NTTドコモ、OSやアプリケーションを自由に搭載できる携帯電話機の仕様を策定
OSやアプリケーションを自由に搭載できる携帯電話機の仕様を策定
NTTドコモ(以下ドコモ)は、企業ユーザなどが選定・開発したOSやアプリケーションを自由に搭載できる携帯電話機の仕様を、インテル コーポレーション(社長 兼 CEO:ポール・オッテリーニ、本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)との共同研究により策定しました。
本仕様は、通信事業者が選定・開発したOSやアプリケーションを搭載する領域(以下「既製領域」)とは別に、企業ユーザなどが選定・開発したOSやアプリケーションを搭載する領域(以下「自由開発領域」)、および、各領域に対する制御を行う「領域制御部」を規定しています。
「自由開発領域」には、例えば、企業ユーザが、自社業務に合わせて開発したオリジナルのブラウザやスケジューラを搭載した上で、独自のセキュリティポリシーを設定して利用することも可能です。個人が自作のゲームソフトを携帯電話機にインストールして楽しむなどの利用も想定されます。
「領域制御部」は、「自由開発領域」と「既製領域」との切り替えを可能とするだけではなく、「自由開発領域」に搭載されたOSやアプリケーションに障害が発生した場合に、「既製領域」への影響を遮断する機能を備えています。いずれの領域が起動している場合でも携帯電話機の通信機能が維持されるよう、「領域制御部」が各領域を制御していますので、例えば、「自由開発領域」のアプリケーションを使用している時に電話が着信した場合でも、「既製領域」に切り替えて通話を開始することができます。
ドコモは、本仕様を2006年11月1日(水曜)午後3時から下記のURLで公開します。
http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/technology/osti/index.html
[参考]今回策定した仕様の構成図
添付資料をご参照ください。