EMCジャパン、新機能を追加した「EMC CLARiX CX3ファイバ・チャネル/iSCSI」を発表
EMCジャパン、「EMC CLARiX CX3ファイバ・チャネル/iSCSI」を発表
標準的なNAS製品に比べiSCSIのパフォーマンスを49%向上
デュアル・プロトコルのミッドティア・システムにより、ストレージ・コストと複雑性を軽減:
新ソフトウェア/機能により、動的なパフォーマンス最適化が可能となり、構成タスクを最大70%削減
2006年11月9日、東京発:
EMCジャパン株式会社(略称:EMCジャパン、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ナイハイゼル・エドワード(Edward J. Neiheisel))は、本日、新機能を追加した「EMC(R) CLARiX(R) CX3 UltraScale(TM)」を発表しました。新しい「CLARiX CX3 UltraScale」は、同一アレイ内でファイバ・チャネル接続性とiSCSI接続性を組み合わせて使用することができるのが特長で、異なるネットワークの情報をコスト・パフォーマンスの高い方法で容易に統合できる柔軟性を提供します。このEMC UltraScaleアーキテクチャをベースとした「EMC CLARiX CX3-20 FC/iSCSI」と「EMC CLARiX CX3-40 FC/iSCSI」システムを販売開始します。「CLARiX CX3 UltraScale」の投入により、EMCジャパンは、ミッドティア市場をさらに拡大していきます。
EMC UltraScaleアーキテクチャは、ストレージ業界において、エンド・ツー・エンドのフル4 Gb/秒(ギガビット/秒)ファイバ・チャネル・テクノロジーを提供する、唯一のミッドティア・プラットフォームです。EMCで実施されたiSCSIテストにおいて、新しいデュアル・プロトコルの「CLARiX CX3」は、50%の容量利用率で標準的なNAS製品を49%上回るMicrosoft Exchangeワークロードをサポートすることが実証されました。
また、EMCジャパンは、CLARiX向けソフトウェアの「Navisphere(R) Quality of Service Manager(NQM)」も本日発表しました。NQMを使用することで、サービス・レベルに基づいてさまざまなアプリケーションのパフォーマンスの目標を監視および達成することが可能になります。このほかにも、すべてのCLARiXユーザーが利用可能な新しい機能拡張により、可用性、レプリケーション機能、拡張性が向上し、操作性が大幅に改良されました。機能拡張には、ウィザード・ベースの管理ツール「EMC Navisphere TaskBar」が含まれます。「EMC Navisphere TaskBar」は、一般的な管理タスクに関連する手順の数を最大70%削減します。
■業界No1のミッドレンジ・ストレージ・プラットフォームをベースに構築された階層型ストレージ「EMC CLARiX CX3 UltraScale FC/iSCSI」:
「EMC CLARiX CX3 UltraScale FC/iSCSI」は、すでにファイバ・チャネルに投資し、IP接続サーバの統合を検討している顧客に最適です。また、iSCSI経由でのデータ統合を併せて、非常に厳しいパフォーマンス要件を持つアプリケーションのサポート用にファイバ・チャネルの導入も可能とする柔軟性も必要とする顧客にも最適です。
「CLARiX CX3-20 FC/iSCSI」と「CLARiX CX3-40 FC/iSCSI」は、同じシステム内に低コストの大容量ディスク・ドライブを搭載できるのに加え、高パフォーマンスをサポートします。また、 CLARiXアレイ・ベースのすべてのソフトウェア機能(リモート/ローカル・レプリケーションを含む)もサポートします。
「CLARiX CX3-20 FC/iSCSI」は、365 GBから59TBまで拡張でき、最大128台の高可用性ホストをサポートします。「CLARiX CX3-40 FC/iSCSI」は、最大119TBまで拡張可能で、最大128台の高可用性ホストをサポートします。
■CLARiX向けソフトウェア/機能の拡張により、統合が推進され共通の管理と機能の活用が可能に
新しいソフトウェア/機能は、以下のとおりです。
・「EMC Navisphere(R) Quality of Service Manager」:CLARiXリソースを動的に割り当てることで、アプリケーション・パフォーマンスのサービス・レベル要件を満たすことを可能にする新しい独自ソフトウェアです。「Navisphere Quality of Service Manager」により、ユーザーは、アプリケーションのパフォーマンス目標の監視/実現、サービス・レベルに応じたシステム・リソースの動的割り当てに関するユーザー定義のポリシーのスケジューリングが可能になる他、ミッション・クリティカルなアプリケーションのパフォーマンスの最適化においても、統合によるメリットを享受することが可能になります。
たとえば、マルチアプリケーション環境でMicrosoft Exchangeを実行していて、夜間バックアップを行っている場合、「Navisphere Quality of Service Manager」を使用することで、日中のExchangeの応答時間を最適化するスケジュール・ポリシーを1つ設定した後、夜間のバックアップ・プロセスの帯域幅を最適化する別のポリシーを設定することができます。
・CLARiXの機能向上:EMCジャパンは、すべての「CLARiX CX3」と「CX300/500/700」においてユーザーの可用性、セキュリティ、レプリケーション機能、拡張性を向上させる機能拡張と、操作性の大幅な向上を引き続き実現します。顧客とパートナーの両方を想定して設計された新しい「EMC Navisphere TaskBar」は、アレイ構成時の手順の数を大幅に削減する、ウィザード・ベースの管理ツールです。
EMC仮想LUNテクノロジーと「EMC SAN Copy(TM)」ソフトウェアを使用することにより、「CLARiX」は、使用しているプロトコルに関係なく、ストレージの階層内および階層間での無停止データ移動を実現する唯一のミッドティア・プラットフォームとなります。EMC仮想LUNテクノロジーにより、顧客は、アプリケーションに影響を及ぼすことなく、1台のアレイでシームレスなILM機能を使用することができます。さらにこのテクノロジーにより、組織内で、より多くの情報を効率的に共有、管理、保護できるようになります。
■価格と提供について
「CLARiX CX3-20 FC/iSCSI」の価格は、464万円(税込)~、「CLARiX CX3-40FC/iSCSI」の価格は、967万円(税込)~で、本日より、また、ソフトウェア/機能の拡張は12月よりEMCジャパンおよびEMC Velocityパートナーを通じて提供開始します。
【 EMCジャパン株式会社について 】
EMCジャパン株式会社は、顧客の情報価値を最小のコストで最大に引き出す「情報ライフサイクル管理(ILM)」を実現するための情報マネジメント&ストレージにおける世界のリーディング・カンパニー、EMCコーポレーションの日本法人です。
EMCジャパンの概要や製品、サービス、ソリューションに関する詳細は以下のwebサイトをご参照ください。http://www.emc2.co.jp/
EMC、CLARiX、Navisphere、SAN CopyおよびUltraScaleは、米国EMCコーポレーションの登録商標または商標です。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。