メディネット、OTS社とがん特異的免疫療法医薬品開発で共同研究を開始
メディネット、オンコセラピー・サイエンスとがん特異的免疫療法医薬品の開発を目的とした共同研究を開始
株式会社メディネット(神奈川県横浜市、代表取締役:木村 佳司)と、オンコセラピー・サイエンス株式会社(神奈川県川崎市、代表取締役:冨田 憲介、以下「OTS社」)とは、両社の技術を用いた共同研究開発を開始することで合意し、平成18年11月20日、覚書を締結しましたのでお知らせします。
OTS社は、がんを対象とした網羅的な遺伝子発現解析等に基づき、がん治療・診断に応用可能な数多くのがん抗原蛋白質に関する情報を蓄積し、それらの基礎研究成果を基に創薬研究を積極的に展開しております。
メディネット社は、免疫細胞療法総合支援サービスの提供と、がん免疫療法に特化した研究開発を行なっておりますが、このたび抗原蛋白質の樹状細胞によるT細胞への抗原提示の効率を大幅に上昇させ、免疫効果を飛躍的に高める融合蛋白質技術を開発しました。
この共同研究は、両社のこれらの情報・技術を融合させて、新たながん特異的免疫療法医薬品の開発を目指したものです。
メディネット社は、これによって免疫細胞療法総合支援サービスに加え、新たに免疫療法医薬品分野にも進出することになります。
現在、がん抗原ペプチドを用いた樹状細胞ワクチンやペプチドワクチンの開発が活発に行なわれ期待を集めていますが、メディネット社の新規技術は、新しい発想によるがん免疫療法医薬品分野にブレークスルーを与える基盤的技術であり、広い応用範囲を持つものです。
以上