貝印、研ぎなおしが簡単で切れ味の良いステンレス製和包丁「関孫六」7タイプを発売
-新技術の刃付けで切れ味が良くお手入れもしやすい-
「関孫六」からステンレス製の本格和包丁7タイプを発売
貝印株式会社では、これまで研ぎなおしに難があることから和包丁の刃材として敬遠されてきたステンレス材に対し、刃先の構造を変えることで研ぎなおしが容易にでき和包丁独特の切れ味が保てる新タイプのステンレス製の本格和包丁「関孫六」7タイプを、10月下旬から大手量販店、ホームセンターなどを通じて全国で発売することになりました。
和包丁の刃付けは、刃材の片面を削り落としたいわゆる「片刃」の構造で、刃先の先端には「小刃」と呼ばれる鋭い刃が付いています。また、刃材は、炭素を多く含む「鋼」が一般的ですが、錆びやすく「小刃」の劣化も早いため、頻繁に研ぎなおしや手入れをする必要があり、これが包丁選びの目安として「良い包丁は研ぎやすい包丁」と言われるゆえんでもあります。
一方、ステンレス材は、錆びにくいという特徴がありますが、良い包丁の条件の「研ぎやすい」という面から見ると、高硬度のため「小刃」が立ちにくく、研ぐ際にはかなりの労力が必要となります。
今回発売する和包丁「関孫六」7タイプは、先端の「小刃」の刃付け構造をステンレス材に合うよう「糸小刃」と言われる「小刃」の立ち上がりを滑らかにした細身の構造を採用しました。これにより、研ぎなおしの際の研削量が減り研ぎやすく、研ぎ時間も当社比で従来の1/3に短縮できるほか、切り込み時の抵抗が少なく刃先が食材にスムーズに入り抜群の切れ味が得られます。また、ステンレス材なので耐久性があり、錆びることもなくお手入れが簡単です。
ハンドル部分の形状は、伝統的な和包丁で採用されている8面体としたほか、水や空気が入らないよう、素材に高圧縮して樹脂で固めた積層強化木を使い、さらに口金とハンドルの接合部分に防水加工を施して腐らず衛生的に仕上げています。
アジ切り(刃渡り105mm)1種類、出刃(刃渡り150mm、165mm、180mm)3種類、刺身用(刃渡り180mm、210mm、240mm)3種類を用意し、好みのスタイルの包丁が選べます。
*今回採用した刃付けと従来との比較などは、添付資料をご参照ください。
【 本件に関するお問い合わせ先 】
TEL 03-3862-6410(お客様相談室)
http://www.kai-group.com