NECインフロンティア、ペンタッチの飲食店向けPDAセルフオーダーシステムを発売
ペンタッチで簡単メニュー注文!飲食店の繁忙時にも素早いオーダーテイクを実現
PDAセルフオーダーシステム「OrderFinder Mini」を販売開始
NECインフロンティア株式会社(社長:木内和宣)はこのたび、新開発のペンスキャナ付PDA型専用端末を利用し、メニューブック上に印刷された目に見えない特殊コードをスキャナでタッチして読み取るだけでメニュー注文が可能な、飲食店向けPDAセルフオーダーシステム「OrderFinder Mini(オーダーファインダー・ミニ)」を商品化しました。
新商品は、株式会社ニユートーキヨー(代表取締役社長:前田太郎氏)と共同で、同社の一部店舗にて実証実験を行ってまいりましたが、その実績を踏まえ、正式な商品ラインナップとして、2007年1月15日より販売活動を開始します。
「OrderFinder Mini」は、本年3月に発売したPDAセルフオーダーターミナルをベースに、新たにペンスキャナを接続し、より使いやすく、直感的な操作で手軽に利用できるセルフオーダーシステムとして開発を進めてきたものです。
新システムでは、端末に接続されたペンスキャナで、紙メニューに印刷されている目に見えない特殊コードを読み取ることで、メニュー情報を端末に取り込み、画面で確認後そのまま注文ができる仕組みとなっています。特殊コードは目に見えない特性を生かし、写真等の上に印刷することもでき、紙メニューのイメージを損なうことなく、自然にデザインすることが可能です。
セルフオーダーシステムでありながら、一覧性が高く見やすい紙メニューを併用しているため、お客様に違和感なく受け入れられることに加え、操作もペンスキャナでメニューを"タッチ"するだけで、選択からオーダーまで完了できるという手軽さのため、直感的に利用していただくことが可能であり、いままでにない注文スタイルをご提供します。
ペンスキャナは、先端に内蔵されたカメラにて特殊コードを読み取る方式のため、誤って覗き込んでしまっても、レーザースキャナのように怪我をする危険性がなく、さまざまな利用シーンでも安心してご利用いただけます。
また、新商品は、飲食店舗で普及が進んでいるオーダーエントリーシステムに組み込めるよう設計されており、店員の持つハンディターミナルを追加する要領で手軽にシステムアップすることが可能です。セルフオーダー端末専用のシステムやネットワークを新たに構築する必要がなく、初期投資を抑えることが可能なことに加え、PDA端末のため設置工事も不要で、コスト面のみならず、端末の追加など柔軟なシステム構築が可能です。
セルフオーダーシステムは、レストラン等でオーダーを注文する際、店員を呼ばなくても、お客様自身が端末からオーダーを入力することで、いつでも手軽に注文ができるシステムであり、特に繁忙時のオペレーションや、追加注文の多い業態など、オーダーテイクの負担が多い状況下でも、お客様の好きなときにオーダーができるため、お客様の利便性を向上させ、顧客満足度を高めることができます。
さらに、オーダーテイクの手間を減らすことによるフロア人員の効率化などのコスト削減や、オーダー機会損失を減らすことによる客単価向上等が見込まれ、店舗運営に大きく貢献するものとしてここ数年普及しつつあります。
新商品は、そのような市場環境の中、店舗側の持つニーズと、実際にシステムを利用するお客様側の利便性を踏まえて開発したものであり、開発にあたり、ニユートーキヨーと共同で都内2店舗にて実証実験を進めてきました。
実証実験中には多くのお客様に実際にご利用いただき、アンケート等を実施しましたが、注文しやすい、注文で待たされないなど、概ね好意的な反応をいただいており、お客様満足度の向上に一定の効果があるものと考えています。一方、同アンケートで得られたさまざまなご意見をとりまとめ、このたびの商品化に反映させています。
なお、新商品の導入費用は、専用端末を25台導入した場合で約400万円(工事費別)であり、3年間で約30,000台の販売を目標にしています。
NECインフロンティアでは、長年培った外食産業向け店舗トータルシステム構築の経験とノウハウを生かし、セルフオーダーシステム等の拡販を進めることで、今後もお客様のさまざまなニーズを満たすシステムソリューションをご提案してまいります。
*「Order Finder/オーダーファインダー」は商標登録出願中です。
●OrderFinder MiniのPDA型専用端末およびペンスキャナ、利用シーン
(※ 関連資料を参照してください。)
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