沖電気、次世代ネットワークに適したキャリアグレード・コミュニケーションサーバーを発売
NGNに本格対応するキャリアグレード・コミュニケーションサーバ
「CenterStage(R) NX5000シリーズ」のラインナップを拡充
~ FMCサービス網のスムーズな構築が可能に ~
OKIは、NGN(次世代ネットワーク:注1)に適したキャリアグレード・コミュニケーションサーバ「CenterStage(R)(センターステージ)NX5000シリーズ」のラインナップとして、以下の3機種を開発し、本年12月より販売を開始します。
「CenterStage NX5000 R2」: FMC(固定・無線通信融合)サービス網の実現に適したIMS(注2)に対応したセッション制御サーバで、S-CSCF(注3)/I-CSCF(注4)機能をサポートしています。
「CenterStage NX5100」:IMSに対応したSIPプロキシサーバで、P-CSCF(注5)機能をサポートしています。
「CenterStage NX5200」:IMSに対応したメディアゲートウェイ制御サーバで、MGCF(注6)機能をサポートしています。
現在、通信事業者各社では通信ネットワークのコスト削減およびFMCなどの新サービスを早期に提供できる仕組みづくりを目的として、固定電話網(以下、固定網)・移動電話網(以下、移動網)ともIP化を積極的に推進し、かつその融合を目指しています。しかし、現段階では移動網は移動IP電話サーバ、固定網は固定IP電話サーバと、それぞれ別の専用サーバを用いて構築されるケースが多いので、固定電話用と携帯電話用に同じサービスを提供するにしても、提供にかかる時間、運用コストが余計にかかっていると言えます。それに対し、固定網と移動網の融合を効率よく行う手段が求められていました。
また、今後構築されるIPネットワークにおいては、増大するデータ通信のトラヒックに備えて、コミュニケーションサーバは高性能であることが必須です。また、従来の公衆通信網に代わる社会インフラとなるNGNにおいては、高信頼性もまた必須条件となります。
このたび開発した「CenterStage NX5000シリーズ」3機種は、固定IP電話サーバとしての機能と、IMSの機能を併せ持っており、固定IP電話、移動IP電話双方のサービスを同時に実現することができるようになっています。これにより、通信事業者は従来のように固定網と移動網を別々に保有する必要がなく、固定電話・移動電話双方のサービスを同一のIPネットワークで構築することが可能となります。また、その構築を低コスト、短期間、かつスムーズに行うことができます。
さらに、同3機種はOKIが独自に開発したミドルウェア「CenterStage HAPF」を搭載しています。「CenterStage HAPF」は二重化された汎用サーバをサービス無中断で高速に切り替える機能、サーバ稼働中にソフトウェアをバージョンアップする機能などを有しており、同3機種の信頼性向上に寄与しています。
弊社ではNGNに向けて世界最高水準の高性能、1サーバで80万加入者を収容する大容量、局用電話交換機と同水準の高信頼性を特長とするキャリアグレード・コミュニケーションサーバ「CenterStage N5000」を2006年3月より販売しています。「CenterStage NX5000シリーズ」は、それらの特長を継承し、さらに、IMSアーキテクチャに準拠した機能を追加したコミュニケーションサーバ製品群です。今後も「CenterStage NXシリーズ」はラインナップを拡充していく予定です。
なお、「NX5000 R2」は、「OKI 情報通信融合ソリューションフェア2006」(11月9日~10日、六本木アカデミーヒルズ40〔六本木ヒルズ森タワー40階〕)および「ITU Telecom World 2006」(12月4日~8日、香港)に出展予定です。
【 販売計画 】
価 格:ネットワーク構成、収容加入者数によって異なります。
出荷時期:2006年12月31日
販売目標:3年間で30システム
*ネットワーク構成例、ネットワーク構成などは添付資料をご参照ください。
【 本件に関するお客様からのお問い合わせ先 】
製品に関するお問い合わせ:
ネットワークシステムカンパニー
https://www.oki.com/jp/NSC/JIS/ssl/inquiry.html
製品に関するURL:
http://www.oki.com/jp/NSC/JIS/PROD/CenterStage/NX/