に実現できます。
今日、多くの企業においてインターネットテクノロジーを活用した基幹業務システムが構築、運用されていますが、特に、BtoCビジネス(コンシューママーケット)においては、エンドユーザー環境を予測することは困難です。ユーザー数やアクセス状況は刻々と変化し、増大するため、所定のサービスレベル(システムの応答時間)を維持することは容易ではありません。一方、アプリケーションを介して提供される業務サービスも日々新しく追加されており、如何にシステム全体の処理性能を最適に維持し、エンドユーザーの生産性と満足度を向上させるかが、企業の重要な課題になっています。
このように、システムに関する性能要件がシステム稼働後に変化する状況で最適なシステム性能を維持するには、性能の設計時点や、導入時点での性能評価だけでは不十分であり、システム運用時におけるリアルタイムな性能分析が必要不可欠となるのです。
Vantage Agentless Monitoringは、システム運用時におけるリアルタイムな性能分析を正確に実現する、先進のアプライアンス製品です。
■ Vantage Agentless Monitoringの特徴
(1)実トランザクションデータをリアルタイムに収集・分析
実業務としてネットワークを通過する全てのトランザクションを収集・分析します。
擬似データを発生させ測定・分析する方式とは違い、現環境で実際にエンドユーザーが体感するパフォーマンスの正確な分析が可能です。
(2)導入後、ただちに性能分析を実現するエージェントレス監視方式
エージェント方式では、サーバーシステムにデータ収集用のソフトウェア(エージェント)を追加するため、大規模環境の場合、テスト環境での検証、本番環境への順次導入など、段階的な展開などの考慮が必要になります。Vantage Agentless Monitoringは、専用ハードウェアを用いてネットワークから直接トラフィックデータの収集を行うので、導入設置後直ちに最大の効果を得ることができます。
(3)信頼性の高いアプライアンス製品
専用ハードウェアに必要なソフトウェアを組み込んだ、アプライアンス製品として提供されます。ソフトウェアのみで提供される場合と違い、インストールやシステム環境との調整作業が不要です。
(4)Web サイトからエンタープライズネットワークまで、広範なトランザクション分析
HTTP、SMTP、DNSなどのWebアプリケーションをはじめ、TCPベースの業務システムやパッケージソフトウェア、バックエンドシステムのDBやミドルウェア、XML、VPNゲートウェイなど、全てのアプリケーションのトランザクションを分析することが可能です。
■ Vantage Agentless Monitoringの構成
(1)AMD(Agentless Monitoring Device)
AMDは、Webサイトやデータセンターで重要なデータが通過するネットワークセグメントのHUBミラーポートあるいはネットワークTapに接続することで、トラフィックの監視を行い、ユーザー、アプリケーション、サーバー、プロトコル(TCP、HTTP、DNS、SMTPなど)の自動的検出、測定および分析を行います。また、測定結果はメタデータとして加工され、更に詳細な分析やレポーティングを行うVAS(Vantage Analysis Server)によって利用されます。
(2)VAS(Vantage Analysis Server)
VASは、1台または複数のAMDから測定データを読み取り、アプリケーションやインフラストラクチャーの性能分析で使用するデータベースを作成します。VASには、Webサイトを分析するWeb Analysisと、エンタープライズネットワークを分析するEnterprise Analysisの2種類のオプションがあり、WebブラウザーでVASにアクセスすることで、Webシステムおよびエンタープライズシステムのリアルタイム情報や、長期間トレンド情報を表示するダッシュボード、レポート機能などが利用できます。
(3)AWDS(Advanced Web Diagnostics Server)
AWDSは、1台または複数のAMDが収集した全てのWebサイトユーザーと、ユーザーによって要求された全てのHTTPヒットおよびページのデータを読込み、Webサイトに特化した詳細分析と問題診断で使用するデータベースを作成します。ユーザーとWebサイトのやり取りに至るまでの詳細な分析が行えるほか、VASで使用しているデータモデルと連携しているため、個々のユーザーやWebアプリケーションのトラブルシューティングを行うことができます。
■ 販売情報
販売開始: 2006年10月23日
標準価格: 最小構成システム 2,052万1千円より(消費税を含まず)
(AMD×1台およびVAS×1台)
注)ハードウェアは3年メーカー保障、ソフトウェアは初年度のサブスクリプション契約の費用が含まれています。
■参考資料(関連資料参照)
(1)システム構成例
(2)性能分析レポート例
■コンピュウェアについて
コンピュウェアコーポレーション(NASDAQ: CPWR)は、企業経営とIT資産価値の最大化を支援するためのソフトウェアとサービスを提供する世界的なリーディングカンパニーです。コンピュウェアのソリューションは、開発期間の短縮、品質の向上、ビジネスを支えるアプリケーションのパフォーマンス強化を実現します。
1973年に設立されたコンピュウェアは、Fortune 100社中95%以上を含む世界23,000社の大手企業のビジネスに貢献しています。詳しくは http://www.compuware.com/ をご覧ください。
■日本コンピュウェアについて
日本コンピュウェア株式会社は、米国コンピュウェアコーポレーションの日本法人として1992年に設立され、コンピュウェアの製品およびサービスの、日本市場における販売とサポート/各種サービスの提供を行っています。
詳しくは、 http://www.compuware.co.jp/ をご覧ください。
*文中に記載された名称は、各社の商標または登録商標です。