日本ショッピングセンター協会、10月のSC販売統計調査報告を発表
SC販売統計調査報告 2006年10月
10月既存SC前年比:-0.7%
SC総売上高(推計)2兆2,270億円(前年比 4.2% 全SCベース)
■売上高の概況
既存SCの前年同月比売上高は-0.7%と9ヶ月振りにマイナスとなった。イベント効果やリニューアル効果と好調要因はあったものの、例年に比べ気温が高く、秋冬物衣料の動き出しが鈍かったことから、天候不順を不振要因と指摘するSCが多かった。
SC構成別では、テナントの売上が-0.7%と19ヶ月振りに前年を下回り、キーテナントの売上は-0.6%であった。業種別では、前月とは対照的に飲食が好調であったとするSCが多かった。一方、不振業種は、やはり季節商品の動きの鈍化が影響し、婦人衣料、靴が不調であったとするSCが多かった。
キーテナントを業種別で見ると生鮮食品、家庭用品、雑貨の順で好調であった。
立地別では、大都市の中心地域が+0.1%であった以外は、中心地域、周辺地域、郊外地域ともにマイナスであった。地域別では、北海道が+0.6%とプラスに好転したのに対し、近畿、中国、四国、九州・沖縄がマイナスに転じた。都市規模別・地域別では名古屋市、京都市、東京区部では比較的高い売上伸長率を示したが、その他の都市及び地域は奮わなかった。売上効率では、関東地方が坪当たり260千円、北海道が坪当たり196千円の順で高い効率を示した。
*SC=ショッピングセンター
※本調査は、2005年12月末現在の全SC2,704SCの中から立地別・SC規模別に1,000SCをサンプル抽出し調査したものをまとめた。
※集計SC 600SC 回収率 60.0%
※10月のSC総売上高(推計)は、2006年9月末現在の全SC2,747SC(前年比+52SC)をベースに算出した。
※データに関しましては、以下からお取り込み下さい。
http://www.jcsc.or.jp/seminar/data/report_selling2006_10.htm