RSAセキュリティ、「PS3」にRSAルート証明書をライセンス供与
PLAYSTATION(R) 3にRSA(R) BSAFE(TM) SSL-CとRSAルート証明書をライセンス
~ 安全なネットワーク利用を実現 ~
RSAセキュリティ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 山野 修)は、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(本社:東京都港区、代表取締役社長兼グループCEO 久夛良木 健)が11日に発売したコンピュータエンタテインメントシステム「プレイステーション3」(PS3(TM))で稼動するソフトウェアの開発者向けライブラリとして、SSLを組み込むための暗号化ツールキット「RSA(R) BSAFE(TM) SSL-C」とSSLのサーバー認証機能を有効に機能させるRSAルート証明書をライセンスしたことを発表しました。
RSA BSAFE SSL-Cおよびルート証明書は、「プレイステーション 2」およびPSP(R)「プレイステーション・ポータブル」においても採用されています。
PS3はギガビットイーサネットを標準搭載しており、ユーザーはネットワークを介して、様々なコンテンツのダウンロードやオンラインゲームなどに対応しているオンラインサービス「PLAYSTATION(R) Network」を利用できます。このインターネット接続をSSLで保護することにより、接続先であるゲームサイトなどのサーバーまでの通信路を暗号化し、個人情報の不正入手や改ざんなどの行為を防ぎます。
これによりユーザーは、安全なネットワーク環境でソフトウェアのダウンロードやユーザー登録などを行うことができます。 ゲームなどのソフトウェア開発者は、SSLの暗号通信機能を利用して、ネットワークゲームやオンライン登録などネットワークを利用した機能に対するセキュリティを確保することができます。また、SSLのクライアント認証機能を利用することにより、安全で確実なユーザー認証を行なうこともできるため、ネットワークゲーム、ソフトウェアやコンテンツのオンライン販売などにおけるなりすましや不正アクセスを防止できます。
RSAルート証明書は、信頼された認証局の証明書として組み込まれており、SSLのサーバー認証機能を利用して第三者によるサイトのなりすましなどの不正行為を防ぐことができます。
以上
【RSA BSAFE SSL-C】
RSA BSAFEは、多数の暗号および認証アルゴリズム、組込み向けプラットフォームをサポートし、各種セキュリティ標準に準拠している暗号化ツールキットのデファクト・スタンダードです。SSL-Cは、インターネットのセキュリティ・プロトコルを組み込むための代表的なツールキットです。
【RSAルート証明書】
米RSAが運営するルート認証局の証明書。認証局階層の最上位に位置し、パートナーの認証局はその階層下の中間認証局として位置づけられます。RSAルート証明書を使うことにより、パートナーの認証局から発行されたサーバー証明書の信頼性を検証することができます。RSAルート証明書は、マイクロソフト社のInternet Explorerなど代表的なブラウザに、「信頼されたルート認証機関」の証明書として登録されています。
ゲームサイトなどの運営会社は、株式会社インテック コミュニケーションズの電子証明書発行サービス「EINS/PKI+ 」や、ファーストサーバの「BIZCERT」など、RSAセキュリティのパートナー認証局から発行されるサーバー証明書を使用して、SSLによる暗号通信とサイト証明を行えます。デジタル証明書の活用により、ユーザーに対して安全なネットワークサービスを提供できます。
■RSA BSAFEに関する読者からのお問い合せ先
RSAセキュリティ株式会社 ソリューション営業本部
Tel (03):5222-5210
eMail:info-j@rsas.com
http://www.rsasecurity.co.jp
RSAは、RSA Security Inc.の登録商標です。 BSAFEはRSA Security Inc.の米国およびその他の国における登録商標です。"PLAYSTATION"、"プレイステーション"、"PSP"は株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの登録商標です。また"PS3"は同社の商標です。