東京スター銀行、モーゲージバンクからの住宅ローン債権買取業務を開始
モーゲージバンクからの住宅ローン買取業務の開始について
株式会社東京スター銀行(東京都港区、代表執行役頭取CEO タッド・バッジ)は、住宅金融公庫がフラット35を買取対象としている非預金等受入金融機関(以下「モーゲージバンク」といいます)からの住宅ローン債権買取業務を開始いたします。モーゲージバンクからの買取業務の開始により、フラット35を補完する機能をモーゲージバンクに提供するとともに、当行の住宅ローン・ポートフォリオの多様化と拡大を図っていくものであります。
東京スター銀行は、従来から手がけております銀行・ノンバンク等からの住宅ローン・ポートフォリオの一括購入に加えて、モーゲージバンクが融資した住宅ローン債権の買取業務を開始いたします。買取先となるモーゲージバンクは徐々に増やしていく予定です。
本買取業務の開始により、モーゲージバンクから借り換えローンや第2抵当ローン等を買取ることで、フラット35を補完する機能をモーゲージバンクに提供します。また、モーゲージバンクは、現在公庫が買取対象としていない変動金利型住宅ローンや固定金利特約型住宅ローン等を取り扱うことができるようになり、取扱商品を拡充することができます。
東京スター銀行は、今後、銀行の持つ不動産金融におけるノウハウや証券化といったリスク管理および資金調達の機能に加え、東京スター銀行の関連会社である株式会社TSBキャピタル(東京都新宿区、代表取締役社長 福田 隆)やTSB債権管理回収株式会社(東京都港区、代表取締役社長 小川 憲彦)と協働して、効果的に住宅金融市場の発展に努力して参ります。
【 背 景 】
昨今の景気回復基調を受けて個人の住宅取得意欲も大いに復調してきております。また、2003年に住宅金融公庫がフラット35の取扱いを開始して以来、住宅金融市場におけるフラット35買取金融機関の役割は急速に拡大してきています。加えて、住宅金融公庫債をはじめとした住宅ローン担保証券(MBS)市場や、住宅ローン・ポートフォリオの売却等の二次市場が形成され、金融市場に一段の厚みが増してきております。
【 スキーム 】
1.モーゲージバンクは、住宅購入者に対して融資審査を行い、住宅ローンを融資します。
2.東京スター銀行は、モーゲージバンクが融資した住宅ローン債権のうち個別の条件を評価し譲渡の合意が成立したものを買取ります。
3.東京スター銀行が住宅ローン債権を買取った後は、TSBキャピタルが保証を行います。また、東京スター銀行が住宅ローン債権の管理回収業務を行います。
4.東京スター銀行は、将来的に証券化等を検討し、効率的なポートフォリオ管理を行います。
今後も東京スター銀行は、「Financial Freedom(ファイナンシャル・フリーダム=お客さま一人ひとりをお金の悩みから解放する)」という発想のもと、モーゲージバンクとの協調を通じて、新しいサービスの展開に積極的に取り組んで参ります。