シマンテック、データ保護機能を拡大した「Symantec Backup Exec 11d」発売
シマンテック、Microsoft Exchangeの継続的な保護および日常的なバックアップウィンドウの排除を実現する
Symantec Backup Exec 11d を発表
Windowsデータの保護と復旧におけるゴールドスタンダードの製品を提供開始
データの瞬時の復旧、暗号化、プラットフォームのサポートも新たに拡大
Windowsデータの保護と復旧において市場をリードする(*1) シマンテック コーポレーション(Nasdaq: SYMC、以下、シマンテック、日本法人代表取締役社長:木村 裕之)は本日、Windows Server上で稼動するSymantec Backup Exec 11dの提供開始を発表しました。中堅/中小規模の企業を主要な対象として開発されたSymantec Backup Exec 11dは、Microsoft Exchange を含むMicrosoft Windowsのファイルサーバーおよびワークステーションにおける継続的なデータ保護のための機能を拡大し、Exchangeのバックアップにおいて必要だった、日常的なバックアップウィンドウと時間のかかるメールボックスのバックアップの排除が可能になっています。
2006年11月6日より受注を開始するSymantec Backup Exec 11d はまた、Exchange、SharePoint、Active DirectoryなどMicrosoftのアプリケーションにおける重要なデータを瞬時に復旧する技術、Granular Recovery Technologyを新たに追加しています。さらに、Symantec Backup Exec 11dは暗号化機能を強化して128-bitと256-bitのAES(Advanced Encryption Standard)の利用を可能にしました。またプラットフォームのサポートを拡大し、x64-bit Windows Server上におけるBackup Exec メディアの稼動を可能にしました。
シマンテック コーポレーションのエンタープライズ セキュリティ アンド データマネジメント グループのグループ プレジデントであるジェレミー バートン(Jeremy Burton)は次のように述べています。「今日におけるWindowsデータの保護は、単にバックアップだけに留まらず、リカバリ(復旧)まで含みます。Symantec Backup Exec 11dはExchangeやSQL Serverのような、ミッションクリティカルなMicrosoftのアプリケーションの継続的な保護および急速なデータのリカバリを提供します。その結果、中堅/中小規模の企業は、必要なコスト、時間、資源を削減することができます。顧客企業がディスク、テープあるいは両方にバックアップする場合においても、Windowsデータの保護におけるゴールドスタンダードとなっています」。
■Exchangeの継続的な保護
Symantec Backup Exec 11dは、顧客企業によるリクエストに応えて、Microsoft Exchangeが稼動するWindowsのファイルサーバーやワークステーションに対する継続的な保護の機能を拡張するための、2つの主要な機能を追加しました。1つ目は、Exchangeの日常的なバックアップウィンドウの排除です。これにより、運用を簡素化し、業務とITに要するコストを削減することが可能になります。2つ目は、ビジネスにおけるEメールの継続的な運用です。Exchangeの継続的な保護により、データは失われる前に瞬時に復元されます。
特許申請中の新しい技術Granular Recovery Technologyにより、別途バックアップ用のメールボックスを用意することなく、個人のEメール、フォルダー、メールボックスを瞬時にリカバリすることができます。 これにより、IT管理者はもはやExchangeを保護するために複数のバックアップジョブを行う必要がなくなり、バックアップに要する時間を半分以下に削減できます。Granular Recovery TechnologyはExchangeデータの継続的な保護、あるいは従来の保護方法のいずれにおいても機能します。
Symantec Backup Exec 11dはまた、SharePoint Portal Server、Active Directory、SQL 2005を含むその他のMicrosoftのアプリケーションのコンポーネントを素早く復旧することが可能です。
Enterprise Strategy Groupのアナリストであるローレン ホワイトハウス氏 (Lauren Whitehouse) は次のように述べています。「今日、あらゆる規模の企業が、最もミッションクリティカルなアプリケーションとして、Microsoft ExchangeなどのEメールのアプリケーションに依存しています。データの損失や破壊などの事態において、従来の方法によってExchange(特にメールボックスのレベル)を復旧することは、複雑で多大な時間を要します。Symantec Backup Exec 11dのCDP(Continuous Data Protection)機能でExchangeのメールボックスやメッセージの復旧をシンプルかつきめ細やかに行うことにより、ビジネスの継続とIT管理者が要する時間の削減が可能になります。
■データセキュリティの強化
長期間にわたるデータの保護や災害復旧を目的として、企業はバックアップおよびオフサイト(遠隔地)に移動させるデータのセキュリティについて、徐々に注力しています。Symantec Backup Exec 11dはバックアップされるデータの保護を目的に、128-bitと256-bitのAES暗号方式による暗号化を可能にしました。データは、クライアント側から企業のネットワークを通じて移動する場合と、ディスクベースのバックアップからテープ媒体へコピーする際のいずれの場合においても暗号化することが可能です。
Symantec Backup Exec 11dはx64-bitのWindows環境に対する完全な保護を行うため、プラットフォームのサポートを拡張し、これまでのx64-bitのクライアントまたはサーバーに対するサポートに加えて、x64-bitのBackup Execメディアサーバーに対するサポートも追加しました。また、Symantec Backup Exec 11dはNDMPに対するサポートを追加してNetApp Filersの保護を可能にし、同時にOracle RMAN/RAC、IBM DB2、MAC OSX(PowerPC)、HP-UX、Solaris 10、SUSE 10.0 クライアントのサポートも追加しました。
■受注開始日
Symantec Backup Exec 11dはチャネルパートナー企業を通じて、2006年11月6日より受注開始します。
(*1):Source:IDC Software Forecaster Database,2006
以 上
<シマンテック・プレスセンター>
http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/resources/
■シマンテックについて
シマンテックは、個人および企業ユーザーに、情報のセキュリティ、アベイラビリティ、および完全性を実現するためのソリューションを提供する世界的リーダー企業です。カリフォルニア州クパティーノに本社を置き、世界40カ国以上に拠点があります。
詳細はhttp://www.symantec.comをご覧下さい。
*Symantec社の名称、ロゴ、は、米国Symantec Corporationの米国内およびその他の国における登録商標または商標です。
*その他製品名などはそれぞれ各社の登録商標または商標です。