リニアテクノロジー、スタンドアロン・デュアル入力リニア・バッテリ・チャージャーを発売
リニアテクノロジー、新製品「LTC4096/X」を販売開始
USB入力とACアダプタ入力のいずれかを自動的に選択するスタンドアロン1.2Aリチウムイオン・バッテリ・チャージャ
2006年11月9日 - リニアテクノロジーは、スタンドアロン・デュアル入力リニア・バッテリ・チャージャ「LTC4096/X」の販売を開始しました。LTC4096/Xは高さの低い(0.75mm)10ピン3mm×3mm DFNパッケージで供給されます。外付けのMOSFET、センス抵抗、ブロッキング・ダイオードが不要なので、ソリューション全体の実装面積が非常に小さくなります。LTC4096/Xは-40℃~85℃での動作が定格され、1,000個時の参考単価は185円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LTC4096/Xは最終フロート電圧精度が±0.6%で、特許取得のサーマル・レギュレーション回路を搭載しているので、過熱の恐れなく最大充電レートを達成します。
これらのデバイスはACアダプタ電源の充電電流、USB電源の充電電流、充電終了電流をいずれも1本の抵抗で設定できるので、高い柔軟性を実現します。
また、スタンドアロン・チャージャとして、外付けのマイクロコントローラなしで充電を終了できるので、設計を簡素化します。この他に、バッテリの前処理用のトリクル充電(“X”バージョンではトリクル充電がディスエーブルされています)、低電圧ロックアウト、自動再充電、充電状態インジケータ、ドライブ能力120mAの入力電源検出出力(PWR)ピンなどを特長としています。LTC4096/Xはバッテリから引き出す電流がスタンバイ時に<50μA、シャットダウン時には<20μAなので、バッテリ・エネルギーを節約することができます。
【 LTC4096/Xの特長 】
・1セル・リチウムイオン/ポリマー・バッテリをACアダプタならびにUSB入力から充電
・スタンドアロン動作:充電を終了させるためのマイクロコントローラが不要
・自動入力電源検出
・抵抗でACアダプタ入力からの最大1.2Aの充電電流をプログラム可能
・抵抗で最大1AのUSB充電電流をプログラム可能
・サーマル・レギュレーションにより、過熱の恐れなく最大充電レートを実現
・MOSFET、センス抵抗、ブロッキング・ダイオードが不要
・“X”バージョンではトリクル充電がディスエーブル
・熱特性が改善された高さの低い(0.75mm)10ピン(3mm×3mm)DFNパッケージ
以上
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