日立GST、中国深セン拠点のHDD装置用円板の出荷量が累計5000万枚達成
中国深セン拠点にて累計5,000万枚の円板を出荷
-垂直磁気記録方式製品の迅速な量産立上げに貢献-
日立グローバルストレージテクノロジーズ(本社機能:米国カリフォルニア州サンノゼ市、取締役会長兼CEO 中西宏明、以下、日立GST)では、このたび、日立GST 中国深セン拠点のハードディスク装置(以下、HDD)用円板の出荷量が、累計5,000万枚に達しました。その内の約200万枚は垂直磁気記録(以下、PMR)方式の円板です。HDDに搭載される円板は、ユーザのデータを貯える重要な部品のひとつであり、PMR技術を適用した円板は、PMR製品の迅速な量産立上げの原動力となりました。
本日同時に発表したニュースリリース「垂直磁気記録方式のTravelstar 5K160:累計出荷100万台を達成、年内に400万台を計画」に記載していますように、日立GSTは、2006年5月に発表したPMR方式を適用したHDDを累計100万台出荷し、年内中には400万台を出荷する見込みです。日立GSTの深セン拠点は、この成長を支える大きな原動力となります。
「累計5,000万枚の円板出荷とその内200万枚のPMR円板出荷は、今後の更なる発展に向けた一つの区切りです。2004年末に生産を開始し、現在までの約22ヶ月間で深セン拠点から5,000万枚の円板が出荷されたことになります。先端技術製品をこの生産規模で継続していくことで、最新のHDDがオフィス、家庭や車にまで確実に広がっていくでしょう。HDD需要の急拡大に対応するため、日立GST深セン拠点は、年末に向けて週100万枚の円板生産体制とし、日立GSTの2007年の成長をサポートします。」と、日立GST中国地域プレジデントのDirk Thomas(ダーク・トーマス)は述べています。
PMR円板の最初の製品は、日立GSTのタイ拠点に向けて出荷され、Travelstar 5K160に組み込まれました。日立GSTの初めてのPMR方式の製品であるTravelstar 5K160は、各国の専門誌、業界紙から高い評価を受け、数々の表彰をいただいています。
また、日立GSTの中国深セン市のHDD生産拠点の日立グローバルストレージプロダクツ(以下、日立GSP)は、累計100万台のHDDを出荷しました。日立GSPは、日立GSTのHDD生産におけるSCM(サプライチェーンマネジメント)の中心と位置づけられています。基幹部品メーカや日立GSTの部品生産拠点が深セン市の半径約60kmの範囲に設立されており、迅速な市場投入や製品品質と配送のきめ細かな管理が行えるなど、多大な効率向上が図れます。
中国では、日立GSTの従業員約8,000名が働いており、深センの生産拠点に加え、北京、上海、深センおよび台北には、顧客サービス&サポートセンタを設置しています。
以 上