サカタのタネ、歯切れのよい食感が楽しめる四葉タイプF1新品種きゅうりの種子と苗を発売
新品種
パリッとした歯切れのよい食感が楽しめる四葉(スーヨー)タイプ
キュウリのF1新品種『味さんご』の種子と苗を発売
うどんこ病とべと病の耐病性を持ち、曲がりが少なく多収性 露地の家庭菜園に好適
サカタのタネでは、パリッとした歯切れのよい食感が楽しめる四葉タイプのF1新品種『味さんご』の種子と苗を発売することになりました。
四葉タイプのキュウリは、中国で広く作られていて、日本でも本漬け※1用としては古くから栽培されています。果実表面にイボが多く、ちりめん状の縦じわが深く寄り、パリっとした独特の歯ごたえと香りのよさで人気があります。『味さんご』は、果実の長さは一般的な四葉タイプの約28cmに対し、『味さんご』は約26cmと短めです。また、果実の色は濃緑で、曲がりが少なく、収量も多く、キュウリの代表的な病害であるうどんこ病※2と露地栽培で問題になるべと病※3に対する耐病性※4を持ち、草勢の強い品種です。食味は歯切れがよく甘みがあり、果肉が緻密(ちみつ)なためサラダから漬物、モロキュウ、また中華のいため物などの加熱調理にも好適です。四葉タイプのキュウリは生産量が少ないこともあり、一部地域を除きスーパーや青果店ではあまり見かけませんが、今回発売する『味さんご』は、病気に強く露地の家庭菜園などでもたいへん作りやすいので、とれたての四葉タイプのキュウリの味を気軽に楽しんでいただける品種です。
『味さんご』の税込小売価格は、種子は1袋(約18粒入)525円、同(約350粒入)6,720円、苗は6鉢セット2,800円、12鉢4,800円で、当社通信販売部では2006年11月21日から、通信販売部オンラインショップでは12月上旬から注文受付を開始し、種子は2006年12月下旬から、苗は2007年4月下旬からの発送を予定しています。
※1 本漬け:漬物は、長期保存できる「本漬け」と、すぐに食べられる「浅漬け」に大きく分けることができる。
※2 うどんこ病:糸状菌、子のう菌類の一種の病原菌(Sphaerotheca fuliginea)により主に葉に発病する。ふつう下葉から発生し、葉の表面に小麦粉をふりかけたような白いカビを生じる。これは後に灰白色となり、その中に黒色の小粒(子のう殻)が形成される。発病のひどいときは葉が枯れあがり、減収する。
※3 べと病:糸状菌(カビ)の一種のべと病菌(Peronospora farinose)により葉に灰緑色~黄色の境界不明瞭な病斑ができ、これが葉全体に広がり淡黄色となり葉裏面に灰紫色のカビが生える植物病害。罹病株は、多湿時期にべとついた感じになることから「べと」の呼ばれるようになった。
※4 耐病性:耐病性は圃場抵抗性ともいい病害などにおかされはするがその程度が軽く、収穫する上ではほとんど問題にならない性質をいう。
□キュウリのF1新品種『味さんご』の概要
添付資料をご参照ください。
■読者の方からのキュウリ『味さんご』の通信販売に関するお問い合わせ先
株式会社サカタのタネ 通信販売部 電話045-945-8824