テルモ、脳動脈瘤の治療用コイルを発売
テルモ、脳動脈瘤の治療用コイルを国内で販売開始
テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:高橋 晃)は、脳動脈瘤の治療用コイルを日本国内で販売いたします。
このコイルは、テルモの100%出資子会社である米国マイクロベンション社の製品で、これまで、日本では株式会社カテックスを通じて販売しておりましたが、12月1日付でテルモが日本における製造販売承認を承継いたしました。
脳動脈瘤の治療には、外科的治療(開頭手術)とカテーテルを使って血管の中から治療する方法(血管内手術)の2種類がありますが、コイルは血管内手術に使用されるもので、瘤の中にコイルを詰めて瘤が破裂するのを防ぎます。
近年は、体にメスを入れないで治療できる血管内手術が世界的に年々増加しています。2006年3月にテルモが全株式を取得したマイクロベンション社は、脳動脈瘤の治療用コイルの専門メーカーで、現在世界で約15%のシェアを有しています。
【 販売する商品の概要 】
(1)脳動脈瘤塞栓用コイル
販売名:マイクロプレックスコイルシステム
医療機器承認番号:21800BZY10020000
(2)コイルデタッチメントシステム
販売名:ハイドロリンク シリンジキット
医療機器承認番号:21800BZY10068000
※ 国内販売の開始日:2006年12月1日
【 参考資料 】マイクロベンション社について
(1)会社名:マイクロベンション社
(2)代表者:R. Michael Kleine(CEO)
(3)事業所所在地:本社 米国カリフォルニア州 アリソヴィエホ
(4)設 立:1997年
(5)事業内容:脳動脈瘤治療コイルの製造・販売
(6)資本金:53.7百万米ドル(約60億円)
(7)売上高:26.8百万米ドル(約30億円)
(2005年1月~2005年12月)
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