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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.27.Wed
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2007'04.19.Thu

日立GST、2007年の2.5型HDD製品戦略を発表

大容量2.5型ハードディスク装置を投入し、市場を牽引
- ハイブリッドおよびセキュリティ機能を搭載した新製品を計画-


 日立グローバルストレージテクノロジーズ(本社機能:米国カリフォルニア州サンノゼ市、取締役会長兼CEO 中西宏明、以下、日立GST)は、2006年7~9月期において対前期(2006年4~6月期)比で約36%(*1)増の出荷台数を記録し、引き続き成長する2.5型ハードディスク装置(以下、HDD)市場で主導的な立場を果たすべく、今後の2.5型HDD製品戦略を発表します。200ギガバイト(ギガは10億、以下GB)を超える2つの製品を計画しており、日立GSTは2007年以降も2.5型HDD市場と製品技術を牽引していきます。

(*1) 日立GST2.5型HDD出荷台数: 2006年第2四半期710万台、同第3四半期960万台。

 日立GSTの「Travelstarシリーズ」は、世界で最も普及している2.5型HDDであり、約15年間に渡って市場を牽引してきました。(*2) 2.5型HDD市場は、今後数年間も引き続き大幅な成長が見込まれています。米国のIT調査会社IDCは、2.5型HDDの年間出荷量が2006年の1億1,800万台から、2010年には2億2,400万台(*3)に達すると予測しています。日立GSTは、その時点の2.5型HDDの最大記憶容量は、750GB程度になると考えています。

(*2) 米国IBM社は1991年1月に2.5型HDDビジネスに参入、2003年に日立がIBMのHDD事業部門を買収するまで市場シェア1位。日立GST は、現在までこのポジションを継続しています。
(*3) IDCレポート: Worldwide Hard Disk Drive 2006-2010 Forecast and Analysis: Record-Breaking Years Lie Ahead, Doc #201478, May 2006

 この市場状況を背景に、日立GSTは、回転数毎分7,200回転で200GBの容量を持つ2.5型HDD製品を2007年上半期に計画しています。高速回転による高性能と大容量の組合せは、2.5型HDD市場において最も強力な製品になると確信しています。

 また、2007年下半期には、回転数は毎分5,400回転ながら、クォータ・テラバイト(4分の1テラバイト(テラは1兆、以下TB))に迫る大容量の2.5型HDD製品を計画しています。また、これらの製品には、記録された情報の秘匿機能としてHDDレベルでの暗号化機能を新たに備えます。更に、システムのバッテリ動作時間の伸長、性能や信頼性向上のためフラッシュメモリを搭載するハイブリッド機能をオプションとして提供します。

 日立GSTの新しい2.5型HDD Travelstar製品は、今後も業界をリードしていく製品として、本年5月に発表して円滑に量産化を図ったTravelstar 5K160と同様に、垂直磁気記録(以下、PMR)方式を採用します。

 「2007年に我々が計画しているTravelstar製品は、モバイル製品をお持ちのお客様にとって、ビデオやその他の大容量コンテンツを貯えるための記憶容量、高い性能と信頼性、大切なデータを持ち歩く時の安心感など、日立GSTは何が重要と考えているかを示すことが出来ると思います。2.5型HDDは、我々の代表的な製品セグメントであり、今後も主導的な立場を継続すべく活動していきます。」と、日立GSTチーフマーケティングオフィサーの岩田真二郎は述べています。

■ 2.5型HDD市場の拡大
 IDCは、2005年から2010年の2.5型HDD市場の成長率を約22%(*3)と予測しています。

 「ノートPCを持ち運ぶ機会が多くなるに従い、ストレージ容量、性能、信頼性やセキュリティに重点を置くユーザが増えてきています。日立などHDDのOEMサプライヤは、これら挑戦しがいのある高い付加価値を持つ大容量2.5型HDDを提供することにで、大きな成長機会に恵まれるでしょう。」と、IDC Hard Disk Drive & HDD Components リサーチマネージャのJohn Rydning 氏は述べています。

 IDCは2.5型HDD市場について、ノートPC、ゲーム機、外部ストレージや車載アプリケーションなどのセグメントの成長を予測(*3)しています。日立GSTは、これら全てのセグメントに参入しており、特にノートPC向けでは、トップシェアメーカです。

■ ハイブリッドHDD
 HDDは、制御プログラムを格納する、ごく少容量のフラッシュメモリを長年に渡り搭載してきました。フラッシュメモリの価格低下が進むにつれて、日立GSTは、今までHDD内の円板に格納していたシステム機能を、フラッシュに格納することによってHDDの付加価値を高めることができると確信しています。特に携帯機器においてハイブリッドストレージソリューションを適用することの潜在的な利点として、バッテリ駆動時間の伸長、起動時間や休止状態からの復帰時間の短縮、高い信頼性や性能などが挙げられます。

 低価格で大容量のストレージを組み合わせることにより、携帯機器セグメントにおいてハイブリッドソリューションは、非常に高い付加価値をHDDに与えます。2007年に登場する2.5型HDDは、ハイブリッド機能をオプションとして提供していきます。

■ データ暗号化
 大部分のユーザは、HDDへのアクセスをセキュリティパスワードにより保護していますが、データそのものが暗号化されていてはいません。今までは、ソフトウェアによりデータ暗号化する手法もありましたが、システム処理性能の低下を招く恐れがあります。

 日立GSTは、ノートPCの盗難件数の増加への対応および性能低下のないユーザデータ保護を目的として、HDDレベルでのデータ暗号機能を提供します。全てのデータをハードウェアレベルで暗号化するため、システム処理性能にほとんど影響を与えません。

 その上、ハイブリッドHDDの場合は、フラッシュメモリとHDD内の両方のデータが暗号化されるため、高いセキュリティレベルを実現します。データ暗号化技術として、AES(Advanced Encryption Standard)(*4)アルゴリズムを採用しています。

(*4) AES: 米国商務省標準技術局(NIST)によって選定作業が行われている、米国政府の次世代標準暗号化方式。

 2007年以降出荷開始される日立GSTの全ての2.5型HDD新製品に、データ暗号化機能をオプションとして提供します。ノートPCメーカをはじめとするお客様は、お客様のシステムにこの機能を適用するかどうか選択することができます。


以上


 本資料は、将来のハードディスク装置需要、将来の日立の製品開発潜在力、将来の生産能力に係わる投資見通し、および、将来の民生機器の需要に関わる文言、すなわち、米国の「連邦有価証券法」の意味する範囲内での将来予測の文言を含みます。これらの予測は、弊社の製品への需要変動の可能性、競合他社による新製品の投入や新しい競合相手の市場参入、新製品の開発の遅れ、或いは、法的な争いの可能性を含んでおり、これらのリスクや不確実性により、実際の業績等の結果が見通しと異なることがありえます。上記以外のリスクや不確実性は、(株)日立製作所から米国証券取引委員会へ提出されている最新の資料および、報告に含まれます。(株)日立製作所と日立グローバルストレージテクノロジーズは、本資料発表の後に起きた出来事や、状況を反映するためにこの将来予測を更新するいかなる責務も負いません

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