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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.27.Wed
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2007'04.24.Tue

アナログ・デバイセズ、EZ-KIT Lite拡張評価ボードなどをパートナー企業が年内投入

アナログ・デバイセズの日本のパートナー企業3社が、
EZ-KIT Lite(R) 拡張評価ボードと、オープンソースベース統合開発環境を投入

~ Blackfin(R)プロセッサ開発環境が拡充 ~


 アナログ・デバイセズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:馬渡 修)は、本日、パートナー会社の株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:神山 治貴、以下 マクニカ)、富士ソフト株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役会長兼社長:野澤 宏、以下 富士ソフト)、合資会社もなみソフトウェア(本社:東京都墨田区、代表社員:邑中 雅樹、以下 もなみソフトウェア)が、それぞれアナログ・デバイセズ社製Blackfin(R)プロセッサに対応した2種類のEZ-KIT Lite(R)拡張評価ボード「MARBO-3EX」、「FSMPB (マルチペリフェラル評価ボード)」、およびオープンソースベース統合開発環境ツール「PizzaFactory3 for Blackfin」を年内に投入することを発表します。

 マクニカ製のEZ-KIT Lite拡張評価ボード「MARBO-3EX」と富士ソフト製のマルチペリフェラル評価ボード「FSMPB」は、EZ-KIT Liteに接続することにより豊富なペリフェラル拡張を実現し、付属の基本ソフトウェア群とあわせて多様なシステム開発を支援します。

 合資会社もなみソフトウェア社製のオープンソースベース統合開発環境「PizzaFactory3 for Blackfin」は、uITRON4.0仕様準拠のリアルタイムオーペレーティング・システム(RTOS)の代表的な実装の一つであるTOPPERS/JSPに基づくBlackfinプロセッサのソフトウェア開発を可能とし、DSPながらRTOS を利用した高効率のソフトウェア開発を支援します。また、入手しやすいように低価格の製品となっています。

 各製品は、3社の独自の販売チャネル、またはアナログ・デバイセズ株式会社の正規代理店を通じて順次販売開始される予定です。

 このたび、日本のパートナー企業が、相次ぎEZ-KIT Lite 拡張評価ボードとオープンソースベース統合開発環境を投入したことにより、日本の設計者はBlackfin プロセッサを用いた開発環境にアクセスしやすくなり、製品の開発サイクルの短縮と、製品の迅速な市場投入が可能になります。ADIは今後も戦略の一環としてパートナー会社との連携を強化し、サード・パーティー・プログラムの提供により、システム・インテグレータやミドルウェアベンダーの市場参入を支援していきます。

 3社の製品は、11月15日~17日に開催される「Embedded Technology 2006」(於:パシフィコ横浜)で、発表される予定です。

<株式会社マクニカの「MARBO-3EX」について>
 11月9日にマクニカが発表したMARBO-3EXは、アナログ・デバイセズ社のBlackfinプロセッサの周辺装置として使用される可能性のあるストレージや、外部インターフェースを1枚のボードに集積しています。Blackfinシリーズ用評価キット「EZ-KIT Lite」と組み合わせて使用することにより、プロトタイプを待たずにソフトウェアを開発することができる拡張ボードです。「MARBO-3EX」は、大規模FPGAも搭載しているため、ユーザのカスタムロジックを任意に追加することも可能です。また、このキットには、マクニカが開発した、周辺インターフェース用ソフトウェアがソースコードで提供されており、その再利用に特別なライセンス費用が発生しないのも大きな特徴です。また、今後の拡張機能の一つとして小型組み込み機器向けOSのuClinuxのサポートも行う予定です。
 「MARBO-3EX」は、高い処理性能を求めるユーザから、消費電力重視のユーザまで広範な要求に対応できるように、3種類のアナログ・デバイセズ社製EZ-KIT Liteと組合せができるようになっています。1つはデュアルコア「ADSP-BF561」を搭載したもの、そして、シングルコア「ADSP-BF533」搭載品および「ADSP-BF537」搭載の各EZ-KIT Liteです。
 販売はチップワンストップ社をパートナーとし、そのインターネットとITを駆使した流通網を活用していきます。詳細は、
 http://mssp.macnica.co.jp/products/mb3ex/

<富士ソフト株式会社の「MPB(Multi Peripheral Board)ついて>
 11月15日から開催される「Embedded Technology 2006」のエンベデッド・テクノロジー展にあわせて発表される富士ソフトのFSMPBは、アナログ・デバイセズ社製の「ADSP-BF533 EZ-KIT Lite」にさまざまなペリフェラルを搭載した評価ボードです。ペリフェラルとしてUSB、Ethernet、CAN、Serial、SD-Card、GPIOを用意しており、別途、組み込み機器に適した無線通信やWirelessLANにも対応可能です。特徴としてμiTRONベースのRTOSならびに前述の全てのペリフェラルにデバイスドライバ、プロトコルスタック等対応ソフトウェアが標準搭載されているため、他社CPUからの乗り換えに際し、評価及び開発時の大幅な時間短縮が低コストで可能となります。

 その他の特徴は、以下の通りです。

1.FPGAの搭載により、多様なターゲットへの対応やBlackfinの負担低減も可能。
2.開発ターゲットに合わせた様々なカスタマイズサポートを提案。
3.基本パッケージにサンプルアプリケーションを用意。
4.「Blackfin」シリーズのロードマップに準拠し、順次リリース予定。

 発売は2007年1月を予定しており、富士ソフトならびにアナログ・デバイセズ株式会社の正規代理店各社を経由して販売される予定です。


<合資会社 もなみソフトウェアの「PizzaFactory3 for Blackfin」について>
 「Embedded Technology 2006」に合わせて発表される合資会社もなみソフトウェアの「PizzaFactory3 for Blackfin」は,Blackfin対応のGNUコンパイラ,デバッガインタフェース,TOPPERS/JSPカーネルの構築環境を含む開発環境ディストリビューションパッケージです。

 「PizzaFactory3」と「TOPPERS/JSP」の組み合わせにより、開発者は従来の汎用RISCマイコンと同じレベルの高い生産性を維持しつつ、より高い性能の製品開発が行えるようになります。また、DMAを駆使する高速メディア信号処理においても、PizzaFactory3の導入により飛躍的に生産性を向上させることができます。
 発売は本年12月中旬で、直販および代理店各社を経由して販売される予定です。詳細は、 http://www.pizzafactory.jp/

<Blackfin(R)プロセッサについて>
 ADI社のBlackfinプロセッサは、DSPの演算性能とRISCの使い勝手の良さを兼ね備えた400MHz~600MHzの32bitプロセッサです。同社のDSP設計ノウハウをもとに開発された内蔵バス、メモリ、及び高速なパイプラインは、汎用プロセッサ用に書かれた既存のアプリケーションを、より高いコストパフォーマンスの下に実行することができます。

<Blackfinプロセッサ用サポート・ツールについて>
 Blackfinプロセッサは、VisualDSP++(R)開発およびデバッグ環境、EZ-KIT Lite(R)評価キット、EZ-Extender(TM)ドータボードとエミュレータで構成される、アナログ・デバイセズ社の「CROSSCORE(R)ツール」製品群によって全面的にサポートされています。利用し易い「VisualDSP++統合開発環境」は、開発、デバッグ、および実装工程をスピードアップし、同時に製品の開発サイクルを短縮し、TTMを改善します。「VisualDSP++リリース4.0」は、TCP/IPとUSBサポート、プロセッサ・コンフィギュレーション/スタートアップ・コード・ウィザード(操作ガイド機能)、およびマルチプロジェクト管理機能を搭載しています。

 また、「Blackfin EZ-Extender」ドーター・ボードにより、開発者にアナログ・デバイセズ社およびサード・パーティが供給するさまざまな周辺機能をEZ-KIT Lite評価キットの拡張インターフェースに接続する機能が提供されます。迅速なオンチップ・デバッグのため、PCIおよびUSBの両ホスト・プラットフォームに対応するエミュレータを提供しています。


アナログ・デバイセズについて
 アナログ・デバイセズ(ADI)は、半導体市場において40年という長い間成長を続けてきましたが、その成長を支えてきたのが技術革新、高性能、および卓越した技術力を受け継いできた企業文化です。
 ADIは、データ・コンバージョンおよびシグナル・コンディショニング技術の世界的リーディング企業として、業界で高い評価を得ており、実質的にあらゆる種類の電子機器分野を網羅する世界各国の60,000社以上の顧客にサービスを提供しています。アナログおよびデジタル信号処理アプリケーションに用いられる高性能集積回路の世界的なリーディング・メーカーとして、40年以上の歴史を誇るADIは、本社をマサチューセッツ州ノーウッドに構え、従業員数は8,900名です。マサチューセッツ州、カリフォルニア州、ノース・キャロライナ州やアイルランド、フィリピンに製造拠点があります。
 アナログ・デバイセズの普通株はニューヨーク証券取引所に上場しており、ADIはS&P 500インデックスに挙げられています。
 www.analog.com

※Blackfin, EZ-Kit Liteはアナログ・デバイセズ社の登録商標です。


--- 製品に関する読者からのお問い合わせ先 ---
アナログ・デバイセズ株式会社
techsupport.japan@analog.com

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