EMCジャパン、ハイエンド・ストレージ「Symmetrix DMX-3 950」を発表
EMCジャパン、コンパクトな設置面積で高いコスト・パフォーマンスと電力効率を
実現したハイエンド・ストレージ「Symmetrix DMX-3 950」を発表
ハイエンド・ストレージ・アレイの製品ラインを拡充し、高いパフォーマンスと
機能性を備えた「Symmetrix DMX-3」に新たな選択肢を提供
2006年11月9日、東京発:
EMCジャパン株式会社(略称:EMCジャパン、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ナイハイゼル・エドワード(Edward J.Neiheisel))は、本日、主力製品である「EMC(R) Symmetrix(R) DMX-3」ファミリのストレージ・システムにおける新しいエントリー・レベルの製品「Symmetrix DMX-3 950」を発表しました。
「Symmetrix DMX-3 950」は、顧客に対し、コスト・パフォーマンスの高いエンタープライズ・クラス・ストレージの新たな選択肢を提供するもので、「Symmetrix DMX-3」の高いパフォーマンス、機能性、可用性を、最大限のストレージ密度と電源/冷却装置の効率を実現したコンパクトな設置面積で提供します。
「Symmetrix DMX-3 950」は、10年以上にわたって市場をリードしているハイエンド・ストレージ・プラットフォーム「Symmetrix」の差別化要因である機能をさらに強化しています。同製品は、ハイエンドのコンピューティング施設、高パフォーマンスのストレージと厳格なデータ保護を必要とする中堅企業、面積、電源、冷却装置のリソースに制約があるデータ・センターが抱えるストレージ管理の課題に対応できるよう最適化されています。
データ・センターのマネージャが直面する最大の課題の1つは、電源および冷却装置のコストと可用性です。「Symmetrix DMX-3」は、標準で300GBのディスク・ドライブを備えており、他社の同クラスのハイエンド・ストレージ・プラットフォームと比べて、消費電力が10~30%低いだけでなく、データ・センターの冷却装置に対する要件も抑えられるため、こうした課題に対応できます。このような電力の節約は、Symmetrix DMX-3システムを500GBのLC-FC(低コスト・ファイバ・チャネル)ドライブで構成した場合には特に顕著です。比較テストでは、500GBディスク・ドライブで構成した「Symmetrix DMX-3」の場合、300GBディスク・ドライブで構成した競合製品に比べ、最大70%高い電力効率を実現しています。「Symmetrix DMX-3 950」では、300GBと500GBのディスク・ドライブを同時に使用できます。
「Symmetrix DMX-3 950」は、すべてのSymmetrixソフトウェアをサポートしており、次のような要件を満たします。
・単一アレイによる階層型ストレージ:「Symmetrix DMX-3 950」は、複数の種類のディスク・ドライブをサポートしているため、小さい設置面積で先進的な階層型ストレージを実現し、エンド・ユーザーのILM(情報ライフサイクル管理)戦略を強化します。また、500 GBのLC-FCディスク・ドライブを使用してディスク・ベースのバックアップ/リカバリを行うことで、バックアップ・ウィンドウの短縮、高速リストアを実現できます。大規模なエンタープライズ環境では、大容量のアプリケーションの保存・管理向けや、複数のフレームにわたるストレージ・リソースの配分用の専用アレイとして、省スペース型の「Symmetrix DMX-3950」を活用できます。
・統合による管理の向上:「Symmetrix DMX-3 950」は、パフォーマンスや可用性を低下させることなく、コスト・パフォーマンスの高い方法で、複数のアプリケーション階層、サーバ・プラットフォーム、接続プロトコルを単一のアレイに統合できる機能性と柔軟性を提供します。単一のブラウザ・ベースの管理コンソールを通じて複数のシステムを統合することで、スタッフのリソースやトレーニングに関する制約も軽減されます。
・リモート・レプリケーションとデータ保護:「Symmetrix DMX-3 950」は、最高レベルの情報保護の実現において、最適なプライマリ・サイトまたはセカンダリ・サイトのプラットフォームです。「EMC SRDF(R)/S(Symmetrix Remote DataFacility/Synchronous)」、「EMC SRDF/A(Symmetrix Remote DataFacility/Asynchronous)」、「EMC TimeFinder(R)」ファミリのソフトウェア・ソリューションを使用することで、距離に関係なく、重要なデータのリモート・
レプリケーションをサポートします。
「Symmetrix DMX-3 950」は、「Direct Matrix Architecture(R)」を使用して、データ集約型のワークロード向けに予測可能かつ信頼性の高い優れたパフォーマンスを提供します。これにより、ディスク・ドライブを32個から360個まで拡張してパフォーマンスと容量を向上させ、最大180TBのデータを保存、保護することが可能で、厳しいSLA(Service Level Agreement)にも対応できます。さらに、「Symmetrix DMX-3 950」のハードウェアは、コンポーネント・レベルの冗長性を備え、情報の可用性やパフォーマンスに影響を及ぼすことなく、すべての重要なシステム・コンポーネントを交換可能な、完全なフォルト・トレラント設計となっています。すべての「Symmetrix DMX-3」は、故障/修理、コードのパッチ適用、ソフトウェアのアップグレード、構成の変更、データ移行、システム拡張など、広範囲にわたる無停止でのオペレーションをサポートしており、高いレベルでの情報可用性を確保します。
■価格と提供について
「Symmetrix DMX-3 950」の価格は、4,558万円(税込)~で、本日より、EMCジャパンおよびEMC Velocityパートナーを通じて提供開始します。
EMCジャパン株式会社について
EMCジャパン株式会社は、顧客の情報価値を最小のコストで最大に引き出す「情報ライフサイクル管理(ILM)」を実現するための情報マネジメント&ストレージにおける世界のリーディング・カンパニー、EMCコーポレーションの日本法人です。EMCジャパンの概要や製品、サービス、ソリューションに関する詳細は以下のweb サイトをご参照ください。http://www.emc2.co.jp/
EMC、Symmetrix、SRDF、TimeFinderおよびDirect Matrix Architectureは、米国EMCコーポレーションの登録商標です。また、その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。