日本TI、高精度な温度測定アプリケーション向けに精度±0.5℃の温度センサーを発表
日本TI、高精度な温度測定アプリケーション向けに精度±0.5℃の温度センサを発表
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は本日、低消費電力で精度が±0.5℃のデジタル出力温度センサ、『TMP275』を発表しました。この製品は通信、コンピュータ、コンシューマ機器、環境計測、工業用および計装など、幅広い高精度温度測定アプリケーションに最適です。本件に関する詳細はhttp://www.ti.com/sc06140(英文)から参照できます。
高い精度を提供する『TMP275』は、より効率的な放熱および電力の管理を実現します。また『TMP275』の低消費電力特性は、ポータブル機器の動作時間を延長するとともに、自己発熱の抑制に役立ちます。『TMP275』はポータブル機器、HVAC(冷暖房空調)機器、ノートブック・コンピュータ、携帯電話、基地局をはじめとする幅広いシステム内に使用できます。
『TMP275』は+10℃~+85℃の温度範囲で±0.5℃(最大値)の高精度を、また0℃~+100℃の温度範囲でも±0.75℃(最大値)の精度を提供します。『TMP275』の2線式シリアル・インターフェイスは、I2C/SMBusとの間で互換性を提供します。さらに、50μA(マイクロアンペア)の消費電流、分解能は9~12ビットの範囲でユーザが選択可能、消費電流0.1μAのシャットダウン・モード、優れた温度安定度、-40℃~+125℃の温度範囲で動作を規定など、数々の特長を提供します。また最高8個の異なるアドレスを使用でき、インターフェイス・バスの設計に柔軟性を提供します。
【 『TMP275』の特性表 】
項 目:TMP275
通信インターフェイス:SMBus(2線式)
精度(最大値):±0.5 ℃(+10 ℃~+85 ℃)
精度(最大値):±0.75 ℃(0 ℃~+100 ℃)
精度(最大値):±1 ℃(-40 ℃~+125 ℃)
温度分解能:9 ビット~12 ビット
測定温度範囲:-40 ℃~+125 ℃
電源電圧範囲:+2.7 V~+5.5 V
静止電流(代表値):50 μA
動作温度範囲:-40 ℃~+125 ℃
ピン/パッケージ:8MSOP
◆価格と供給について
『TMP275』は現在、量産出荷中でTIおよび販売特約店から供給されます。パッケージは小型の8ピンMSOPです。1,000個受注時の単価の参考価格は1.25ドルです。
TIではアナログ技術者向けにセミナ、デザイン・ツール、技術資料、評価モジュール、サンプル提供などの幅広いサポートを提供しています。TIの包括的なアナログ・デザイン・サポートの詳細ならびに最新の『Amplifier Selection Guide』のダウンロードに関しては、http://www.ti.com/analog(英文)から参照できます。
ハイパフォーマンス・アナログ製品に関する情報は、インターネットでも発信しています。(http://www.tij.co.jp/analog)
※すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。
◆テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて
テキサス・インスツルメンツ(本社:米国テキサス州ダラス、社長兼CEO:リッチ・テンプルトン、略称: TI)は、グローバルな半導体企業であり、デジタル家電、ワイヤレス市場などに向けたDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)とアナログICを中核とするトータル・ソリューションを提供しています。そのほか、E&PS(教育関連)事業を展開、世界25ヶ国以上に製造・販売拠点を持っています。
日本テキサス・インスツルメンツ(本社:東京都新宿区、社長:山崎俊行、略称:日本TI)は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における大手の外資系半導体サプライヤです。資本金は362億5,000万円です。大分県日出、茨城県美浦に生産工場があり、茨城県つくばと神奈川県厚木にテクノロジー・センターがあります。
TIに関する情報はインターネットでも発信しています。(http://www.tij.co.jp)
【 読者向けお問い合わせ先 】
日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
プロダクト・インフォメーション・センター(PIC)
URL:http://www.tij.co.jp/pic/
以 上