鹿島道路など3社、環境負荷低減へアスファルトプラント「川崎アスコン」を完成
循環型社会の構築と環境負荷の低減を目指して「川崎アスコン」完成
- 鹿島道路・日本道路・世紀東急工業 -
鹿島道路・日本道路・世紀東急工業の3社が、共同して循環型社会の構築に貢献していくことを目的に、川崎市川崎区水江町に建設を進めていた「川崎アスコン」が完成しました。11月22日に関係者による火入れ式・起動式を行い、平成19年1月には全面操業する予定です。
同工場は、塩浜・京浜運河に面し、アスファルトプラントに関しては、アスファルト合材を1時間当たり220トン製造することが可能で、合材サイロにおいては480トンのストック量を有しています。また廃材の処理能力は1時間当たり330トン、加えて廃材ヤードと製品ヤードで35,000トンのストック量を誇る全国でも最大級の工場となります。
中間処理施設では、造船所の旧ドック跡地に破砕設備を収容するなどユニークな発想で、環境保全面や施設の効率化において優れた技術を採用しています。
さらに、プライベートバースを有することで、各種リサイクル材の出荷や原材料の入荷を、主に船舶を用いた海上輸送によって、陸上輸送におけるトラックの台数を減少させ「排ガス」「騒音」「交通渋滞」などの環境負荷の低減を目指します。
鹿島道路が、アスファルトコンクリート廃材・セメントコンクリート廃材等、建設廃棄物の破砕処理を行い、有価物として再生骨材や再生路盤材、再生砂といった建設資材へと再生します。そして、日本道路・世紀東急工業が、再生骨材等を再生アスファルト合材の原材料として再利用して、道路用舗材へと再生します。
鹿島道路・日本道路・世紀東急工業の3社では、川崎・横浜地区はもとより、都内の臨海地区等への需要にも対応した工場として、積極的な営業展開を図っていく予定です。