京セラ丸善、携帯電話を用いた参加型授業支援システム「アカデミアＣＲＶ」を販売開始
独占販売！杏林大学とＫＭＳＩが協業
携帯電話を用いた参加型授業支援システム「アカデミアＣＲＶ」を販売開始
京セラ丸善システムインテグレーション株式会社（代表取締役社長：北村 寛（きたむら ひろし）、本社：東京都港区、以下ＫＭＳＩ）は、杏林大学の大河戸 光章（おおこうど みつあき）助手が考案・実用化し、実際の授業で効果を上げている、携帯電話を用いた参加型授業支援システム「アカデミアＣＲＶ（Ｃａｔｃｈ ｔｈｅ Ｒｅａｌ Ｖｏｉｃｅ ｏｆ ｓｔｕｄｅｎｔｓ ｓｙｓｔｅｍ）」の販売を開始いたします。
「アカデミアＣＲＶ」は、携帯電話を用いて授業に対する学生の生きた声を捉えることを目的とした授業支援システムです。主な機能として、（１）アンケート（２）小テスト（３）出席確認（４）学生からの質問・意見の受付（５）学生への連絡等があり、「講師から学生への一方的な知識の伝達」という従来の授業スタイル改善に効果を発揮するシステムです。
教室内に設置されたプロジェクター等のディスプレイに講師からの問題・アンケートや学生の携帯電話による回答結果をリアルタイムに表示・データ集計を行います。学生の理解度や意見の確認、授業への関心度アップを促すことにより、講師と学生の双方向型授業作りが期待できます。
「アカデミアＣＲＶ」の運用に際して、講師にはデータベースやプログラムなどの専門的知識は一切必要なく、また授業後には、携帯電話を入力端末として利用することによって、専門の機器を用いることなくデータ集計や学生とのコミュニケーションを図ることが出来ます。
学生にとって身近な携帯電話を端末機器として使用することから、実際の授業進行においてもスムーズな導入・運用が見込めます。テストやアンケートの作成準備も講師自身が授業内容に合わせて簡単に作成することが出来ます。また、全学的な効果として、出席確認・履修登録等の機能は、各校が導入している教務システムと連携できることも大きな特長です。
「アカデミアＣＲＶ」は、これら直接的な授業支援効果に留まらず、近年、各大学で活発になってきた教職員の能力開発・改善・向上を目的としたＦＤ（Ｆａｃｕｌｔｙ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ）においても『教育指導能力の開発』や『教育方法の改善・向上』に大いに活用できるシステムです。
ＫＭＳＩでは、「アカデミアＣＲＶ」のカスタマイズから導入支援、メンテナンスまでを一貫サポートし、全国の大学・短大・専門学校向けに販売を開始いたします。
ソフトウェア価格２，１００，０００円（税込）〔学生数５００名〕からを想定し、初年度売上として２０大学、１億円を目指します。
―杏林大学総合情報センター長の笈川博一教授：エンドースメント―
当校にて開発した“ＣＲＶ”は、教員が学生にとってより魅力ある授業を行うためのシステムです。
学生に興味を持って授業に参加してもらいたい、また、より沢山の学生の生の声を聞きたい、との思いから開発しました。
日々学生と接している教員の教育に対する熱意から生まれたシステムです。
我々の大学では既に実際の講義で使用しており、参加型、双方向型の授業の実現に大きな成果を上げています。紙ベースの出席管理、アンケート、小テスト等に必然的に付随する事務作業の軽減は魅力です。また、リアルタイムでのフィードバックが学生の興味を駆り立てる効果は予想以上でした。
これらの成果を踏まえ、今回学習・教育分野でのＩＣＴ活用に積極的に取組み、また技術力も優れた京セラ丸善システムインテグレーション社とのパートナーシップにより、産学連携による普及活動に期待しています。
杏林大学教授 笈川 博一（おいかわ ひろかず）
平成１８年１１月吉日
京セラ丸善システムインテグレーション株式会社
本件に関するお問い合わせ先
■『アカデミアＣＲＶ』に関するお問い合わせ先
京セラ丸善システムインテグレーション株式会社
文教ソリューション開発部 教育学習システム開発グループ
電話：（０３）６４１４－２８９９／ＦＡＸ（０３）６４１４－２８９１