YEデータ、UWB(超広帯域無線通信技術)を用いたワイヤレスハブを発売
日本初のUWB「ワイヤレスハブ」を販売開始
株式会社ワイ・イー・データ(本社:埼玉県入間市 取締役社長 濱田兼幸)は、本年8月28日に発表したWisair社(ウイザー社)との共同開発によるUWB(超広帯域無線通信技術)を用いたワイヤレスハブ(製品名YD-300)を、2006年11月13日から販売を開始いたします。
当製品は、2006年8月、電波法施行規則が改正され国内でもUWB(周波数帯3.4~4.8GHz)の使用が許可されたことを受けて開発したもので、UWBはギガヘルツ帯の広い周波数帯域を使用し、他システムとの干渉を押さえる低送信電力(-41.3dBm以下)、近距離高速(最大480Mbps*)通信を実現する方式で(*データ転送速度は距離により3mで480Mbps、10mで110Mbps程度)、従来より9倍以上の情報を通信できます。
これにより、大容量の情報である高画質の動画の取り扱いも可能になり、拡大する無線LAN市場に新しい活用領域を提供することになります。
本製品は,当社の長年培ったUSB技術に加え研究レベルにあったアンテナ技術を実用化しWisair社のUWB技術を用いて、日本初のUWB製品「ワイヤレスハブ」として製品化に踏み切り、13日から販売を開始するものです。
当社ブランドでのWeb販売とOEM販売を行なうと同時に量産を開始し、本年度は計画1.5億円、2007年度は15億円の販売を見込んでいます。価格は、オープン価格ですが、当社ブランドのWeb販売ではUSBドングルとワイヤレスハブのセットで39,800円(消費税込)です。
■製品の特長
・本製品は附属のUSBドングルをPCのUSBポートに差し込み、ワイヤレスハブ(4ポート)に既存のUSB周辺機器(ハードディスク、DVD、マウス、キーボード、プリンタ、ディジタルカメラ等)を接続して、PCとハブ間をワイヤレスでデータ転送を行い使用します。
・主な製品の特長はつぎのとおりです。
(1)ディスクトップ形PC環境では、PCへのUSBケーブル配線が不要となり机上の省スペース化、クリーンアップを実現します。
(2)ノート形PC環境では、各USB周辺機器に無線ポートリプリケータ機能を実現します。
(3)将来的には並行して開発を進めているCertified Wireless USB規格に準じた製品にも対応します。
(4)PCとのインタフェースを充実させるべくUSBに加え、PCI Express(2.5Gbps) インタフェースのワイヤレスアダプタの製品化(ExpressCard34、PCI Express Mini Card等)も予定しています。
以 上